TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025119835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014888
出願日2024-02-02
発明の名称帯の装着方法及び帯枕保持具
出願人個人
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類A41F 19/00 20060101AFI20250807BHJP(衣類)
要約【課題】既存の帯を用いて、着用者の背面側において太鼓結びの形状を形成し、従来よりも簡易な手順で帯の装着を可能とする方法を提供する。
【解決手段】帯の装着方法は、帯1の手先側の第2部分12を、着用者の胴部に巻いて胴巻部3とする第1の工程と、胴巻部3の外側から胴巻部3に沿って帯締め4を巻き付け、帯締め4を締めて胴巻部3を固定する第2の工程と、垂れ先側の太鼓部2となる第1部分11の内側に、帯枕5を配置して帯山21を形成する第3の工程と、胴巻部3よりも内側に帯枕保持具10の一部が支持された状態で、着用者の背面との間に帯枕5が保持されるように帯山21を位置決めする第4の工程と、胴巻部3の側縁部に沿うように第1部分11の内側に垂れ固定紐6を配置して折り上げる第5の工程と、垂れ固定紐6を結んで太鼓部2を固定する第6の工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長尺の帯(1)の帯長手方向(X)において、垂れ先側に太鼓部(2)となる第1部分(11)を残し、手先側の第2部分(12)を、着用者の胴部に巻いて胴巻部(3)とする第1の工程と、
前記胴巻部の外側から前記胴巻部に沿って帯締め(4)を巻き付け、着用者の前面側で前記帯締めを締めて、前記胴巻部を固定する第2の工程と、
前記第1部分の内側に帯枕(5)を配置して、前記太鼓部の帯山(21)を形成する第3の工程と、
着用者の背面側において、前記胴巻部よりも内側にシート状の帯枕保持具(10)の一部が支持され残部が着用者の頭部側に突出した状態で、前記帯枕保持具と着用者の背面との間に前記帯枕が保持されるように、前記帯山を位置決めする第4の工程と、
前記帯枕保持具が突出する側と反対側の前記胴巻部の側縁部に沿うように、前記第1部分の内側に垂れ固定紐(6)を配置し、前記垂れ固定紐よりも垂れ先側の一部を折り上げて、前記太鼓部の大きさを決め、前記太鼓部から露出する垂れ部(22)を形成する第5の工程と、
着用者の胴部周りに前記垂れ固定紐を結んで前記太鼓部を固定し、着用者の前面側に露出する前記垂れ固定紐を前記胴巻部の内側に収納する第6の工程と、を有する帯の装着方法。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第3の工程において、前記第1部分の内側に、帯揚げ(51)に包まれた状態で前記帯枕を配置し、
前記第4の工程において、前記帯揚げを着用者の前面側で結んで、前記帯山を位置決め固定する、請求項1に記載の帯の装着方法。
【請求項3】
前記第1の工程において、前記帯長手方向における前記第2部分の端部に、折り返し部(121)を設けて、前記折り返し部が着用者の前面側に位置するように、前記第2部分を巻き付ける、請求項2に記載の帯の装着方法。
【請求項4】
前記帯の装着に先立って、着物を着用し着用者の胴部周りに細帯状の帯下装身具(31)を巻き付ける前工程を有し、
前記第4の工程よりも前に、前記帯枕保持具を、その一部が、前記帯下装身具の内側に保持されるように配置する、請求項3に記載の帯の装着方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の帯の装着方法に用いられる帯枕保持具であって、
可撓性を有するシート材料からなる本体部(101)を有する、帯枕保持具。
【請求項6】
前記本体部の外形は、卵形、楕円形、長円形、小判形を含むオーバル形状、又は、角が丸められた多角形の細長形状、又は、これら形状の類似形状を有する、請求項5に記載の帯枕保持具。
【請求項7】
前記本体部は長手方向を有しており、長手方向と直交する方向に延びる対称軸について線対称な形状である、請求項5に記載の帯枕保持具。
【請求項8】
前記本体部は、前記胴巻部よりも内側に保持された状態で、前記本体部の長手方向が、前記胴巻部の帯幅方向となるように配置される、請求項7に記載の帯枕保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、和装における帯の装着方法とそれに用いられる帯枕保持具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
標準的な和服の装いは、長襦袢等の上に着物を着た後に、帯枕や帯揚げ等の小物を用いて帯を所定の形に結び、帯締めを締めることにより完成するもので、手順が複雑であることが、和装が敬遠される要因の一つとされている。特に、帯結びは、仮紐等を用いながら、胴部に巻いた帯の形が崩れないように、背中側に手を回して帯形状を整える必要があり、一人での着付け作業には熟練を要する。また、熟練者であっても年齢や体形等の変化によって、従来の方法による帯結びが難しくなることがあった。
【0003】
そこで、近年、帯結びを行う際に補助具等を用いたり、帯の形状や結び方を工夫したりして、和装の着付けをより簡易に、短時間で行うための方法が提案されている。例えば、特許文献1には、胴巻用の第1帯と、お太鼓形成用の第2帯とを別体として、紐で連結する方法が開示されている。具体的には、第1帯を片輪結びに結んだ後に、二つ折りにした第2帯の折った方を第1帯の下から上へ通し、連結用の紐を、第2帯の形成する輪と第1帯の結び目に通して結ぶことによって、2つの帯を緊結させてからお太鼓を形成している。
【0004】
また、特許文献2には、予め名古屋帯等の帯体を折り曲げて太鼓原形体を形成し、その内部に太鼓用枕と無端状とした背負いたすきとを収納し、背負いたすきを介して太鼓原形体を背中に背負いながら太鼓帯結束作業を行う方法が開示されている。太鼓原形体と反対側の帯体は胴部に巻かれて一旦クリップ止めされ、太鼓原形体には、仮固定用の腰紐が挿通される。太鼓帯の結束作業の際には、太鼓原形体の形成から結束完了まで帯体同士の位置を固定し、折曲位置の目印とするクリップと、太鼓帯結束の最後に着用する帯締めが、結束具として使用されている。
【0005】
あるいは、特許文献3に開示されるように、着用者の前面側において帯結びを行った後に、背面側へ移動させる方法が知られている。その際、帯と共に帯枕を前面側に装着して帯結びを行い、帯の形状を維持してスムーズに帯を回動させる必要があることから、特許文献3では、胴部に巻いた帯を挟み込むと共に帯枕保持部を備えるクリップ状の帯結び用保持具や、回動時の帯の滑りをよくするための帯結び用補助具を用いることが提案されている。帯結び用補助具は、帯の幅より大きいシート状補助具本体を、帯結び前に着物の上に装着して回動後に取り除くように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6718031号公報
特許第6398037号公報
特許第5765703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の方法は、第1帯を片輪結びにより装着するため、体格の違いによる調整の必要がなく装着が容易とされている。しかしながら、別体の第1帯と第2帯とを用意して2種類の帯結びを行う必要があるだけでなく、2種類の帯結びを途中で緊結しながら行うことになり、背中側にて一人で装着することは難しい。そのため、前面側で帯結びしてから背中側へ回した後、帯揚げの役割を果たすゴム紐をお太鼓部分に通して、前側にて咬持する方法が示されているが、帯形状を保持しつつ回動させることは必ずしも容易でない。
【0008】
一方、特許文献2の方法は、一本の帯を結ばずに太鼓原形体を形成し、予め太鼓用枕等を収納して背負いたすきを利用して背負うことにより、背中側での太鼓帯結束作業を簡易にしている。しかしながら、腰紐や枕紐等を用いて太鼓原形体を形成する工程が複雑で、手間がかかるだけでなく、太鼓原形体はクリップで仮止めされているだけで、帯枕等も収容されているため、扱いが容易でない。そのため、背負う際や背負った後に仮止めを解除する際に形が崩れるおそれがあり、初心者が簡易に帯を装着するための方法として適当とはいえない。
【0009】
また、特許文献3の方法は、着用者の前面側で太鼓形状を形成してから、背面側へ移動させるために、帯結び用保持具や帯結び用補助具を用意する必要がある。帯結び用保持具は、帯からの突出長さの異なる外側と内側の板状部材が、コイルばねとネジによって回動可能に一体化され、突出長さの短い外側板状部材の側に、所定の傾斜角度で帯枕設置部が固定された複雑な構造を有する。帯結び用補助具としては、滑りのよい織物に平板状のゴムバンドと面ファスナを設けたシート状補助具本体が用いられており、いずれも個人で用意することは難しい。また、帯を移動させた後に、幅広の帯結び用補助具を帯の下から取り除き、仮止めされた帯揚げや帯締めを結び直す必要があり、それらの過程で形が崩れる懸念がある。
【0010】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、既存の帯を用いて、着用者の背面側において太鼓結びの形状を形成し、従来よりも簡易な手順で帯の装着を可能とする方法と、帯の装着に用いる帯枕保持具とを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
和服
4か月前
個人
衿芯
1か月前
個人
二部式袍
7か月前
個人
下着
2か月前
個人
衣装
4か月前
個人
靴下
8か月前
個人
多機能装身具
2日前
個人
簡単帯
8か月前
個人
マスク装着具
9か月前
個人
ボクサーパンツ
9か月前
個人
健康靴下
9か月前
個人
:マスクカバー
18日前
個人
作業補助ミトン
6か月前
個人
手首穴付き手袋
9か月前
個人
肩章付き衣服。
2か月前
個人
ショーツ
8か月前
個人
シャツ改造方法
4か月前
個人
ソフトキャミブラ
4か月前
個人
足首用サポーター
6か月前
株式会社聖
手足保護具
7か月前
有限会社原電業
指手袋
9か月前
個人
靴下
9か月前
個人
車椅子用グローブ
24日前
個人
手袋
5か月前
個人
レインコート
3か月前
個人
被介護者用上衣
1か月前
興和株式会社
マスク
6か月前
個人
和装下着の半衿カバー
9か月前
グンゼ株式会社
衣服
4か月前
個人
防水マスク
8か月前
豊鷹株式会社
冷却装置
6か月前
個人
ヘアアクセサリー
8か月前
個人
ワイヤー付き衣類
8か月前
個人
マスク(多機能マスク)
13日前
LUDO合同会社
手袋
5か月前
株式会社カネカ
収納物
6か月前
続きを見る