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公開番号2025119921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015053
出願日2024-02-02
発明の名称合わせガラス、車両用合わせガラス、及び車両フロントガラス用合わせガラス
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類C03C 27/12 20060101AFI20250807BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】暗色中間膜をより正確な位置に設けることができる合わせガラスを提供する。
【解決手段】本発明の一態様にかかる合わせガラス100は、第1ガラス板10と、中間膜20と、第2ガラス板30と、をこの順に有し、第2面又は第4面に暗色セラミック層40を有し、第1ガラス板10と中間膜20との間又は中間膜20と第2ガラス板30との間に暗色中間膜50を有し、暗色セラミック層40は、少なくとも一部が暗色セラミック層40によって閉じていない光学開口部40bを有し、暗色中間膜50は、センサーを用いた情報の受信及び送信のうち少なくとも一方が可能な情報取得部50aを有し、かつ、暗色セラミック層40が有する光学開口部40bに相当する位置に設けられ、暗色セラミック層40及び暗色中間膜50は、暗色中間膜50の位置決めに用いられる位置決め構造を少なくとも3セット有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ガラス板と、中間膜と、第2ガラス板と、をこの順に有する合わせガラスであって、
前記第1ガラス板の前記中間膜側の面が第2面であり、
前記第1ガラス板の前記第2面に対向する面が第1面であり、
前記第2ガラス板の前記中間膜側の面が第3面であり、
前記第2ガラス板の前記第3面に対向する面が第4面であり、
前記第2面又は前記第4面に暗色セラミック層を有し、
前記第1ガラス板と前記中間膜との間又は前記中間膜と前記第2ガラス板との間に暗色中間膜を有し、
前記暗色セラミック層は、少なくとも一部が前記暗色セラミック層によって閉じていない光学開口部を有し、
前記暗色中間膜は、センサーを用いた情報の受信及び送信のうち少なくとも一方が可能な情報取得部を有し、かつ、前記暗色セラミック層が有する前記光学開口部に相当する位置に設けられ、
前記暗色セラミック層及び前記暗色中間膜は、前記暗色中間膜の位置決めに用いられる位置決め構造を少なくとも3セット有する、
合わせガラス。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記暗色セラミック層は、前記位置決め構造として、少なくとも1つの島部と少なくとも2つの凸部とを有し、
前記暗色中間膜は、前記位置決め構造として、少なくとも1つの穴部と少なくとも2つの凹部とを有する、
請求項1に記載の合わせガラス。
【請求項3】
前記島部は、前記穴部よりも面積が大きく、
前記凸部は、前記凹部よりも面積が大きい、
請求項2に記載の合わせガラス。
【請求項4】
前記島部の1つ当たりの面積は、19mm

以上であり、
前記穴部の1つ当たりの面積は、18mm

以上である、
請求項2又は3に記載の合わせガラス。
【請求項5】
前記凸部の1つ当たりの面積は、10mm

以上であり、
前記凹部の1つ当たりの面積は、9mm

以上である、
請求項2又は3に記載の合わせガラス。
【請求項6】
前記島部は、円形状、楕円形状、又は多角形状であり、
前記凸部は、多角形状である、
請求項2又は3に記載の合わせガラス。
【請求項7】
前記暗色中間膜は、前記暗色セラミック層と接する縁において、前記暗色セラミック層に被るように設けられる、
請求項1~3のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項8】
前記暗色中間膜は、熱可塑性樹脂を用いて構成される、
請求項1~3のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項9】
前記暗色中間膜の厚みは、20μm以上80μm以下である、
請求項1~3のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項10】
前記暗色中間膜と前記暗色セラミック層との色差ΔEは、10.0以内である、
請求項1~3のいずれかに記載の合わせガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合わせガラス、車両用合わせガラス、及び車両フロントガラス用合わせガラスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両等の移動体の窓ガラスにADAS(Advanced Driver-Assistance Systems,先進運転支援システム)カメラを取り付ける技術が開発されている。車両用フロントガラスの上部には暗色セラミックが印刷されていることがある。ガラスに暗色セラミックが印刷されていると、ガラスの情報送受信領域すなわち光学開口部と、暗色セラミックと、の境界領域において発生するガラスの光学歪みをADASカメラが要求するレベルよりも抑制することが難しい虞がある。そこで、ADASカメラを取り付ける箇所は暗色セラミックを印刷せず、暗色中間膜を当該箇所に設ける技術が開発されている。
【0003】
例えば特許文献1には、光学開口部に相当する箇所の周囲に暗色セラミックに代えて暗色中間膜を設けることにより、光学歪みを抑制する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-513473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カメラを正確な位置に取り付けるためには、暗色中間膜が正確な位置に設けられていることが好ましい。しかしながら、特許文献1には、暗色中間膜の位置決めをするための機構が開示されていない。
【0006】
上記課題に鑑み本発明の目的は、暗色中間膜をより正確な位置に設けることができる合わせガラス、車両用合わせガラス、及び車両フロントガラス用合わせガラスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様にかかる合わせガラス、車両用合わせガラス、及び車両フロントガラス用合わせガラスは下記の構成を備える。
【0008】
[1]
第1ガラス板と、中間膜と、第2ガラス板と、をこの順に有する合わせガラスであって、
前記第1ガラス板の前記中間膜側の面が第2面であり、
前記第1ガラス板の前記第2面に対向する面が第1面であり、
前記第2ガラス板の前記中間膜側の面が第3面であり、
前記第2ガラス板の前記第3面に対向する面が第4面であり、
前記第2面又は前記第4面に暗色セラミック層を有し、
前記第1ガラス板と前記中間膜との間又は前記中間膜と前記第2ガラス板との間に暗色中間膜を有し、
前記暗色セラミック層は、少なくとも一部が前記暗色セラミック層によって閉じていない光学開口部を有し、
前記暗色中間膜は、センサーを用いた情報の受信及び送信のうち少なくとも一方が可能な情報取得部を有し、かつ、前記暗色セラミック層が有する前記光学開口部に相当する位置に設けられ、
前記暗色セラミック層及び前記暗色中間膜は、前記暗色中間膜の位置決めに用いられる位置決め構造を少なくとも3セット有する、
合わせガラス。
【0009】
[2]
前記暗色セラミック層は、前記位置決め構造として、少なくとも1つの島部と少なくとも2つの凸部とを有し、
前記暗色中間膜は、前記位置決め構造として、少なくとも1つの穴部と少なくとも2つの凹部とを有する、
[1]に記載の合わせガラス。
【0010】
[3]
前記島部は、前記穴部よりも面積が大きく、
前記凸部は、前記凹部よりも面積が大きい、
[2]に記載の合わせガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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