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公開番号
2025121162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016442
出願日
2024-02-06
発明の名称
液体吐出装置及び吐出方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250812BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】吐出口の吐出状態の検査に用いられた液体が反応することにより生じる凝集物の堆積を抑制すること。
【解決手段】複数種類の液体を吐出する吐出手段と、前記吐出手段の吐出状態を検査するために前記吐出手段から吐出される液体を収容する収容手段と、前記吐出手段を制御する制御手段と、を備えた液体吐出装置であって、複数種類の液体は、第1の液体と、前記第1の液体と反応する反応液とを含み、前記制御手段は、前記吐出状態の検査において、前記第1の液体と前記反応液との反応が抑制されるように、前記吐出手段を制御する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類の液体を吐出する吐出手段と、
前記吐出手段の吐出状態を検査するために前記吐出手段から吐出される液体を収容する収容手段と、
前記吐出手段を制御する制御手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
複数種類の液体は、
第1の液体と、前記第1の液体と反応する反応液とを含み、
前記制御手段は、
前記吐出状態の検査において、前記第1の液体と前記反応液との反応が抑制されるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記第1の液体よりも前記反応液を先に吐出させるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記第1の液体及び前記反応液の各吐出の間に所定の処理が実行されるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記第1の液体は、
前記反応液によって凝集する色材を含む、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記複数種類の液体が、
前記第1の液体よりも前記色材の濃度が高い第2の液体を含む場合、
前記制御手段は、
前記第2の液体よりも前記第1の液体を先に吐出させるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記複数種類の液体が、
前記第1の液体よりも前記反応液との混合粘度の高い第3の液体を含む場合、
前記制御手段は、
前記第3の液体よりも前記第1の液体を先に吐出させるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記反応液が
第1の反応液と、前記第1の反応液よりも前記色材を凝集させる第2の反応液とを含む場合、
前記制御手段は、
前記第1の反応液よりも前記第2の反応液を先に吐出させるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記所定の処理は、
前記所定の時間をカウントする処理である、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記所定の処理は、
前記吐出手段による記録媒体への前記複数種類の吐出である、
ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記吐出手段の吐出状態を検査する検査手段をさらに備え、
前記検査は、
前記検査手段による検査結果に基づいて行われる、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び吐出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出装置の一例として、インクジェット記録装置が知られている。インクジェット記録装置は、インクの吐出口(ノズル)の高密度化が可能であり、普通紙を用いた文書記録や銀塩写真のような高画質な写真画像の記録などに用いられる。また、インクジェット記録装置は、高速かつ静かな記録動作が可能であり、ランニングコストが安いといった利点を有している。一方で、インクジェット記録装置では、吐出口に塵やインクが被覆することなどによって、インクの不吐出や吐出方向のずれなどが生じ得る。インクの不吐出や吐出方向のずれなどが生じると、ユーザの所望する画質が得られない場合がある。そのため、吐出口のインクの吐出状態を検知する検知センサなどが用いられている。特許文献1には、複数ヘッドの不吐検出を短時間に行い、トータルのプリント時間を短縮するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-248021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、記録媒体の種類によっては、記録媒体上へのインクのビーディングやブリードを抑制するため、インクと反応液とを反応させ、色材を凝集させることによってインクの増粘が行われる。このようなインクと反応液とを吐出する液体吐出装置では、吐出口の吐出状態の検査に用いられた廃液を貯蔵する貯蔵タンク内でインクと反応液とが反応し、インク中の成分が凝集することで発生する凝集物が堆積していく。吐出状態の検査を繰り返すことにより貯蔵タンク内で凝集物が堆積していくと、貯蔵タンクの交換頻度が高くなってしまう。
【0005】
本発明は、吐出口の吐出状態の検査に用いられた液体が反応することにより生じる凝集物の堆積を抑制するための技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、複数種類の液体を吐出する吐出手段と、
前記吐出手段の吐出状態を検査するために前記吐出手段から吐出される液体を収容する収容手段と、
前記吐出手段を制御する制御手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
複数種類の液体は、
第1の液体と、前記第1の液体と反応する反応液とを含み、
前記制御手段は、
前記吐出状態の検査において、前記第1の液体と前記反応液との反応が抑制されるように、前記吐出手段を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、吐出口の吐出状態の検査に用いられた液体が反応することにより生じる凝集物の堆積を抑制するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
液体吐出装置の内部構成を示す斜視図。
キャリッジの周辺部を示す側面図。
吐出ヘッドの吐出面を示す図。
図4(A)及び(B)は、吐出検査を説明するための図。
液体吐出装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図。
吐出検査に関する処理を示すフローチャート。
吐出検査時のキャリッジの移動制御を説明するための図。
図8(A)及び(B)は、吐出検査ユニット内の状態を説明するための図。
図9(A)~(C)は、反応液とカラーインクとの反応凝集を説明するための図。
図10(A)~(H)は、反応液とカラーインクとの反応凝集を説明するための図。
吐出検査処理を示すフローチャート。
吐出検査に関する処理を示すフローチャート。
吐出検査処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、本実施形態における液体吐出装置1の装置本体の内部構成の一例を示す斜視図である。各図において、矢印X、Y、Zは互いに交差する方向を示しており、本実施形態の場合、矢印X及びYは互いに直交する水平方向であって、液体吐出装置1の幅方向と奥行き方向とを示し、矢印Zは上下方向(高さ方向)を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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