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公開番号2025104531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222404
出願日2023-12-28
発明の名称薬剤揮散装置
出願人大日本除蟲菊株式会社,大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類A01M 1/20 20060101AFI20250703BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】薬剤揮散性能の持続性を低減させない薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体5と、薬剤揮散体5を収納する内側容器10の外側に外側容器20を配した収納容器6とを備えた薬剤揮散装置1において、合成樹脂のシート成形品から成る内側容器10が合成樹脂の射出成形品から成る外側部材20に対して上下移動可能に配され、内側容器10の上下移動によって、外側容器20の周面に開口する外側開口部20aと内側容器10の周面に開口する内側開口部10aとが重なる揮散状態と、内側開口部10aが外側開口部20aに対して上下方向にずれて外側開口部20aが内側開口部10aの周囲により塞がれる非揮散状態と、に切り替え可能である。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収納する内側容器の外側に外側容器を配した収納容器とを備えた薬剤揮散装置において、
合成樹脂のシート成形品から成る前記内側容器が合成樹脂の射出成形品から成る前記外側部材に対して上下移動可能に配され、
前記内側容器の上下移動によって、前記外側容器の周面に開口する外側開口部と前記内側容器の周面に開口する内側開口部とが重なる揮散状態と、前記内側開口部が前記外側開口部に対して上下方向にずれて前記外側開口部が前記内側開口部の周囲により塞がれる非揮散状態とに切り替え可能であることを特徴とする薬剤揮散装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記外側容器を正立姿勢と前記正立姿勢に対して天地を逆転させた倒立姿勢との一方に配して前記内側容器をストロークエンドまで降下させた際に前記揮散状態となり、他方に配して前記内側容器をストロークエンドまで降下させた際に前記非揮散状態となることを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散装置。
【請求項3】
前記内側容器の外面に突出する第1突出部と前記外側容器の内面に突出する第2突出部とが当接することで前記内側容器の上下移動が規制されることを特徴とする請求項2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項4】
前記外側容器が前記内側容器を挿通する挿通孔を上下方向の一端面に有しており、前記内側容器が前記外側容器に対して着脱可能であり、前記内側容器を前記挿通孔から挿入した際に前記第1突出部が前記第2突出部と摺動して乗り越えることを特徴とする請求項3に記載の薬剤揮散装置。
【請求項5】
前記内側容器は前記外側容器に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項6】
前記外側容器は互いに係合する表側部材と裏側部材とを有し、前記表側部材と前記裏側部材の一方に係合爪を設けるとともに、他方に前記係合爪が係合する被係合部と、前記被係合部に対向する対向壁とを設け、
前記対向壁は、前記被係合部と前記対向壁との間に挿入される前記係合爪に面して前記被係合部よりも挿入方向前方に配された突起部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤揮散装置。
【請求項7】
前記内側容器及び前記外側容器は互いに異なる外装色に配色されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薬剤揮散装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防虫剤等の揮散性薬剤を揮散させる薬剤揮散装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
揮散性薬剤を揮散させる従来の薬剤揮散装置は特許文献1に開示される。この薬剤揮散装置は揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、薬剤揮散体を通気可能に収容する収容容器とを備える。収容容器の周面には複数の開口部が設けられる。薬剤揮散体から揮散する薬剤は開口部を介して外部に放出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-101180号公報(第8頁~第22頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の薬剤揮散装置によると、揮散性薬剤が常時放出されるため薬剤の拡散性に優れる一方、薬剤揮散性能の持続性についてはさらなる改良が求められていた。また、揮散性薬剤自体に不快臭が無く安全性が高いものであっても、屋内空間(トイレ、浴室、寝室、リビング等)、自動車内、テント内等の容積が2.0~33.3m

程度の狭小の密閉空間(自然換気、24時間換気等の換気条件も含む)で常時薬剤を揮散させることを敬遠する消費者もいる。このため、使用時のみ、あるいは一定時間のみ薬剤を揮散させることができる機能を備えた薬剤揮散装置が望まれる。
【0005】
この際、揮散状態(使用時)と非揮散状態(不使用時)が簡便に切り替えできる仕組みであることが好ましい。特に揮散状態と非揮散状態を高頻度で切り替える場合(例えば、12時間以下の間隔で揮散状態と非揮散状態を切り替える場合)は一層簡便であることが望まれるが、比較的簡単な操作でそのような切り替えできる薬剤揮散装置は現在まで見当たらない。
【0006】
本発明は、比較的簡単な操作で揮散状態(使用時)と非揮散状態(不使用時)を簡便に切り替えでき、薬剤揮散性能の持続性を低減させない薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、揮散性薬剤を揮散可能に保持する薬剤揮散体と、前記薬剤揮散体を収納する内側容器の外側に外側容器を配した収納容器とを備えた薬剤揮散装置において、
合成樹脂のシート成形品から成る前記内側容器が合成樹脂の射出成形品から成る前記外側部材に対して上下移動可能に配され、
前記内側容器の上下移動によって、前記外側容器の周面に開口する外側開口部と前記内側容器の周面に開口する内側開口部とが重なる揮散状態と、前記内側開口部が前記外側開口部に対して上下方向にずれて前記外側開口部が前記内側開口部の周囲により塞がれる非揮散状態とに切り替え可能であることを特徴としている。
【0008】
この構成によると、内側容器をシート成形品にすることで、射出成形品よりも樹脂の使用量を減らすことが可能であり、環境に配慮した薬剤揮散装置となる。また、薬剤揮散装置全体の厚み、重量を減らすことができることから、保管スペースの節約や輸送効率の向上が見込まれる。
【0009】
また本発明は上記構成の薬剤揮散装置において、前記外側容器を正立姿勢と前記正立姿勢に対して天地を逆転させた倒立姿勢との一方に配して前記内側容器をストロークエンドまで降下させた際に前記揮散状態となり、他方に配して前記内側容器をストロークエンドまで降下させた際に前記非揮散状態となることを特徴としている。
【0010】
また本発明は上記構成の薬剤揮散装置において、前記内側容器の外面に突出する第1突出部と前記外側容器の内面に突出する第2突出部とが当接することで前記内側容器の上下移動が規制されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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