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公開番号
2025123120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024019006
出願日
2024-02-09
発明の名称
ゴム組成物、及びバッテリー
出願人
デンカ株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
101/00 20060101AFI20250815BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】バッテリーセルの急激な温度上昇等に伴う発火に対して、短時間で消火することができ、粘着性、作業性、及び被保護体への追従性に優れたゴム組成物を提供する。
【解決手段】本発明によれば、マトリクスポリマー100質量部に対し、金属水酸化物50~2000質量部、を含み、前記マトリクスポリマーが液状ゴム及び固形エラストマーを含み、かつ、前記液状ゴムと前記固形エラストマーの質量比が95:5~50:50である、ゴム組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
マトリクスポリマー100質量部に対し、金属水酸化物50~2000質量部、を含み、
前記マトリクスポリマーが液状ゴム及び固形エラストマーを含み、かつ、前記液状ゴムと前記固形エラストマーの質量比が95:5~50:50である、ゴム組成物。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記金属水酸化物が、水酸化アルミニウムを含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
パテ状である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
バッテリーに使用される請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のゴム組成物。
【請求項5】
請求項1~請求項3のいずれか1つに記載のゴム組成物によって構成される部材を備える、バッテリー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びバッテリーに関する。特に、ゴム組成物はパテ状組成物であって、主にバッテリー用途に使用されるゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウム電池等の各種バッテリーは、内部短絡等によりバッテリーセルが熱暴走し、発火や発煙等が生じることがある。このような熱暴走による問題を抑えるために、バッテリーセルの周辺に耐火材や断熱層等の保護材を用いる試みがある。このような保護材には、高温になったバッテリーセルの熱を他のバッテリーセル、及びバッテリーセルを収容した筐体へ伝播しにくくすることが期待されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、熱分解開始温度が800℃以下、吸熱量が300J/g以上である吸熱剤、及び樹脂を含有した耐火樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-143139
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の耐火樹脂組成物は、例えば、EVA樹脂に大量の水酸化アルミニウムを配合し、携帯電話等のバッテリーから発火が生じた際は、短時間で消火することができる耐火樹脂組成物である。しかしながら、樹脂に大量の無機化合物を配合することで、フレキシブル性や粘着性が損なわれ、円筒形のバッテリーセルには追従しきれずに隙間が空いてしまい、そこから火が外部に発生してしまう可能性が有った。
【0006】
そこで、本発明は、バッテリーセルの急激な温度上昇等に伴う発火に対して、短時間で消火することができ、粘着性、作業性、及び被保護体への追従性に優れたゴム組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した。その結果、特定の配合の組成物を用いることにより、上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1] マトリクスポリマー100質量部に対し、金属水酸化物50~2000質量部、を含み、
前記マトリクスポリマーが液状ゴム及び固形エラストマーを含み、かつ、前記液状ゴムと前記固形エラストマーの質量比が95:5~50:50である、ゴム組成物。
[2] 前記金属水酸化物が、水酸化アルミニウムを含む、[1]に記載のゴム組成物。
[3] パテ状である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] バッテリーに使用される[1]~[3]のいずれか1つに記載のゴム組成物。
[5] [1]~[4]のいずれか1つに記載のゴム組成物によって構成される部材を備える、バッテリー。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バッテリーの急激な温度上昇等に伴う発火に対して、短時間で消火することができ、粘着性、作業性、及び被保護体への追従性に優れたゴム組成物を提供することができる。このようなゴム組成物は、例えば適度な軟度を有することから円筒形のバッテリーセルの形状にも追従可能なパテ状保護材として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、円筒形バッテリーセルの表面にゴム組成物を取り付ける様子を表す概略図である。図1Bは、円筒形バッテリーセルの表面にゴム組成物が取り付けられた状態を表す概略図である。
図2は、粘着性試験の様子を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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