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公開番号2025121060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016242
出願日2024-02-06
発明の名称シートクッション
出願人トヨタ紡織株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A47C 7/18 20060101AFI20250812BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】シートの空調性能を損なうことなく、着座者の褥瘡をより適切に防止できるシートクッションを提供すること。
【解決手段】シートクッション1は、着座者を弾性的に支持するクッションパッド10と、クッションパッド10の着座者を支持する天板部11の表面12に形成される凹部13と、凹部13に配置されて着座者をクッションパッド10よりも軟らかく支持する非通気性の除圧マット30と、除圧マット30の表面31に沿って延びるように形成される通風溝32と、通風溝32の一部をクッションパッド10のパッド裏面に開口させるように除圧マット30とクッションパッド10とに貫通して形成される通気孔40と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着座者を弾性的に支持するクッションパッドを有するシートクッションであって、
前記クッションパッドの着座者を支持する天板部の表面に形成される凹部と、
該凹部に配置されて着座者を前記クッションパッドよりも軟らかく支持する非通気性の軟質部材と、
該軟質部材の表面に沿って延びるように形成される通風溝と、
該通風溝の一部を前記クッションパッドのパッド裏面に開口させるように前記軟質部材と前記クッションパッドとに貫通して形成される通気孔と、を有するシートクッション。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートクッションであって、
前記通風溝が、着座者の左右の坐骨結節の直下に前後方向に沿って延びるように配置されて、その立ち上がった上縁部により着座者をシート幅方向の両側から支持する支持部を有するシートクッション。
【請求項3】
請求項2に記載のシートクッションであって、
前記通風溝は、前記支持部が着座者の左右の大腿部をそれぞれ支持するように、各大腿部の直下にそれぞれ配置される左右一対の構成とされるシートクッション。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のシートクッションであって、
前記通気孔が、前記通風溝の底面から開口するシートクッション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションに関する。詳しくは、クッションパッドと、クッションパッドのパッド天板面に設けられるクッションパッドより軟らかい軟質部材と、を有するシートクッションに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、クッションパッドを厚さ方向に貫通する通気孔と、パッド裏面に設けられる送風装置と、を有するシートクッションが開示されている。これらにより、シートクッションはシート空調を実施できる。クッションパッドは、天板部に形成される凹部を備え、通気孔は凹部の底面から開口するように設けられる。またシートクッションは、クッションパッドの凹部に設けられる補助パッドを有する。それにより、補助パッドは、通気孔にシート上方から被せられる。そのため、補助パッドは、通気孔の開口部が着座者に接することを抑制して、座り心地を向上させることができる。また、補助パッドは通気性を備える。そのため、空気は補助パッドと通気孔を通ってパッド内部を好適に通気できる。このように、補助パッドは、シートの空調性能を損ないにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-237444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなシート空調機能を備えたシートクッションにおいて、長時間着座した際に生じ得る着座者の褥瘡をより適切に防止したい要望が従来ある。そこで、例えばジェル製マットのようなクッションパッドよりも軟らかい軟質部材を、補助パッドの代わりに設ける構成が考えられる。しかし、このような軟質部材は一般に通気性がないため、軟質部材が通気孔に被せられることで、シートの空調性能を損なう懸念がある。そこで、シートの空調性能を損なうことなく、着座者の褥瘡をより適切に防止できるシートクッションを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のシートクッションは次の手段をとる。
【0006】
本発明の第1の発明は、着座者を弾性的に支持するクッションパッドを有するシートクッションであって、前記クッションパッドの着座者を支持する天板部の表面に形成される凹部と、該凹部に配置されて着座者を前記クッションパッドよりも軟らかく支持する非通気性の軟質部材と、該軟質部材の表面に沿って延びるように形成される通風溝と、該通風溝の一部を前記クッションパッドのパッド裏面に開口させるように前記軟質部材と前記クッションパッドとに貫通して形成される通気孔と、を有するシートクッションである。
【0007】
上記構成によれば、天板部に設けられる軟質部材が、着座者をより軟らかく支持する。それにより、着座者の褥瘡をより適切に防止できる。また、通風溝と通気孔とにより、軟質部材及びクッションパッドを通過する空気の流れを生じさせることができる。それにより、シートの空調性能を適切に保つことができる。このようにして、シートの空調性能を損なうことなく、着座者の褥瘡をより適切に防止できる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記通風溝が、着座者の左右の坐骨結節の直下に前後方向に沿って延びるように配置されて、その立ち上がった上縁部により着座者をシート幅方向の両側から支持する支持部を有するシートクッションである。上記構成によれば、坐骨結節による高い支持圧を通風溝に逃がして緩和できる。また、支持部が、着座者のシート幅方向のぐらつきを抑制できる。
【0009】
本発明の第3の発明は、上記第2の発明において、前記通風溝は、前記支持部が着座者の左右の大腿部をそれぞれ支持するように、各大腿部の直下にそれぞれ配置される左右一対の構成とされるシートクッションである。上記構成によれば、各通風溝の支持部が、着座者の左右の大腿部をシート幅方向の両側から支持できる。それにより、着座者のシート幅方向のぐらつきをより抑制できる。
【0010】
本発明の第4の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記通気孔が、前記通風溝の底面から開口するシートクッションである。上記構成によれば、通気孔が着座者によってシート上方から塞がれにくくなる。それにより、通風溝及び通気孔を通る空気の流れを阻害しにくくできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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