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公開番号
2025121188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016481
出願日
2024-02-06
発明の名称
熱処理装置
出願人
ヒラノ技研工業株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
F27B
9/36 20060101AFI20250812BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】ウエブへ吹き出す熱風について、少なくとも左右方向中央と両側で温度差を付けることのできる熱処理装置を提供する。
【解決手段】熱処理室内のウエブの搬送路と、搬送路に沿って設けられ、内部を熱風が流れるダクト20と、ダクト20における搬送路側の面において前後方向に間隔を開けて設けられた複数のノズル21とを備えるウエブの熱処理装置において、それぞれのノズル21の内部が、左側、中央及び右側のノズル内流路に分割され、左側のノズル内流路23cに、ウエブに左側の熱風を吹き出す吹き出し口24cが開口し、中央のノズル内流路23aに、ウエブに中央の熱風を吹き出す吹き出し口24aが開口し、右側のノズル内流路23bに、ウエブに右側の熱風を吹き出す吹き出し口24bが開口し、少なくとも中央の熱風の温度と、左側の熱風及び右側の熱風の温度が異なることを特徴とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
熱処理室と、
前記熱処理室内においてウエブが前後方向に搬送される搬送路と、
前記熱処理室内の前記搬送路に沿って設けられ、内部を熱風が流れるダクトと、
前記ダクトにおける前記搬送路側の面の左右方向に沿って配され、かつ、前後方向に間隔を開けて複数並んで設けられたノズルと、
を備えるウエブの熱処理装置において、
それぞれの前記ノズルの内部が、前記ダクトからの熱風が左右方向に沿って左側部分、中央部分及び右側部分に分かれて流れるようにするために左側のノズル内流路、中央のノズル内流路及び右側のノズル内流路に分割され、
前記左側のノズル内流路に、前記ウエブに左側の熱風を吹き出す左側の吹き出し口が開口し、
前記中央のノズル内流路に、前記ウエブに中央の熱風を吹き出す中央の吹き出し口が開口し、
前記右側のノズル内流路に、前記ウエブに右側の熱風を吹き出す右側の吹き出し口が開口し、
少なくとも中央の熱風の温度と、左側の熱風及び右側の熱風の温度が異なる、
ことを特徴とする熱処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
中央の熱風の温度が、左側の熱風及び右側の熱風の温度より高い、
請求項1に記載の熱処理装置。
【請求項3】
前記ダクトの内部は、熱風が左右方向に沿って左側部分、中央部分及び右側部分に分かれて流れるようにするために、左側のダクト内流路と、中央のダクト内流路と、右側のダクト内流路に分割され、
前記左側のノズル内流路と前記左側のダクト内流路とが連通し、
前記中央のノズル内流路と前記中央のダクト内流路とが連通し、
前記右側のノズル内流路と前記右側のダクト内流路とが連通している、
請求項1に記載の熱処理装置。
【請求項4】
前記ダクトの左側面に、前記左側のダクト内流路に左側の熱風を送る左側の連結ダクトが接続され、
前記ダクトの前記左側のダクト内流路を貫通して、前記中央のダクト内流路に中央の熱風を送る左側の導入路が接続され、
前記ダクトの前記右側のダクト内流路を貫通して、前記中央のダクト内流路に中央の熱風を送る右側の導入路が接続され、
前記ダクトの右側面に、前記右側のダクト内流路に右側の熱風を送る右側の連結ダクトが接続されている、
請求項3に記載の熱処理装置。
【請求項5】
左側の前記導入路と上下方向に重なる場所に、前記左側のダクト内流路が上下方向に狭くなった狭部が形成され、この左側の狭部を通じて左側の熱風が前記左側のノズル内流路に送風され、
右側の前記導入路と上下方向に重なる場所に、前記右側のダクト内流路が上下方向に狭くなった狭部が形成され、この右側の狭部を通じて右側の熱風が前記右側のノズル内流路に送風される、
請求項4に記載の熱処理装置。
【請求項6】
前記ダクトとして、前記搬送路より上側に配置された上ダクトを有し、
前記ノズルは、前記上ダクトの下面に配された上ノズルである、
請求項1に記載の熱処理装置。
【請求項7】
前記ダクトとして、前記搬送路より下側に配置された下ダクトも有し、
前記ノズルは、前記下ダクトの上面に配された下ノズルである、
請求項6に記載の熱処理装置。
【請求項8】
前記熱処理室内にテンター装置が配され、
前記テンター装置は、その左右の保持部材で前記ウエブの左右の耳部を保持し、前記ウエブを前記搬送路において前後方向に走行させるものであり、
左側の前記保持部材の位置に向かって、前記左側の吹き出し口から左側の熱風を吹き出し、
右側の前記保持部材の位置に向かって、前記右側の吹き出し口から右側の熱風を吹き出す、
請求項1に記載の熱処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
フィルム、金属箔、布帛、紙等のウエブを熱処理室内で搬送しながら加熱する熱処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。加熱は、熱処理室内に設けられた多数のノズルから熱風を吹き出すことにより行われる。加熱により、ウエブに塗工された塗工液を乾燥させたり、ウエブを熱処理したり、ウエブを延伸させたりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-106772号公報
特開2021-032436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の熱処理装置において、ウエブの左右方向(幅方向)の一方から他方までの全体を均一に加熱したい場合や、ウエブの左右方向中央部分と左右両側部分のうち、一方を他方よりも高温に加熱したい場合がある。
【0005】
そこで本発明は、ノズルからウエブへ吹き出す熱風について、少なくとも左右方向中央と左右両側で温度差を付けることのできる熱処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、熱処理室と、前記熱処理室内においてウエブが前後方向に搬送される搬送路と、前記熱処理室内の前記搬送路に沿って設けられ、内部を熱風が流れるダクトと、前記ダクトにおける前記搬送路側の面の左右方向に沿って配され、かつ、前後方向に間隔を開けて複数並んで設けられたノズルと、を備えるウエブの熱処理装置において、それぞれの前記ノズルの内部が、前記ダクトからの熱風が左右方向に沿って左側部分、中央部分及び右側部分に分かれて流れるようにするために左側のノズル内流路、中央のノズル内流路及び右側のノズル内流路に分割され、前記左側のノズル内流路に、前記ウエブに左側の熱風を吹き出す左側の吹き出し口が開口し、前記中央のノズル内流路に、前記ウエブに中央の熱風を吹き出す中央の吹き出し口が開口し、前記右側のノズル内流路に、前記ウエブに右側の熱風を吹き出す右側の吹き出し口が開口し、少なくとも中央の熱風の温度と、左側の熱風及び右側の熱風の温度が異なる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態によれば、ノズルからウエブへ吹き出す熱風について、少なくとも左右方向中央と左右両側で温度差を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態の熱処理装置の右側面壁を取り除き熱処理室の内部を右から見た図。
図1におけるA-A断面図。
図1におけるB-B断面図。
熱処理装置を上から見た図。
上ダクトを右から見た図。
図5におけるC-C断面図。
図5におけるD-D断面図。
図5におけるE-E断面図。
図5におけるF-F断面図。
下ダクトを右から見た図。
図10におけるG-G断面図。
図10におけるH-H断面図。
図10におけるI-I断面図。
図10におけるJ-J断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について図1~図14に基づき説明する。
【0010】
本実施形態の熱処理装置10は、熱処理室11の内部でウエブWを前後方向に搬送しつつ加熱することにより、ウエブWに塗布された塗工液を乾燥させたり、ウエブWを幅方向、斜め方向又は進行方向に延伸させたりするものである。ウエブWは、例えば金属箔、フィルム、布帛、紙等である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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