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公開番号
2025120004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015188
出願日
2024-02-02
発明の名称
パルス電流発生装置及びパルス電流発生方法
出願人
国立大学法人 熊本大学
,
学校法人早稲田大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B09B
5/00 20060101AFI20250807BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】効率よく積層体の材料を分離する。
【解決手段】薄膜と接続され、前記薄膜にパルス電流を印加することで前記薄膜と前記薄膜に接着される結着層とを分離するパルス電流発生装置であって、前記薄膜と前記結着層とを接着する接着剤の温度が融点に達するタイミングで、前記パルス電流を遮断する、パルス電流発生装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
薄膜と接続され、前記薄膜にパルス電流を印加することで前記薄膜と前記薄膜に接着される結着層とを分離するパルス電流発生装置であって、
前記薄膜と前記結着層とを接着する接着剤の温度が融点に達するタイミングで、前記パルス電流を遮断する、
パルス電流発生装置。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記接着剤の温度が融点に達するタイミングは、前記薄膜、前記結着層及び前記接着剤の熱伝導のシミュレーションにより算出される、
請求項1に記載のパルス電流発生装置。
【請求項3】
薄膜にパルス電流を印加することで前記薄膜と前記薄膜に接着される結着層とを分離するパルス電流発生方法であって、
前記薄膜と前記結着層とを接着する接着剤の温度が融点に達するタイミングで、前記パルス電流を遮断する、
パルス電流発生方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルス電流発生装置及びパルス電流発生方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
効率よく資源を回収するために、リチウムイオン電池などの積層体から有用物質を回収することが求められている。積層体の材料を分離する方法として、高電圧パルスを印加する方法が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-106024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、減衰振動のある電流を対象物に流した場合、効率よく積層体の材料を分離できないことがある。
本発明の目的は、効率よく積層体の材料を分離するパルス電流発生装置及びパルス電流発生方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、薄膜と接続され、前記薄膜にパルス電流を印加することで前記薄膜と前記薄膜に接着される結着層とを分離するパルス電流発生装置であって、前記薄膜と前記結着層とを接着する接着剤の温度が融点に達するタイミングで、前記パルス電流を遮断する、パルス電流発生装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、効率よく積層体の材料を分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
積層体に接続されたパルス電流発生装置を示す図である。
電極が積層体を挟み込んで接触している状態の上面模式図である。
積層体に接続されたパルス電流発生装置を示す別の図である。
熱伝導のシミュレーション結果の一例を示す図である。
パルス電流発生装置が薄膜に流す電流を示す図である。
実験結果を示す図である。
実験結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、積層体に接続されたパルス電流発生装置30を示す図である。図1において、積層体1は、薄膜11、結着層12及び接着剤13からなる、積層体1は例えばリチウムイオンバッテリーの正極であり、薄膜11はアルミ箔、結着層12は正極活物質(Positive Electrode Active Material, PEAM)、接着剤13はPVDFである。この積層体1の端部を電極20a、20b、21a、および21bにより挟み込んで、これら電極を積層体1に接触させる。図2は、電極が積層体1を挟み込んで接触している状態の上面模式図である。図1および2において、正電極および負電極の双方とも面で積層体1に接触している。これら電極は、ケーブル31および32を介してパルス電流発生装置30の出力端子300に接続される。パルス電流発生装置30は、出力端子300からパルス電流を出力し、積層体1にパルス電流を流す。パルス電流発生装置30の回路構成については、所望のパルス電流を出力できればよく、限定されない。
【0009】
図3は、積層体に接続されたパルス電流発生装置30を示す別の図である。図3において、電極22および23は薄膜11に「点」で接触している。図3において、積層体1は固定具40a、40b、41a、および41bにより挟み込んで固定されている。高電圧パルス発生装置30は、積層体1に図1に示される面で接触された電極又は図3に示される点で接触された電極により、薄膜11にパルス電流を流す。電極22および23が結着層12に接触し、結着層12に電流を流してもよい。
【0010】
薄膜11にパルス電流が流れると、薄膜11が熱を発生し、結着層12や接着剤13にも熱が伝導する。薄膜11から結着層12や接着剤13への熱伝導は、熱伝導シミュレーションモデルを作成することでシミュレートすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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