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公開番号
2025133028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024225935
出願日
2024-12-23
発明の名称
多孔中実繊維、繊維束および浄化カラム
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
B01D
69/08 20060101AFI20250903BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】被処理液中に存在する分子量が数千~数百万程度である複数の除去対象物質を同時に、かつ高効率で吸着可能な、多孔中実繊維、繊維束、および繊維束を内蔵した浄化カラムを提供すること。
【解決手段】径方向の横断面において、平均孔径が4nm以上50nm以下である領域A1と、平均孔径が55nm以上350nm以下である領域A2と、を有し、上記領域A1の空孔率が10%以上95%以下である、多孔中実繊維。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
径方向の横断面において、
平均孔径が4nm以上50nm以下である領域A1と、
平均孔径が55nm以上350nm以下である領域A2と、を有し、
前記領域A1の空孔率が10%以上95%以下である、多孔中実繊維。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
径方向の横断面の最外周部における、前記領域A2の比率が30%以上である、請求項1記載の多孔中実繊維。
【請求項3】
径方向の横断面全体に占める、前記領域A1の比率が10%以上であり、かつ前記領域A2の比率が10%以上である、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項4】
前記領域A2の空孔率が10%以上95%以下である、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項5】
細孔体積が0.2cm
3
/g以上3.3cm
3
/g以下である、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項6】
表面開孔率が0.2%以上50.0%以下である、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項7】
表面に緻密層を有し、該緻密層の厚みが、径方向において0.005μm以上3.0μm以下である、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項8】
非晶性高分子を含む、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
【請求項9】
前記非晶性高分子がエステル基含有ポリマーである、請求項8記載の多孔中実繊維。
【請求項10】
陰性荷電を有する、請求項1または2記載の多孔中実繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多孔中実繊維、繊維束および浄化カラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
被処理液中の除去対象物質を吸着により除去せんとする、浄化カラムに内蔵する吸着体としては、吸着に寄与する表面積の増大を目的に吸着体内部を多孔質としたものが多く存在する。吸着体の形態としては、ビーズ状や繊維形状のものが一般的である。繊維形状のものとしては、中空繊維、中実繊維または中実繊維を編み地としたものがある。これらの中でも、中空繊維や中実繊維は、浄化カラムに内蔵した際に、被処理液の流路を十分に確保できる点で優れている
例えば、特許文献1には、繊維の径方向の断面形状を異形とし、繊維の体積当たりの表面積を大きくし、かつ繊維内部の細孔の比表面積を増大させた多孔繊維に関する発明が開示されている。
【0003】
特許文献2には、物質の吸着性能に寄与する多孔性を上げるために、繊維全体に亘って多孔化した繊維の製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献3には、複数の物質を同時に吸着することを目的に、多孔繊維の内部に粉粒体を有する中実形状の繊維に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/067967号
特開平7-145512号公報
国際公開第2018/186210号
【非特許文献】
【0006】
Kazuhiko Ishikiriyama et al.,「JOURNAL OF COLLOID AND INTERFACE SCIENCE」,(1995),VOL.171,103-111
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、血液浄化用途に用いられる吸着体の除去対象物質としては、タンパク質をはじめとして分子量が数千~数百万程度、分子サイズで言えば1~100nm程度まで様々な物質が存在するところ、特許文献1に記載の多孔繊維内部の多孔構造は均質であるため、サイズが異なる物質を同時に吸着除去することは困難であった。
【0008】
特許文献2には、サイズが異なる物質を同時に吸着除去する思想や記載はなかった。
【0009】
特許文献3には、多孔繊維内部の粉粒体は、分子量1000未満の低分子化合物を選択的に吸着するものであり、分子量が数千~数百万程度である複数の除去対象物質を同時に、かつ高効率に吸着除去することは困難であった。
【0010】
そこで本発明は、被処理液中に存在する分子量が数千~数百万程度である複数の除去対象物質を同時に、かつ高効率で吸着可能な、多孔中実繊維、繊維束、および繊維束を内蔵した浄化カラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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