TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020705
出願日2024-02-14
発明の名称建具及び取付アタッチメント
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250819BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】躯体に付加部材を設けた場合にも枠材の取付強度を確保する。
【解決手段】上枠11は、外周側に向けて見付け方向に突出した外周壁部14e及び外周壁部14eよりも室内側となる部分に本体ネジ挿通孔14rを有し、外周壁部14eを介して躯体Bにネジ部材16aを螺合することによって躯体Bに取り付けられる建具であって、取付孔40eが設けられた基板部40aと、基板部40aの他方の端部において屈曲し、基板部40aを上枠11に重ねた場合に本体ネジ挿通孔14rに挿入可能となる挿入片部40dと、基板部40aにおいて挿入片部40dよりも一方の端部側となる位置から延在し、挿入片部40dを本体ネジ挿通孔14rに挿入した状態で上枠11の見付け面に連結される連結板部40fとを有した取付アタッチメント40を備え、挿入片部40d及び連結板部40fを介して上枠11に取付アタッチメント40が取り付けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
枠体を構成する枠材は、外周側に向けて見付け方向に突出した外周壁部を有するとともに、外周側となる見込み面において前記外周壁部よりも室内側となる部分にネジ挿通孔を有し、前記外周壁部を介して躯体に接合材を挿通させることによって躯体に取り付けられる建具であって、
一方の端部に取付孔が設けられた基板部と、
前記基板部の他方の端部において屈曲し、前記基板部を前記枠材の外周側となる見込み面に重ねた場合に前記ネジ挿通孔に挿入可能となる挿入片部と、
前記基板部において前記挿入片部よりも一方の端部側となる位置から前記挿入片部と同一の方向に向けて延在し、前記挿入片部を前記ネジ挿通孔に挿入した状態で前記枠材の見付け面に連結される連結板部と
を有した取付アタッチメントを備え、
前記挿入片部及び前記連結板部を介して前記枠材に前記取付アタッチメントが取り付けられていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記取付アタッチメントは、前記連結板部を介して前記枠材にアタッチメント接合材を挿通させることにより前記枠材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記枠材は、見付け面に係合溝を有し、
前記取付アタッチメントは、前記連結板部に係合爪部を有し、前記係合爪部を前記係合溝に係合させることにより前記枠材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
躯体には、室外側となる部分に下地材を介して外装材が設けられ、
前記取付アタッチメントの前記取付孔は、前記下地材を越えて躯体に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項5】
前記枠材には、内周側となる部分に長手に沿って延在するレール部が設けられ、前記レール部もよりも室内側となる部分に前記ネジ挿通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項6】
外周側に向けて見付け方向に突出した外周壁部を有するとともに、外周側となる見込み面において前記外周壁部よりも室内側となる部分にネジ挿通孔を有し、前記外周壁部を介して躯体に接合材を挿通させることによって躯体に取り付けられる枠材用の取付アタッチメントであって、
一方の端部に取付孔が設けられた基板部と、
前記基板部の他方の端部において屈曲し、前記基板部を前記枠材の外周側となる見込み面に重ねた場合に前記ネジ挿通孔に挿入可能となる挿入片部と、
前記基板部において前記挿入片部よりも一方の端部側となる位置から前記挿入片部と同一の方向に向けて延在し、前記挿入片部を前記ネジ挿通孔に挿入した状態で前記枠材の見付け面に連結される連結板部と
を有し、前記挿入片部及び前記連結板部を介して前記枠材に取り付けられることを特徴とする取付アタッチメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具及び取付アタッチメントに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
枠体を構成する枠材には、見付け方向に沿った外周壁部を有するものがある。この種の枠材は、例えば外周壁部を介して躯体の外表面に接合材であるネジ部材を螺合するとともに、内周側となる見込み面から躯体にネジ部材を螺合することによって取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-104973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、昨今の躯体には、外表面に断熱材等の付加部材を設ける場合がある。こうした躯体に対して上述の枠材を取り付ける場合には、付加部材を設けていない躯体に取り付ける場合に比べて枠材の取付位置が室外側となる。すなわち、外周壁部が当接する躯体の外表面が付加部材の分だけ室外側となるため、これに伴って枠材の取付位置も室外寄りとなる。
【0005】
ここで、枠材の取付位置が室外側に移動した場合にも、外周壁部を介して躯体に螺合するネジ部材については位置に変化がないため問題となることがない。しかしながら、内周側となる見込み面から躯体に螺合するネジ部材については、枠材の取付位置が変化した場合、躯体に対して見込み方向の位置が変化する。このため、枠材のネジ挿通孔が躯体を越えて室外側となった場合には、ネジ部材が下地材の小口端面に螺合される等、躯体に螺合することができず、枠材の取付強度を確保することが困難となる事態が生じ得る。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、躯体に付加部材を設けた場合にも、躯体に対する枠材の取付強度を確保することのできる建具及び取付アタッチメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体を構成する枠材は、外周側に向けて見付け方向に突出した外周壁部を有するとともに、外周側となる見込み面において前記外周壁部よりも室内側となる部分にネジ挿通孔を有し、前記外周壁部を介して躯体に接合材を挿通させることによって躯体に取り付けられる建具であって、一方の端部に取付孔が設けられた基板部と、前記基板部の他方の端部において屈曲し、前記基板部を前記枠材の外周側となる見込み面に重ねた場合に前記ネジ挿通孔に挿入可能となる挿入片部と、前記基板部において前記挿入片部よりも一方の端部側となる位置から前記挿入片部と同一の方向に向けて延在し、前記挿入片部を前記ネジ挿通孔に挿入した状態で前記枠材の見付け面に連結される連結板部とを有した取付アタッチメントを備え、前記挿入片部及び前記連結板部を介して前記枠材に前記取付アタッチメントが取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る取付アタッチメントは、外周側に向けて見付け方向に突出した外周壁部を有するとともに、外周側となる見込み面において前記外周壁部よりも室内側となる部分にネジ挿通孔を有し、前記外周壁部を介して躯体に接合材を挿通させることによって躯体に取り付けられる枠材用の取付アタッチメントであって、一方の端部に取付孔が設けられた基板部と、前記基板部の他方の端部において屈曲し、前記基板部を前記枠材の外周側となる見込み面に重ねた場合に前記ネジ挿通孔に挿入可能となる挿入片部と、前記基板部において前記挿入片部よりも一方の端部側となる位置から前記挿入片部と同一の方向に向けて延在し、前記挿入片部を前記ネジ挿通孔に挿入した状態で前記枠材の見付け面に連結される連結板部とを有し、前記挿入片部及び前記連結板部を介して前記枠材に取り付けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、躯体に対する枠材の取付位置が室外側に移動した場合にも、枠材に取り付けた取付アタッチメントの取付孔を介して躯体に接合材を挿通させることができ、躯体に断熱材等の付加部材を取り付けた場合にも枠材の取付強度を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の縦断面図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具の上枠部分を拡大して示す要部縦断面図である。
図1に示した建具の縦枠部分を拡大して示す要部横断面図である。
図1に示した建具に適用する取付アタッチメントを示すもので、(a)は室外側から見た正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
図1に示した建具の上枠及び取付アタッチメントを示すもので、(a)は分解縦断面図、(b)は上枠に取付アタッチメントを取り付けた状態の縦断面図である。
図1に示した建具の縦枠及び取付アタッチメントを示すもので、(a)は分解縦断面図、(b)は縦枠に取付アタッチメントを取り付けた状態の縦断面図である。
外表面に断熱材が設けられていない躯体に対して図7に示した上枠を取り付けた状態の要部縦断面図である。
取付アタッチメントの変形例1を示すもので、(a)は室外側から見た正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
変形例1の取付アタッチメント及び図1に示した建具の上枠を示すもので、(a)は分解縦断面図、(b)は上枠に取付アタッチメントを取り付けた状態の縦断面図である。
取付アタッチメントの変形例2を示すもので、(a)は室外側から見た正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
変形例2の取付アタッチメント及び図1に示した建具の上枠を示すもので、(a)は分解縦断面図、(b)は上枠に取付アタッチメントを取り付けた状態の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
28日前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
29日前
YKK AP株式会社
建具
1か月前
YKK AP株式会社
建具
28日前
YKK AP株式会社
建具
今日
YKK AP株式会社
建具
27日前
YKK AP株式会社
戸体
2日前
YKK AP株式会社
建具
27日前
YKK AP株式会社
建具
6日前
YKK AP株式会社
建具
9日前
YKK AP株式会社
建具
16日前
YKK AP株式会社
屋外構造物
1か月前
YKK AP株式会社
引き違い窓
28日前
YKK AP株式会社
柱の固定構造
20日前
YKK AP株式会社
柱の固定構造
27日前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
1か月前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
1か月前
YKK AP株式会社
カーテンウォール
1か月前
YKK AP株式会社
ドアパネル及び建具
15日前
続きを見る