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公開番号
2025123275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025096772,2021105473
出願日
2025-06-10,2021-06-25
発明の名称
発泡性薬効付与用組成物、エアゾール製品、及び発泡性芳香消臭組成物
出願人
大日本除蟲菊株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61L
9/14 20060101AFI20250815BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、泡の持続性を高めなくても、有効成分の優れた拡散性を示し、優れた薬効を発揮することができ、使用感にも優れる発泡性薬効付与組成物を提供すること。
【課題の解決手段】噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、前記組成物は(A)有効成分、(B)界面活性剤、(C)有機溶剤、水を含有し、前記組成物を、底面積11.3cm
2
の300mLのメスシリンダーに1秒間噴射した際の、噴射直後の泡の体積の最大値Xと、噴射1分後の泡の体積Yとの比率である泡体積比は、Y/X≦0.99である発泡性薬効付与組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、
前記組成物は(A)有効成分、(B)界面活性剤、(C)有機溶剤、水を含有し、
前記組成物を、底面積11.3cm
2
の300mLのメスシリンダーに1秒間噴射した際の、噴射直後の泡の体積の最大値Xと、噴射1分後の泡の体積Yとの比率である泡体積比は、Y/X≦0.99である発泡性薬効付与組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡性薬効付与組成物、及びそれを用いた薬効付与方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
発泡性の製品は、使用時に泡の外観などを視認することができるため、使用感が好ましい製品も多い。そのため、従来から様々な種類の発泡性の製品が検討・開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、長時間消泡、乾燥しない泡を形成でき、その泡を悪臭源表面に長時間乾燥せずに残留させ、泡によって悪臭源を覆い隠し、悪臭の空気中への拡散を防ぐことのできる発泡性の消臭用エアゾール組成物が記載されている。また、特許文献2には、噴出される原液が泡状となり、常温下や低温下においても泡の形成性が良好で、持続性が優れるため利用しやすい発泡性のエアゾール組成物が記載されている。
【0004】
しかし、特許文献1や特許文献2に記載のエアゾール組成物は、いずれも発泡後の泡の持続性を高めるような設計がされており、泡の持続性を高めることで対象物への暴露時間が長くなり、性能を十分に発揮することができるとされている。また、泡の持続性に劣るエアゾール組成物は、対象物への暴露時間が短くなるため、性能が十分に発揮できなくなる虞があると考えられていた。そのため、泡の持続性を高めなくても、優れた薬効を発揮することができるエアゾール組成物は望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-206868号公報
特開2019-210302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、泡の持続性を高めなくても、有効成分の優れた拡散性を示し、優れた薬効を発揮することができ、使用感にも優れる発泡性薬効付与組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、本発明の目的を達成するため、鋭意検討を行った結果、噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、噴射後の泡の体積の変化率である泡体積比が特定の範囲であることが、有効成分の拡散性、薬効、及び使用感を向上させる上で、重要であることを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
本発明は、以下の構成が上記目的を達成するために優れた効果を奏することを見出したものである。
(1)噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、
前記組成物は(A)有効成分、(B)界面活性剤、(C)有機溶剤、及び水を含有し、
前記組成物を、底面積11.3cm
2
の300mLのメスシリンダーに1秒間噴射した際の、噴射直後の泡の体積の最大値Xと、噴射1分後の泡の体積Yとの比率である泡体積比は、Y/X≦0.99である発泡性薬効付与組成物。
(2)前記(C)有機溶剤は、炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤からなる群より選択される1種又は2種以上である(1)に記載の発泡性薬効付与組成物。
(3)前記(C)有機溶剤は、0.5~30質量%配合されている(1)又は(2)に記載の発泡性薬効付与組成物。
(4)前記(A)有効成分と(C)有機溶剤の重量比率は、10≦(C)/(A)≦700である(1)~(3)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(5)前記Y/Xは、Y/X≦0.70である(1)~(4)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(6)前記組成物のpHは、5.0~12.0である(1)~(5)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(7)前記界面活性剤は、ノニオン系界面活性剤及び/又は両性界面活性剤である(1)~(6)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(8)前記(A)有効成分は芳香消臭成分であり、薬効は芳香消臭効果である(1)~(7)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(9)前記(A)有効成分は防汚成分であり、薬効は防汚効果である(1)~(7)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(10)前記(A)有効成分は防カビ成分であり、薬効は防カビ効果である(1)~(7)のいずれか1に記載の発泡性薬効付与組成物。
(11)前記(1)~(10)のいずれか1に記載の組成物と、噴射剤と、をエアゾール容器に充填してなるエアゾール製品。
(12)前記(1)~(10)のいずれか1に記載の組成物をスプレー容器に充填してなるスプレー製品。
(13)(A)有効成分、(B)界面活性剤、(C)有機溶剤、及び水を含有した発泡性薬効付与組成物であって、
前記組成物を、底面積11.3cm
2
の300mLのメスシリンダーに1秒間噴射した際の、噴射直後の泡の体積の最大値Xと、噴射1分後の泡の体積Yとの比率である泡体積比は、Y/X≦0.99である発泡性薬効付与組成物を噴射する薬効付与方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の発泡性薬効付与組成物は、泡の持続性を高めなくても、有効成分の拡散性に優れ、優れた薬効を発揮することができ、使用感にも優れ、特に、有効成分が芳香消臭成分、防汚成分や防カビ成分である場合に、その拡散性に優れ、優れた芳香消臭効果を発揮でき、使用感にも優れるので、トイレ、排水溝、洗濯槽等の悪臭が問題となる箇所で使用することに適しており、実用性は極めて高い。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の発泡性薬効付与組成物、及びそれを用いた薬効付与方法について詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や実施例に記載される構成に限定されることを意図しない。なお、本願明細書において、「~」は境界値を含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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