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公開番号2025066355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175892
出願日2023-10-11
発明の名称生体振動情報モニタリング方法及び生体振動情報モニタリング装置
出願人国立大学法人 熊本大学
代理人個人
主分類A61B 5/11 20060101AFI20250416BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 被測定者の生体振動情報に対して高い精度で再現性のある測定処理が可能な生体振動情報モニタリング装置等を提案する。
【解決手段】 生体振動情報モニタリング装置1は、被測定者の生体振動情報を測定するためのものである。生体振動情報モニタリング装置1は、ワイヤセンサ部5及び7と、ワイヤセンサ部5及び7の上に位置する上側荷重分散部9及び11と、ワイヤセンサ部5及び7の下に位置する下側荷重分散部3を備える。上側荷重分散部9及び11は、下側荷重分散部3よりも荷重を分散するものである。被測定者が上側荷重分散部9及び11に身体を預けた状態でワイヤセンサ部5及び7が被測定者の生体振動情報を測定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体振動情報モニタリング装置を用いて被測定者の生体振動情報を測定する生体振動情報モニタリング方法であって、
前記生体振動情報モニタリング装置は、
ワイヤセンサと、
前記ワイヤセンサの上に位置する上側荷重分散部と、
前記ワイヤセンサの下に位置する下側荷重分散部を備え、
前記上側荷重分散部は、前記下側荷重分散部よりも荷重を分散するものであり、
前記被測定者が前記上側荷重分散部に身体を預けた状態で前記ワイヤセンサが前記被測定者の生体振動情報を測定する測定ステップを含む生体振動情報モニタリング方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記測定ステップにおいて、前記ワイヤセンサは、坐骨が前記ワイヤセンサの上にある状態で座った前記被測定者の生体振動情報を測定する、請求項1記載の生体振動情報モニタリング方法。
【請求項3】
前記ワイヤセンサは、第1ワイヤセンサと、第2ワイヤセンサを含み、
前記上側荷重分散部は、第1上側荷重分散部と、第2上側荷重分散部を含み、
前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサは間隔を設けて設置され、
前記第1上側荷重分散部及び前記第2上側荷重分散部は、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの上にあり、
前記測定ステップにおいて、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサは、左及び右の坐骨が、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの上にある状態で座った前記被測定者の生体振動情報を測定する、請求項1記載の生体振動情報モニタリング方法。
【請求項4】
前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの一部は、渦状に配置され、
前記被測定者が座ったときの左及び右の坐骨の位置は、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの渦状の部分の中心よりも背側に位置する、請求項3記載の生体振動情報モニタリング方法。
【請求項5】
前記下側荷重分散部はウレタンを含み、
前記上側荷重分散部はジェルを含む、請求項1記載の生体振動情報モニタリング方法。
【請求項6】
前記測定ステップにおいて測定される生体振動情報は、心弾動図波形である、請求項1記載の生体振動情報モニタリング方法。
【請求項7】
被測定者の生体振動情報を測定するための生体振動情報モニタリング装置であって、
ワイヤセンサと、
前記ワイヤセンサの上に位置する上側荷重分散部と、
前記ワイヤセンサの下に位置する下側荷重分散部を備え、
前記上側荷重分散部は、前記下側荷重分散部よりも荷重を分散するものであり、
前記ワイヤセンサは、前記被測定者が前記上側荷重分散部に身体を預けた状態で前記被測定者の生体振動情報を測定する、生体振動情報モニタリング装置。
【請求項8】
前記ワイヤセンサは、坐骨が前記ワイヤセンサの上にある状態で座った前記被測定者の生体振動情報を測定する、請求項7記載の生体振動情報モニタリング装置。
【請求項9】
前記ワイヤセンサは、第1ワイヤセンサと、第2ワイヤセンサを含み、
前記上側荷重分散部は、第1上側荷重分散部と、第2上側荷重分散部を含み、
前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサは間隔を設けて設置され、
前記第1上側荷重分散部及び前記第2上側荷重分散部は、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの上にあり、
前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサは、左及び右の坐骨が、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの上にある状態で座った前記被測定者の生体振動情報を測定する、請求項7記載の生体振動情報モニタリング装置。
【請求項10】
前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの一部は、渦状に配置され、
前記被測定者が座ったときの左及び右の坐骨の位置は、それぞれ、前記第1ワイヤセンサ及び前記第2ワイヤセンサの渦状の部分の中心よりも背側に位置する、請求項9記載の生体振動情報モニタリング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、生体振動情報モニタリング方法及び生体振動情報モニタリング装置に関し、特に、生体振動情報モニタリング装置を用いて被測定者の生体振動情報を測定する生体振動情報モニタリング方法等に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2には、圧電センサを曲げて配置して人体に関する信号を取得することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-351781号公報
特開2005-074059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
心疾患のモニタリングでは、医療機関で行われる心電図計測が標準的なものである。しかし、医療機関で行われる心電図計測では、両手首、両足首及び胸部6か所に電極を装着し、さらに、専門的な知識と技能のある専門家が計測する必要がある。
【0005】
心電図以外のモニタリングの一つとして、心弾動図計測がある。心弾動図計測は、心臓の拍動(血液の拍出)によって生じる振動を計測する。心弾動図などのように身体において生じる振動を生体振動情報という。例えばベッドや椅子などの人間が身体を預ける家具に振動を検知するセンサを設置することにより得られるため、人間にセンサを装着する必要がない。そのため、被測定者は、不快感もなければ、計測されていることさえ意識することなく、心拍情報を取得することが可能である。
【0006】
心疾患のモニタリングでは、一般に、心拍数の計測が可能か否かに焦点が当てられている。心電図の場合には、心拍数に加えてその波形に心疾患を診断するための十分な情報が含まれている。他方、心弾動図の場合には、心拍間隔を正確に計測し、そのゆらぎを解析することで、自律神経系の活動を推定し、心疾患の有無・度合いを評価することができる。
【0007】
心弾動図で正確に心拍間隔を計測するためには、センサの種類、数量、設置位置に加えて、再現性(同一人物であれば同等品質で複数の計測処理ができること、同一人物でなくとも類似品質で計測処理ができること)を担保することが重要である。
【0008】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2は、圧電センサ単体で人体に関する信号を取得するものである。取得される信号において、実用に十分な再現性を確保することが困難なことが予想される。
【0009】
そこで、本願発明は、被測定者の生体振動情報に対して高い精度で再現性のある測定処理が可能な生体振動情報モニタリング装置等を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明の第1の側面は、生体振動情報モニタリング装置を用いて被測定者の生体振動情報を測定する生体振動情報モニタリング方法であって、前記生体振動情報モニタリング装置は、ワイヤセンサと、前記ワイヤセンサの上に位置する上側荷重分散部と、前記ワイヤセンサの下に位置する下側荷重分散部を備え、前記上側荷重分散部は、前記下側荷重分散部よりも荷重を分散するものであり、前記被測定者が前記上側荷重分散部に身体を預けた状態で前記ワイヤセンサが前記被測定者の生体振動情報を測定する測定ステップを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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