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公開番号
2025124417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020464
出願日
2024-02-14
発明の名称
動力伝達装置の潤滑構造
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250819BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡素な構成で高所に位置する第1の回転部材に潤滑油を供給できる動力伝達装置の潤滑構造を提供すること。
【解決手段】変速機1の潤滑構造は、底部に潤滑油Oが貯留され、第1の回転部材4、第2の回転部材5および第3の回転部材6を収容する変速機ケース2と、変速機ケース2に収容され、潤滑油が貯留されるキャッチタンク21とを備えている。キャッチタンク21は、最上部に位置する第2の回転部材5によって掻き上げられた潤滑油が導入される開口部21aと、開口部21aよりも下方でキャッチタンク21の上部のみに潤滑油O1を貯留する上部貯留部21Aを形成する可動板22とを備えており、第1の回転部材4と第2の回転部材5の間の高さ位置に配置される第3の回転部材6によって上部貯留部21Aに貯留される潤滑油O1が最上部に位置する第1の回転部材4に供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底部に潤滑油が貯留され、第1の回転部材、第2の回転部材および第3の回転部材を収容するケース部材と、
前記ケース部材に収容され、潤滑油を貯留可能なキャッチタンクとを備え、
前記第1の回転部材は、モータ軸と同軸上に位置するように最上部に配置されており、
前記第3の回転部材は、前記ケース部材の底部の潤滑油に浸かるように最下部に配置されており、
前記第2の回転部材は、前記第1の回転部材と前記第3の回転部材の間の高さ位置に配置されている動力伝達装置の潤滑構造であって、
前記キャッチタンクは、
前記第3の回転部材によって掻き上げられた潤滑油が導入される開口部と、
前記開口部よりも下方で前記キャッチタンクの上部のみに潤滑油を貯留する上部貯留部を形成する可動部材とを備えており、
前記上部貯留部に貯留される潤滑油が前記第2の回転部材によって前記第1の回転部材に供給されることを特徴とする動力伝達装置の潤滑構造。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記第1の回転部材は、前記モータ軸から動力が伝達される入力軸と、前記入力軸と一体で回転する入力ギヤとを有し、
前記第3の回転部材は、出力軸と、前記出力軸と一体で回転する出力ギヤとを有し、
前記第2の回転部材は、中間軸と、前記中間軸と一体で回転し、前記入力ギヤから伝達される動力を減速する第1の中間ギヤと、前記中間軸と一体で回転し、前記出力ギヤに動力を減速して伝達する第2の中間ギヤとを有することを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
【請求項3】
前記可動部材は、
前記上部貯留部の底壁となることにより前記上部貯留部に潤滑油を貯留する第1の切替位置と、前記第1の切替位置から退避して前記上部貯留部よりも下方に潤滑油を貯留可能な第2の切替位置とに切替えられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
【請求項4】
前記可動部材は、制御部からの信号によって前記第1の切替位置と前記第2の切替位置とに切替えられ、
前記制御部は、前記モータ軸の回転速度に応じて前記可動部材を前記第1の切替位置と前記第2の切替位置とに切替えることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置の潤滑構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置の潤滑構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用変速機においては、変速機ケースの底部に貯留される潤滑油をファイナルギヤの回転によって掻き上げ、潤滑油をギヤや軸受に供給することによってギヤや軸受を潤滑している。
【0003】
ハイブリッド車両にあっては、高所にモータ軸が配置され、モータ軸からディファレンシャル装置まで上下方向に配置したギヤを介して動力を伝達するものがあり、高速回転するモータ軸に接続される入力軸のギヤや軸受を潤滑する必要がある。
【0004】
高所に配置される入力軸のギヤや軸受にファイナルギヤによって掻き上げられる潤滑油が届き難い場合には、オイルポンプから吐出される潤滑油を高所に配置される入力軸のギヤや軸受に供給している。
【0005】
ところが、オイルポンプを用いると、変速機の部品点数が増大して変速機の製造コストが増大するので、オイルポンプを用いずに高所に潤滑油を供給することが変速機の部品点数の低減と製造コストの低減とを図る上で好ましい。
【0006】
従来、高所に潤滑油を輸送する潤滑装置として、特許文献1に記載される潤滑装置が知られている。
【0007】
この潤滑装置は、第1の回転部材の回転により輸送される潤滑油を、潤滑油必要部に供給する潤滑装置において、第1の回転部材により輸送される潤滑油を保持し、かつ、回転によりその潤滑油をキャッチタンクに輸送する第2の回転部材と、第1の回転部材を保持する第1の保持部および第2の回転部材を保持する第2の保持部を有する容器とを備えている。
【0008】
この潤滑装置は、第1の回転部材の回転によって第1の保持部から第2の保持部に潤滑油が輸送され、第2の回転部材の回転によって第2の保持部からキャッチタンクに潤滑油が輸送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-214532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載の潤滑装置は、第1の回転部材と第2の回転部材が容器の第1の保持部と第2の保持部によって保持されているので、第1の回転部材から第2の回転部材を通してキャッチタンクに延びる容器が必要となり、潤滑装置の部品点数が増大するとともに、潤滑装置の構造が複雑になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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