TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025116901
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011420
出願日
2024-01-30
発明の名称
乗物用ドア
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60J
5/00 20060101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約
【課題】製造工程の簡素化および製造コストの低減を図ることが可能な乗物用ドアを提供する。
【解決手段】乗物の外壁面を構成するアウタパネル20と、アウタパネル20の乗物室内側に取り付けられ、当該乗物用ドア10の室内側面を構成するインナパネル22と、を備え、そのインナパネル22が、2以上のパネル部材24,25,26からなり、それら2以上のパネル部材24,25,26の各々が、当該乗物用ドア10の室内意匠面を構成する部分で、かつ、アウタパネル20との間に別のパネル部材が重ならずにアウタパネル20に直接対向する部分である非重畳部30b,30c,34aを有する構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物の外壁面を構成するアウタパネルと、
前記アウタパネルの乗物室内側に取り付けられ、当該乗物用ドアの室内側面を構成するインナパネルと、を備え、
前記インナパネルは、2以上のパネル部材からなり、
2以上の前記パネル部材の各々は、当該乗物用ドアの室内意匠面を構成する部分で、かつ、前記アウタパネルとの間に別の前記パネル部材が重ならずに前記アウタパネルに直接対向する部分である非重畳部を有している、乗物用ドア。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記パネル部材の1つである第1パネル部材は、板面が乗物内外方向を向いて前記非重畳部を有する第1パネル本体部と、前記第1パネル本体部の乗物前後方向における前端および後端から室外側に向けて立設する前方立壁部および後方立壁部と、を備え、
前記第1パネル本体部は、開口部を有し、
前記第1パネル部材とは別の前記パネル部材は、前記第1パネル部材の前記開口部を覆うようにして前記第1パネル部材の室内側に取り付けられる、請求項1に記載の乗物用ドア。
【請求項3】
前記第1パネル部材とは別の前記パネル部材である第2パネル部材は、前記第1パネル本体部の下側部分を覆うものとされ、前記第1パネル本体部の室内側面との間で上方に開口する空間を形成する、請求項2に記載の乗物用ドア。
【請求項4】
前記インナパネルの室外側には、前後方向に沿って延びて前記前方立壁部および前記後方立壁部に渡される形で補強部材が設けられている、請求項2または請求項3に記載の乗物用ドア。
【請求項5】
前記第1パネル部材は、アルミダイカストである、請求項2または請求項3に記載の乗物用ドア。
【請求項6】
前記インナパネルがヒンジを介して乗物本体部に取り付けられることで、当該乗物用ドアが揺動自在に開閉する構成とされ、
前記アウタパネルは、前記インナパネルが前記乗物本体部に取り付けられた状態で、前記インナパネルから着脱可能とされた、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用ドア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用ドアに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用ドアは、ドア外側面を構成して金属製のアウタパネルおよびインナパネルからなるドアパネルと、ドア内側面を構成する樹脂製トリムとにより構成されるものが主として知られている。一方で、例えば、下記特許文献1に開示されているように、組付工数の低減や製造コストの低減等を目的として、インナパネルを合成樹脂で形成し、そのインナパネルに対して、種々の機能部品を取り付けた状態で、アウタパネルに対して組み付ける構成も公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-318532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された乗物用ドア等、従来の乗物用ドアは、金属製のドアパネルの乗物本体部への取付部分の剛性を確保すべく、板厚が大きい部材等を用い、その部材を、板面を構成する主体となる部材に対して溶接して構成する場合が多い。また、従来の乗物用ドアは、大きく分けて3枚の板状の部材が、乗物内外方向に重なる構成となっている。したがって、従来の乗物用ドアは、部品点数が多く、製造工程や製造コストも増加するという問題がある。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、製造工程の簡素化および製造コストの低減を図ることが可能な乗物用ドアを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示される乗物用ドアは、下記の構造とされている。
(1)乗物の外壁面を構成するアウタパネルと、
前記アウタパネルの乗物室内側に取り付けられ、当該乗物用ドアの室内側面を構成する インナパネルと、を備え、
前記インナパネルは、2以上のパネル部材からなり、
2以上の前記パネル部材の各々は、当該乗物用ドアの室内意匠面を構成する部分で、かつ、前記アウタパネルとの間に別の前記パネル部材が重ならずに前記アウタパネルに直接対向する部分である非重畳部を有している、乗物用ドア。
【0007】
従来の乗物用ドアは、金属製の室外側パネルと室内側パネルとからなるドアパネルに対して、乗物室内側に樹脂製のドアトリムを取り付ける構成が一般的である。つまり、従来の乗物用ドアは、大きく分けて3枚の板状の部材が、乗物内外方向に重なる構成(三重構造)となっている。それに対して、本願に開示された乗物用ドアは、室内意匠面を形成する部分の多くを、アウタパネルとインナパネルとの2枚重ねの構成(二重構造)とすることができる。つまり、乗物用ドア全体の部品点数を減らすことも容易である。また、当該乗物用ドアの内部に板状の部材が存在しておらずスペースを確保することができ、機能部品の搭載の自由度を向上させることができる。したがって、当該乗物用ドアの製造工程の簡素化・簡便化を図るとともに、製造コストの低減を図ることができる。
【0008】
本願に開示された乗物用ドアにおいて、アウタパネルは、金属製のものであってもよく、樹脂製のものであってもよい。また、インナパネルを構成するパネル部材も、樹脂製のものに限定されず、一部を金属製のものとすることもできる。具体的には、2以上のパネル部材の1つを金属製のベース部材として、そのベース部材の乗物室内側に、樹脂製のパネル部材を取り付けるような構成とすることができる。
【0009】
また、上記構成の乗物用ドアにおいて、以下に示す種々の態様とすることが可能である。
【0010】
(2)前記パネル部材の1つである第1パネル部材は、板面が乗物内外方向を向いて前記非重畳部を有する第1パネル本体部と、前記第1パネル本体部の乗物前後方向における前端および後端から室外側に向けて立設する前方立壁部および後方立壁部と、を備え、
前記第1パネル本体部は、開口部を有し、
前記第1パネル部材とは別の前記パネル部材は、前記第1パネル部材の前記開口部を覆うようにして前記第1パネル部材の室内側に取り付けられる、(1)項に記載の乗物用ドア。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ紡織株式会社
表皮材
22日前
トヨタ紡織株式会社
シート
1か月前
トヨタ紡織株式会社
シート
1か月前
トヨタ紡織株式会社
シート
1か月前
トヨタ紡織株式会社
シート
1か月前
トヨタ紡織株式会社
乗物用ドア
2日前
トヨタ紡織株式会社
シートバック
21日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池セル
8日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
13日前
トヨタ紡織株式会社
アームレスト
15日前
トヨタ紡織株式会社
振動刺激装置
16日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用シート
21日前
トヨタ紡織株式会社
乗物用内装部材
21日前
トヨタ紡織株式会社
燃料電池スタック
2日前
トヨタ紡織株式会社
乗物衝撃吸収構造
21日前
トヨタ紡織株式会社
織物、表皮材及び内装部品
22日前
トヨタ紡織株式会社
織物、表皮材及び内装部品
22日前
トヨタ紡織株式会社
織物、表皮材及び内装部品
1か月前
トヨタ紡織株式会社
乗物用サイドドアのドア構造
1か月前
トヨタ紡織株式会社
乗物用内装部材、アシストグリップ
21日前
トヨタ紡織株式会社
植物性繊維含有樹脂ボードの製造方法
23日前
トヨタ紡織株式会社
締結構造体および締結構造体の分解方法
2日前
トヨタ紡織株式会社
支持反力算出装置および支持反力算出プログラム
13日前
トヨタ紡織株式会社
膜電極接合体の製造方法、膜電極接合体、及び燃料電池
1か月前
トヨタ紡織株式会社
車両荷室構造および車両用第2デッキ構築セット
1か月前
トヨタ紡織株式会社
位置・力制御システム、位置・力制御装置、位置・力制御方法及びプログラム
20日前
個人
カーテント
2か月前
個人
タイヤレバー
15日前
個人
警告装置
4か月前
個人
車窓用防虫網戸
3か月前
個人
小型EVシステム
4か月前
日本精機株式会社
ケース
4か月前
個人
ルーフ付きトライク
6日前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
個人
車輪清掃装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る