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公開番号
2025127249
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023869
出願日
2024-02-20
発明の名称
レール把持装置
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
B66B
7/02 20060101AFI20250825BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】
本発明の目的は、レールへの脱着が容易なレール把持装置を提供することにある。
【解決手段】
レール把持装置100は、幅方向におけるレール脚部4の一端部に接触するフック部103と、長手方向における一端部にフック部103が設けられ、前記長手方向に前進および後退可能に設けられた伸縮部102と、伸縮部102を前進および後退させて前記長手方向におけるフック部103の位置を変化させると共に、前記長手方向の周りにフック部103を回転運動させるフック駆動部104と、レール頭部2の2つの側面2a,2bのうち、レール脚部4の一端部4cの側とは反対側に位置する、レール頭部2の側面2bに対向する第1接触面107a、およびレール頭部2の頂部面2cに対向する第2接触面107bを有するレール面出し部107と、レール面出し部107を回転運動させる回転機構109と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
幅方向におけるレール脚部の一端部に接触するフック部と、
長手方向における一端部に前記フック部が設けられ、前記長手方向に前進および後退可能に設けられた伸縮部と、
前記伸縮部を前進および後退させて前記長手方向における前記フック部の位置を変化させると共に、前記長手方向の周りに前記フック部を回転運動させるフック駆動部と、
レール頭部の2つの側面のうち、前記レール脚部の前記一端部の側とは反対側に位置する、レール頭部の側面に対向する第1接触面、および前記レール頭部の頂部面に対向する第2接触面を有するレール面出し部と、
前記レール面出し部を回転運動させる回転機構と、
を備え、
前記第1接触面および前記第2接触面をそれぞれ前記レール頭部の前記側面および前記頂部面に接触させると共に、前記レール脚部の前記一端部を前記フック部で支持して、前記レール頭部および前記レール脚部を有するレールを把持するレール把持装置。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記伸縮部が取り付けられる胴体部を備え、
前記フック駆動部は、前記胴体部に対して、前記伸縮部を前進および後退させると共に、前記フック部を回転運動させ、
前記回転機構は、前記レール面出し部を回転運動させて、前記胴体部に対する前記レール面出し部の角度を変えるレール把持装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記フック部は、胴体部と、前記胴体部と一体に構成される鉤部と、を有し、
前記鉤部は、前記レール脚部の前記一端部に接触する接触面を有し、
前記鉤部の前記接触面は、前記胴体部に対して斜めに構成されているレール把持装置。
【請求項4】
請求項2において、
前記フック部は、前記伸縮部が前進および後退する際に、前記胴体部に対して回転するレール把持装置。
【請求項5】
レール把持装置を備えたレール位置決め装置であって、
前記レール把持装置として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレール把持装置を備えたレール位置決め装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記レール把持装置を両端部に備えたレールゲージを備え、
前記レールゲージは、両端部のレール把持装置でレールを把持した段階で、左右のレールの間の距離及び平行性を出すように構成されたレール位置決め装置。
【請求項7】
レール把持装置を備えたレール把持ロボットであって、
レールを視認するカメラを備え、
前記レール把持装置として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレール把持装置を多関節ロボットアームの手先に取り付け、
前記カメラを用いてレールを視認し、自動で前記レール把持装置を前記レールに位置づけするレール把持ロボット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターのレールを昇降路内に据え付ける際に、レールを自動或いは半自動で位置決めする装置に係り、特に、レールを把持するレール把持装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2021-46303号公報(特許文献1)には、レールの周囲を囲う把持部と、把持部を両端に設けた中間材と、を有し、把持部は、レール正面を把持する正面把持部と、レール背面を把持する背面把持部と、正面把持部と背面把持部の距離を可変する前後方向直動アクチュエータと、を備えたエレベーターのレール位置決め装置が記載されている(要約参照)。この把持部は、締結具を取り外して分解した後に、レールを囲うように把持部の各部を配置し、把持部を組み立てることで、レール位置決め装置の設置が完了する。把持部は、レールの位置決めが全て完了するまで、レールを囲った状態となっている(段落0020)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-46303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のレール位置決め装置は、レールに対する把持部の脱着が容易ではなく、レールの位置決めが全て完了するまで、把持部がレールを囲った状態に保持される。この場合、レールの位置決めが全て完了するまで、レール位置決め装置の設置場所がレールの位置で拘束されることになり、レール位置決め作業以外の作業時にレール位置決め装置が邪魔になってしまうことが課題となる。
【0005】
本発明の目的は、レールへの脱着が容易なレール把持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のレール把持装置は、
幅方向におけるレール脚部の一端部に接触するフック部と、
長手方向における一端部に前記フック部が設けられ、前記長手方向に前進および後退可能に設けられた伸縮部と、
前記伸縮部を前進および後退させて前記長手方向における前記フック部の位置を変化させると共に、前記長手方向の周りに前記フック部を回転運動させるフック駆動部と、
レール頭部の2つの側面のうち、前記レール脚部の前記一端部の側とは反対側に位置する、レール頭部の側面に対向する第1接触面、および前記レール頭部の頂部面に対向する第2接触面を有するレール面出し部と、
前記レール面出し部を回転運動させる回転機構と、
を備え、
前記第1接触面および前記第2接触面をそれぞれ前記レール頭部の前記側面および前記頂部面に接触させると共に、前記レール脚部の前記一端部を前記フック部で支持して、前記レール頭部および前記レール脚部を有するレールを把持する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、レールへの脱着が容易なレール把持装置を提供することができる。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明で明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
昇降路に設置されたレールを上方から見たレールの上面図である。
本発明の一実施例(実施例1)に係るレール把持装置の外観を示す斜視図である。
図2に示すレール把持装置でレールを把持した状態を示す図である。
図2に示すレール把持装置によるレール把持前後の様子を示す図である。
図2に示すレール把持装置によるレール把持動作の一連の流れを7つのStepに分割して説明する図である。
本発明の一実施例に係るレール把持装置をレール位置決め装置に取り付けた構成を示す図である。
本発明の一実施例に係るレール把持装置を多関節ロボットアームの手先に取り付けた構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
エレベーターの据付現場においては、施工作業の省力化と作業性向上が求められている。エレベーターの据付作業において、レール据付は、階床分の繰返し作業となるため、時間と労力を要する作業の一つである。エレベーターのレールは、乗りかごの両側に位置し、このレールに沿って乗りかごが昇降する。一般的に、レール単体の長さは3~5mあり、昇降路内で1本1本レールを吊り上げ、最下階から順番にレールを繋ぎ合わせて立設し、連結されたレールが鉛直となるようにブラケットで昇降路の壁や鉄骨等に固定される。レール据付作業は、昇降時の乗りかごの乗り心地を左右するため、作業者には、レールを高精度に位置決めする高い技能が求められる。このような技能を有した作業者の労力低減や作業者不足を補うため、レール位置決め作業の自動化装置或いは半自動化装置が検討されている。
【0010】
以下、レール位置決め作業の自動化装置或いは半自動化装置に用いるのに適した本発明に係るレール把持装置を、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一または同様な構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部品から成ること、複数の構成要素が一の部品から成ること、ある構成要素が別の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、等を許容する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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