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公開番号
2025122738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018346
出願日
2024-02-09
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250815BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】対象部位の肺の分葉等の解剖情報等を動態画像に重畳させることが可能な画像処理装置等を提供する。
【解決手段】解析装置3は、放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得部と、他のモダリティにより対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得部と、機能情報画像の対象部位に関する解剖情報等を取得する第3取得部と、第2取得部により取得された機能情報画像と第3取得部により取得された解剖情報等とに基づいてDRR画像を生成する生成部と、第1取得部により取得された動態画像の複数のフレームと生成部により生成されたDRR画像とを統合する統合部と、統合された統合画像を出力する出力部とを備え、生成部は、ボリュームデータにおける解剖情報等の基準位置からの距離を示す奥行情報をDRR画像に付加する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得部と、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得部と、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得部と、
前記第2取得部により取得された前記機能情報画像と前記第3取得部により取得された前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成部と、
前記第1取得部により取得された前記動態画像の複数のフレームと前記生成部により生成された前記DRR画像とを統合する統合部と、
前記統合部により統合された統合画像を出力する出力部と、を備え、
前記生成部は、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加する、
画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記解剖情報は、肺の分葉、血管又は気管支である、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記病変情報は、結節、腫瘍、血管の狭窄、石灰化又は大動脈瘤である、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記ボリュームデータから複数のコロナル断面を構成し、前記複数のコロナル断面ごとの前記解剖情報又は前記病変情報を前記DRR画像において2次元で可視化する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記奥行情報は、前記基準位置となる基準コロナル断面と前記解剖情報又は前記病変情報を含む前記コロナル断面との間の距離である、
請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記生成部は、前記各コロナル断面における前記解剖情報又は前記病変情報の前記距離に応じて、前記DRR画像において可視化された前記各コロナル断面の前記解剖情報又は前記病変情報の表示態様を変更する、
請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記解剖情報ごとに予め色の範囲が設定されており、
前記生成部は、前記解剖情報又は前記病変情報を前記色と前記距離とに基づいて色分けする、
請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記生成部は、前記機能情報画像の第1DRR画像を生成するとともに、前記機能情報画像の前記解剖情報又は前記病変情報の第2DRR画像を生成した後、前記第1DRR画像に前記第2DRR画像を重畳させることで前記DRR画像を生成する、
請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得ステップと、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得ステップと、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得ステップと、
取得した前記機能情報画像と前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成ステップと、
取得した前記動態画像の複数のフレームと生成した前記DRR画像とを統合する統合ステップと、
前統合した統合画像を出力する出力ステップと、を有し、
前記生成ステップでは、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加する、
画像処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得部、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得部、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得部、
前記第2取得部により取得された前記機能情報画像と前記第3取得部により取得された前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成部、
前記第1取得部により取得された前記動態画像の複数のフレームと前記生成部により生成された前記DRR画像とを統合する統合部、
前記統合部により統合された統合画像を出力する出力部、として機能させ、を備え、
前記生成部では、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加させる、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
放射線撮影装置では、パルス状のX線を被写体の対象部位に連続照射する動態撮影により被写体の対象部位の動態画像を取得する。動態画像によれば、例えば、呼吸、心拍に伴う肺野の動き及び画像上の輝度の変化等を観察できる。一方で、動態画像では、気管支、血管、肺分葉等の肺野の解剖情報を観察することは難しい。
【0003】
近年、肺切除手術において、動態撮影を用いて胸膜癒着の存在及び規模を推定することで、肺切除手術の難易度、手術時間等を事前に予測することが検討されている。ところが、動態撮影では、肺の分葉不全を捉えることができず、肺切除手術に必要な情報を十分に確保できないため、肺切除手術の難易度等を正確に予測することが困難であった。CT装置、MRI装置等は、肺分葉、気管支、血管等の解剖情報を描出可能である。そのため、現在の肺切除計画時では、放射線撮影装置により撮影された動態画像と、CT装置により取得された画像の解析結果とを個別に確認する必要がある。
【0004】
放射線撮影装置で撮影された動態画像と、他のモダリティで取得された画像とを同時に確認する画像処理装置が特許文献1に提案されている。画像処理装置は、放射線撮影装置により撮影された動態画像の肺野領域と、SPECT装置で取得された機能情報画像の肺野領域とを統合し、統合した画像を表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-183493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術では、CT装置から生成したDRR画像を動態画像に重畳させることは可能である。しかしながら、従来の画像処理装置では、対象部位の分葉等の解剖情報、さらには解剖情報の奥行き等についてまでは動態画像の各フレームに重畳させることができないという課題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、対象部位の肺の分葉等の解剖情報等を動態画像に重畳させることが可能な画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る画像処理装置は、
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得部と、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得部と、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得部と、
前記第2取得部により取得された前記機能情報画像と前記第3取得部により取得された前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成部と、
前記第1取得部により取得された前記動態画像の複数のフレームと前記生成部により生成された前記DRR画像とを統合する統合部と、
前記統合部により統合された統合画像を出力する出力部と、を備え、
前記生成部は、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加する。
【0009】
本発明に係る画像処理方法は、
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得ステップと、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得ステップと、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得ステップと、
取得した前記機能情報画像と前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成ステップと、
取得した前記動態画像の複数のフレームと前記生成部により生成された前記DRR画像とを統合する統合ステップと、
前統合した統合画像を出力する出力ステップと、を有し、
前記生成ステップでは、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加する。
【0010】
本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
放射線撮影装置により被写体の対象部位を動態撮影することで複数のフレーム画像からなる動態画像を取得する第1取得部、
前記放射線撮影装置とは異なる他のモダリティにより前記対象部位を撮影することで複数のボクセルからなるボリュームデータを含む機能情報画像を取得する第2取得部、
前記機能情報画像の前記対象部位に関する解剖情報又は病変情報を取得する第3取得部、
前記第2取得部により取得された前記機能情報画像と前記第3取得部により取得された前記解剖情報又は前記病変情報とに基づいてDRR画像を生成する生成部、
前記第1取得部により取得された前記動態画像の複数のフレームと前記生成部により生成された前記DRR画像とを統合する統合部、
前記統合部により統合された統合画像を出力する出力部、として機能させ、を備え、
前記生成部では、前記ボリュームデータにおける前記解剖情報又は前記病変情報の基準位置からの距離を示す奥行情報を前記DRR画像に付加させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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