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公開番号
2025119743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014713
出願日
2024-02-02
発明の名称
テスト支援装置、テスト支援方法、及びテスト支援システム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
G06F
11/36 20060101AFI20250807BHJP(計算;計数)
要約
【課題】マイクロサービスアーキテクチャを前提とした開発業務において、複数テスト環境の切り替えを伴うテストの実行時間短縮を可能とする。
【解決手段】テスト支援装置100において、テスト対象を構成する各コンポーネントに関し、テストケースごとの正常又は異常の状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを受け付ける受付部110、記述ファイルに基づき、複数のテスト環境の各間について、コンポーネントの共通性に基づき合併対象を特定し、テスト環境を合併する合併部111、各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する順序決定部112、各テスト環境と切り替え順序に基づき、テスト環境の切り替え及びテストケース実行を担うスクリプトを生成するスクリプト生成部113を含む構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
テスト対象のソフトウェアを構成する各コンポーネントに関して、テストケースごとの正常又は異常の各状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを端末から受け付ける受付部と、
前記記述ファイルに基づき、前記複数のテスト環境の各間について、少なくとも前記コンポーネントの共通性に基づき、互いの実施に影響を及ぼさない関係にある組み合わせを合併対象として特定し、前記合併対象のテスト環境を合併する合併部と、
前記合併を経た合併後テスト環境を含む各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する順序決定部と、
前記合併後テスト環境を含む各テスト環境と前記切り替え順序とに基づき、テスト環境の切り替え及びテスト環境に対応したテストケース実行を担うスクリプトを生成するスクリプト生成部と、
を備えたテスト支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記合併部は、
前記コンポーネントの共通性に基づく、前記合併対象の特定に際し、テストケースにおいて順次連携する一連のコンポーネント群のうち、共通する部分がない場合、または、前記一連のコンポーネント群のうち、共通する部分はあるが、当該共通部分がテスト環境の間で同じ状態の設定がなされている場合、当該テスト環境の組み合わせを合併対象として特定するものである、
ことを特徴とする請求項1に記載のテスト支援装置。
【請求項3】
情報処理装置が、
テスト対象のソフトウェアを構成する各コンポーネントに関して、テストケースごとの正常又は異常の各状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを端末から受け付ける処理と、
前記記述ファイルに基づき、前記複数のテスト環境の各間について、少なくとも前記コンポーネントの共通性に基づき、互いの実施に影響を及ぼさない関係にある組み合わせを合併対象として特定し、前記合併対象のテスト環境を合併する処理と、
前記合併を経た合併後テスト環境を含む各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する処理と、
前記合併後テスト環境を含む各テスト環境と前記切り替え順序とに基づき、テスト環境の切り替え及びテスト環境に対応したテストケース実行を担うスクリプトを生成する処理と、
を実行することを特徴とするテスト支援方法。
【請求項4】
前記情報処理装置が、
前記コンポーネントの共通性に基づく、前記合併対象の特定に際し、テストケースにおいて順次連携する一連のコンポーネント群のうち、共通する部分がない場合、または、前記一連のコンポーネント群のうち、共通する部分はあるが、当該共通部分がテスト環境の間で同じ状態の設定がなされている場合、当該テスト環境の組み合わせを合併対象として特定する、
ことを特徴とする請求項3に記載のテスト支援方法。
【請求項5】
テスト対象のソフトウェアを構成する各コンポーネントに関して、テストケースごとの正常又は異常の各状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを端末から受け付ける受付部と、
前記記述ファイルに基づき、前記複数のテスト環境の各間について、少なくとも前記コンポーネントの共通性に基づき、互いの実施に影響を及ぼさない関係にある組み合わせを合併対象として特定し、前記合併対象のテスト環境を合併する合併部と、
前記合併を経た合併後テスト環境を含む各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する順序決定部と、
前記合併後テスト環境を含む各テスト環境と前記切り替え順序とに基づき、テスト環境の切り替え及びテスト環境に対応したテストケース実行を担うスクリプトを生成するスクリプト生成部と、
を備えたテスト支援装置を含むことを特徴とするテスト支援システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テスト支援装置、テスト支援方法、及びテスト支援方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
いわゆるマイクロサービスアーキテクチャは、互いに疎結合するマイクロサービスのコレクションとしてアプリケーション開発を行うアーキテクチャである。こうしたアーキテクチャを採用してアプリケーション開発を行う場合、マイクロサービスの数やその組み合わせのパターンに応じて、複数のテスト環境の構築あるいは切り替えを行いつつ、結合テストやシステムテストを行う必要がある。
【0003】
そこで、テストの実行順序を考慮することで、テストの省略の有無に関わらずテスト実施時間の短縮を図る技術(特許文献1参照)などが提案されている。この技術は、同一のテストケースが頻繁に実施される状況のもとで、テスト期間の短縮を図るべく、取捨選択によってテスト省略を行う技術を採用すると、開発上の理由によりテストの省略が許されない場合に適用できない、といった課題に着目したものである。
【0004】
より具体的には、この技術は、計算機が実行するテストケースの順序決定方法であって、前記計算機は、所定の演算処理を実行する演算装置と、前記演算装置に接続された記憶デバイスとを有し、前記順序決定方法は、前記演算装置が、木構造で与えられたテスト対象ソースプログラムに含まれるノードの従属関係に基づいて、ソフトウェアテストのテスト実行順序を決定すること特徴とするテストケースの順序決定方法にかかるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-163410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の従来技術では、CI/CDパイプライン(CI:Contiuous Integration、CD:Contiuous Delicery)において、テスト環境を切り替えながらテスト実行する技術が開示されている。この技術からの適宜な類推を行えば、マイクロサービスアーキテクチャのアプリケーション・サービスの結合テストやシステムテストにおいて、テスト環境の切り替えを伴うテストを実行できる可能性がある。
【0007】
しかしながら、こうした従来技術の前提として、テスト対象のプログラムが木構造であることが必須条件となっている。一方で、異常系テスト環境間の切り替えは、木構造のみに対応して行うべきものではなく、より複雑な対応が必要である。よって、マイクロサービスアーキテクチャを前提としたアプリケーション開発において、従来技術を採用してテスト実行時間を短縮することは困難である。
【0008】
そこで本発明の目的は、マイクロサービスアーキテクチャを前提とした開発業務において、複数テスト環境の切り替えを伴うテストの実行時間短縮を可能とする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明のテスト支援装置は、テスト対象のソフトウェアを構成する各コンポーネントに関して、テストケースごとの正常又は異常の各状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを端末から受け付ける受付部と、前記記述ファイルに基づき、前記複数のテスト環境の各間について、少なくとも前記コンポーネントの共通性に基づき、互いの実施に影響を及ぼさない関係にある組み合わせを合併対象として特定し、前記合併対象のテスト環境を合併する合併部と、前記合併を経た合併後テスト環境を含む各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する順序決定部と、前記合併後テスト環境を含む各テスト環境と前記切り替え順序とに基づき、テスト環境の切り替え及びテスト環境に対応したテストケース実行を担うスクリプトを生成するスクリプト生成部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のテスト支援方法は、情報処理装置が、テスト対象のソフトウェアを構成する各コンポーネントに関して、テストケースごとの正常又は異常の各状態を規定した、複数のテスト環境に関する記述ファイルを端末から受け付ける処理と、前記記述ファイルに基づき、前記複数のテスト環境の各間について、少なくとも前記コンポーネントの共通性に基づき、互いの実施に影響を及ぼさない関係にある組み合わせを合併対象として特定し、前記合併対象のテスト環境を合併する処理と、前記合併を経た合併後テスト環境を含む各テスト環境間の切り替え操作量に基づき、テスト環境の切り替え順序を最適化する処理と、前記合併後テスト環境を含む各テスト環境と前記切り替え順序とに基づき、テスト環境の切り替え及びテスト環境に対応したテストケース実行を担うスクリプトを生成する処理を実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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