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公開番号2025102724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2024224820
出願日2024-12-20
発明の名称液状組成物、及びスプレー製品
出願人大日本除蟲菊株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 25/04 20060101AFI20250701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】精油の溶解性が高められ、しかも精油が本来有する香りの質の低下が抑制された液状組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)~(D):(A)精油 (B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 (C)水 (D)エタノールを含有する液状組成物。成分(A)の含有量は、0.01~5.0w/v%であることが好ましい。成分(B)の含有量は、0.1~10.0w/v%であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の成分(A)~(D):
(A)精油
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(C)水
(D)エタノール
を含有する液状組成物。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記成分(A)の含有量は、0.01~5.0w/v%である請求項1に記載の液状組成物。
【請求項3】
前記成分(B)の含有量は、0.1~10.0w/v%である請求項1に記載の液状組成物。
【請求項4】
前記成分(A)は、ハッカ油、ユーカリ油、ラベンダー油、ウイキョウ油、スペアミント油、オレンジ油、グレープフルーツ油、及びベルガモット油からなる群から選択される一つ以上を含む請求項1に記載の液状組成物。
【請求項5】
前記成分(B)におけるオキシエチレン基の平均繰り返し単位数は、10~100である請求項1に記載の液状組成物。
【請求項6】
以下の成分(E):
(E)害虫防除成分
をさらに含有する請求項1に記載の液状組成物。
【請求項7】
前記成分(E)は、ディート、イカリジン、3-(N-n-ブチル-N-アセチル)アミノプロピオン酸エチルエステル、及びp-メンタン-3,8-ジオールからなる群から選択される一つ以上を含む請求項6に記載の液状組成物。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載の液状組成物がスプレー容器に収容されてなるスプレー製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、精油を含む液状組成物、及びスプレー製品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、精油を含有する液状組成物が、芳香剤、消臭剤、害虫忌避剤、抗菌剤等として用いられている。精油は、植物から香り成分を抽出した抽出物であり、エッセンスとも称され、花、葉、果皮、根等を蒸す、搾る等の抽出工程を行い、さらに精製工程を行うことによって製造される。精油を含有する液状組成物は、環境に優しいといった点から、水が配合され、水系の液状組成物とされる。
【0003】
合成香料は一般に単一の化合物から構成されるものであるのに対し、精油は天然物であるがゆえに複数の化合物を含有した混合物として構成される。このため、複数の化合物の一部(成分)に由来して、水を含む親水性溶剤に対する精油の溶解性が低下する場合がある。また、精製しきれなかった微量の残渣(不揮発性成分)が存在すると、かかる残渣に由来して、親水性溶剤に対する精油の溶解性が低下する場合がある。このため、親水性溶剤に対する精油の溶解性を高めるために、不溶成分を蒸留によって除去することが提案されている(例えば、引用文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/121186号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、蒸留による除去では、完全に不溶成分のみを除去することは難しく、特許文献1にも記載されているように、若干ながら必要な香気成分も失われる可能性がある。また、蒸留工程が増える分、コストアップにもつながる。
【0006】
一方、液状組成物における精油の溶解性を高めるべく、界面活性剤等の添加剤を配合することが考えられる。しかし、添加剤の種類によっては、精油の溶解性を高めることができず、また、高めることができたとしても、精油が本来有する香りの質が低下するおそれがある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、精油の溶解性が高められ、しかも精油が本来有する香りの質の低下が抑制された液状組成物、及びスプレー製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
液状組成物の溶剤として水及びエタノールの混合液(親水性溶剤)を使用する場合において、何ら添加剤を配合しない場合には、精油が本来有する香りの質はそのまま発揮されるものの、精油の溶解性が低く、香りが量的に不足する。そこで、本発明者らが鋭意研究したところ、添加剤として、界面活性剤の中でも特にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合することにより、何ら添加剤を配合しない場合、及び他の界面活性剤を配合する場合と比較して、精油の溶解性を高めることができ、加えて、他の界面活性剤を配合する場合と比較して、精油が本来有する香りの質の低下を抑制し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
上記課題を解決するための本発明に係る液状組成物の特徴構成は、
以下の成分(A)~(D):
(A)精油
(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(C)水
(D)エタノール
を含有することにある。
【0010】
本構成の液状組成物によれば、成分(C)及び成分(D)という親水性溶剤を溶剤として使用する場合において、成分(B)を配合することにより、何ら添加剤を配合しない場合、及び他の界面活性剤を配合する場合と比較して、成分(C)及び成分(D)に対する成分(A)の溶解性が高められ、しかも成分(A)が本来有する香りの質の低下が抑制されたものとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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