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公開番号2025121673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017268
出願日2024-02-07
発明の名称金属粉末の定量評価方法
出願人大同特殊鋼株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250813BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像処理パラーメータに依存することなく安定的かつ正確に、粉末粒子の定量評価を行うことが可能な金属粉末の定量評価方法を提供する。
【解決手段】金属粉末層をスライスして複数の二次元画像11を取得し、各二次元画像11中の粉末断面Pcをセグメンテーション用AIモデルによって粉末領域21にセグメンテーションした後、セグメンテーションされた各粉末領域21を、スライス方向と直交する積層方向に連結してセグメンテーションされたボクセル立体画像とし、当該ボクセル立体画像をこれの輪郭に沿ったポリゴン立体画像に変換して、当該ポリゴン立体画像から金属粉末の定量評価値を算出する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属粉末層をスライスして複数の二次元画像を取得し、各二次元画像中の粉末断面をセグメンテーション用AIモデルによって粉末領域にセグメンテーションした後、セグメンテーションされた各粉末領域を、スライス方向と直交する積層方向に連結してセグメンテーションされたボクセル立体画像とし、当該ボクセル立体画像をこれの輪郭に沿ったポリゴン立体画像に変換して、当該ポリゴン立体画像から金属粉末の定量評価値を算出する金属粉末の定量評価方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記各粉末断面を前記セグメンテーションで使用したマスクで抽出して、抽出された前記粉末断面からガスポア領域を抽出し、当該ガスポア領域をスライス方向と直交する積層方向に連結してボクセル立体画像とし、当該ボクセル立体画像をこれの輪郭に沿ったポリゴン立体画像に変換して、当該ポリゴン立体画像からガスポアの定量評価値を算出する請求項1に記載の金属粉末の定量評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は金属粉末の総数やその外形、アスペクト比等の定量評価を行う方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
積層造形法等に使用される金属粉末をガスアトマイズ法等で製造する場合、当該粉末の粒子の総数や粒径、アスペクト比、さらには粉末粒子内に生じるガスポア(空隙欠陥)の大きさや数等を正確に測定して製造条件を管理する必要がある。
【0003】
そこで特許文献1には、このような金属粉末の定量評価にファストランダムフォレスト(Fast Random Forest)法を使用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2023-503778
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上記方法は数値解析であるため画像処理パラーメータに依存して、得られる画像のロバスト性に欠けるとともに、立体画像をスライスした平面画像単位での処理であるため、これら平面画像に垂直な方向での連続性を加味した粉末粒子ないしガスポアの定量評価ができないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、画像処理パラーメータに依存することなく安定的かつ正確に、粉末粒子やガスポアの定量評価を行うことが可能な金属粉末の定量評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本第1発明では、金属粉末層をスライスして複数の二次元画像(11)を取得し、各二次元画像(11)中の粉末断面(Pc)をセグメンテーション用AIモデルによって粉末領域(21)にセグメンテーションした後、セグメンテーションされた各粉末領域(21)を、スライス方向と直交する積層方向に連結してセグメンテーションされたボクセル立体画像とし、当該ボクセル立体画像をこれの輪郭に沿ったポリゴン立体画像に変換して、当該ポリゴン立体画像から金属粉末の定量評価値を算出する。なお、金属粉末の定量評価値とは、金属粉末の総数やその外径、アスペクト比等である。
【0008】
本第1発明においては、セグメンテーション用AIモデルを使用したことによって画像処理パラメータに依存しない安定した金属粉末の定量評価ができるとともに、セグメンテーションされたボクセル立体画像を得ることによって正確な金属粉末の定量評価ができる。
【0009】
本第2発明では、前記各粉末断面(Pc)を前記セグメンテーションで使用したマスク(3)で抽出して、抽出された前記粉末断面(Pc)からガスポア領域(32)を抽出し、当該ガスポア領域をスライス方向と直交する積層方向に連結して、ボクセル立体画像とし、当該ボクセル立体画像をこれの輪郭に沿ったポリゴン立体画像に変換して、当該ポリゴン立体画像からガスポアの定量評価値を算出する。なお、ガスポアの定量評価値とは、ガスポアの総数や内径等である。
【0010】
本第2発明においては、セグメンテーション用AIモデルを使用して画像処理パラメータに依存しない安定したガスポアの定量評価ができるとともに、ボクセル立体画像を得ることにより正確なガスポアの定量評価が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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