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公開番号
2025147954
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024048482
出願日
2024-03-25
発明の名称
製造工場の管理システム
出願人
株式会社カネカ
代理人
主分類
G06Q
10/30 20230101AFI20250930BHJP(計算;計数)
要約
【課題】本発明は、製造工場の状況変化に合わせた排出物のリサイクルが実施可能な製造工場の管理システムを提供する。
【解決手段】原料からエネルギーの活用により主産物の製造に伴って副産物が生成される製造工場の管理システムであり、副産物の一部は、環境負荷物質であって、かつリサイクルによって原料又は主産物の一部として使用可能であり、原料、副産物、エネルギーの活用、及び主産物のそれぞれに対して価値を割り当てて価値情報を作成する価値情報作成部と、価値情報作成部が作成した価値情報を用いて、原料の価値、副産物の価値、エネルギーの活用の価値、及び主産物の価値の合計が最大になるように、リサイクルの計画を策定する計画策定部を有し、価値は、製造工場の立地と経時変化により変動する構成とする。このことで省エネルギー、省資源、さらにはカーボンニュートラルに貢献することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料からエネルギーの活用により主産物の製造に伴って副産物が生成される製造工場の管理システムであって、
前記副産物の一部は、環境負荷物質であって、かつリサイクルによって前記原料又は前記主産物の一部として使用可能であり、
前記原料、前記副産物、前記エネルギーの活用、及び前記主産物のそれぞれに対して価値を割り当てて価値情報を作成する価値情報作成部と、
前記価値情報作成部が作成した前記価値情報を用いて、前記原料の価値、前記副産物の価値、前記エネルギーの活用の価値、及び前記主産物の価値の合計が最大になるように、前記リサイクルの計画を策定する計画策定部を有し、
前記価値は、前記製造工場の立地と経時変化により変動する、管理システム。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記価値情報作成部は、係数を入力する係数入力部と、前記係数入力部に入力された係数に基づいて割り当てる価値を調整する価値調整部を有する、請求項1に記載の管理システム。
【請求項3】
前記環境負荷物質は、二酸化炭素、水素、有機物、酸、及びアルカリからなる群の少なくとも1種である、請求項1に記載の管理システム。
【請求項4】
前記エネルギーの活用の価値は、前記エネルギーの生成の価値、貯蔵の価値、及び利用の価値の合計である、請求項1又は2に記載の管理システム。
【請求項5】
前記価値情報作成部は、前記原料、前記副産物、前記エネルギーの活用、及び前記主産物の少なくとも一つの市場価値に関する市場情報を外部から取得する市場情報取得部を有し、
前記価値情報作成部は、前記市場情報取得部が取得した市場情報を踏まえて、価値を割り当てる、請求項1又は2に記載の管理システム。
【請求項6】
前記リサイクルの計画には、リサイクル量及びリサイクル内容を含む、請求項1又は2に記載の管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造工場の管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、製造工場において原料から主産物を製造する際に、主産物とは別に副産物が生成される場合が多い。この副産物は、従来、そのまま廃棄されていたが、近年、環境への配慮の観点から、副産物をリサイクルできるものはリサイクルする取り組みがなされている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-55008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、副産物の中には、環境負荷物質が含まれるものがあり、環境負荷物質への対応としては、別の用途として利用するリサイクル処理を行うか、専門業者に依頼し、環境負荷物質に対して環境負荷が小さくなるように処理して廃棄する廃棄処理を行うかに分かれる。また、気候変動の主要因となる環境負荷物質としての二酸化炭素は、各国で排出削減目標が掲げられているものの、従来の工場では発電の熱源として石化燃料を燃焼したのち排気されるが、大半は回収されることなく大気に放出されているのが現状である。
【0005】
エネルギー等を使用して副産物を加工してリサイクル処理を行う場合、使用するエネルギーや加工による経済的価値、リサイクルによる社会的評価等のリサイクル処理による価値が経時変化に伴って変動する。
そのため、リサイクル処理を行うタイミングによっては、リサイクル処理による価値が廃棄処理による価値に比べて小さくなってしまう場合がある。
すなわち、リサイクル処理と廃棄処理は、社会的情勢によって価値が変動し、どちらを優先するべきか状況によって異なるため、リサイクル処理と廃棄処理との間の優先度やリサイクル実施時期等の判断が困難であった。
【0006】
そこで、本発明は、製造工場の状況変化に合わせたリサイクルが実施可能な製造工場の管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、原料からエネルギーの活用により主産物の製造に伴って副産物が生成される製造工場の管理システムであって、前記副産物の一部は、環境負荷物質であって、かつリサイクルによって前記原料又は前記主産物の一部として使用可能であり、前記原料、前記副産物、前記エネルギーの活用、及び前記主産物のそれぞれに対して価値を割り当てて価値情報を作成する価値情報作成部と、前記価値情報作成部が作成した前記価値情報を用いて、前記原料の価値、前記副産物の価値、前記エネルギーの活用の価値、及び前記主産物の価値の合計が最大になるように、前記リサイクルの計画を策定する計画策定部を有し、前記価値は、前記製造工場の立地と経時変化により変動する、管理システムである。
【0008】
ここでいう「環境負荷物質」とは、そのまま大気中に放出すると、環境に対して負荷を与える物質をいい、例えば、二酸化炭素、水素、有機物、酸、アルカリなどをいう。
ここでいう「エネルギーの活用」とは、エネルギーを用いて処理することをいい、エネルギーの生成、エネルギーの貯蔵、及びエネルギーの利用が含まれる。
【0009】
本様相によれば、価値情報作成部によって、製造工場の立地と経時変化の価値の変動を踏まえて、原料、副産物、エネルギーの活用、及び主産物に価値を割り当て、割り当てられた原料の価値、副産物の価値、エネルギーの活用の価値、及び主産物の価値の合計が最大になるように、リサイクルの計画を策定するので、製造工場の状況変化に合わせたリサイクルが実施可能である。
【0010】
また、本様相によれば、リサイクルの計画が策定されるため、リサイクルの計画に合わせた主産物の製造を行うことも可能であり、このことで省エネルギー、省資源に加え、カーボンニュートラルに大幅に貢献する、価値が最大化された工場運営も可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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