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公開番号
2025125108
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024020959
出願日
2024-02-15
発明の名称
便意検出装置、便意検出方法
出願人
国立大学法人佐賀大学
,
東洋紡株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
A61B
5/397 20210101AFI20250820BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】高い精度で対象者の便意を検出することが可能な便意検出装置、及び便意検出方法を提供する。
【解決手段】対象者の便意を検出する装置であって、対象者の肛門周辺の皮膚上に配置される複数の筋電位計測電極と、複数の筋電位計測電極から選択される少なくとも二つの筋電位計測電極の間で測定された電位差の経時変化に基づいて、対象者の便意の有無を判定する演算処理部とを備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象者の便意を検出する装置であって、
前記対象者の肛門周辺の皮膚上に配置される複数の筋電位計測電極と、
前記複数の筋電位計測電極から選択される少なくとも二つの筋電位計測電極の間で測定された電位差の経時変化に基づいて、前記対象者の便意の有無を判定する演算処理部とを備えることを特徴とする便意検出装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記複数の筋電位計測電極は、基準電位を形成する基準電極を含むことを特徴とする請求項1に記載の便意検出装置。
【請求項3】
前記演算処理部は、前記複数の筋電位計測電極が測定した電位差の時系列データによる、単位時間あたりの実効値に基づいて、前記対象者の便意の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の便意検出装置。
【請求項4】
前記演算処理部は、前記複数の筋電位計測電極によって測定された電位差の時系列データの波形処理を行うための、カットオフ周波数が1kHz~10kHzの範囲内に設定されたローパスフィルタと、カットオフ周波数が0.01Hz~0.1Hzの範囲内に設定されたハイパスフィルタとを備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の便意検出装置。
【請求項5】
対象者の便意を検出する方法であって、
前記対象者の肛門周辺の皮膚上に複数の筋電位計測電極を配置する工程(A)と、
前記複数の筋電位計測電極から選択される少なくとも二つの筋電位計測電極の間で測定された電位差の経時変化に基づいて、前記対象者の便意の有無を判定する工程(B)とを含むことを特徴とする便意検出方法。
【請求項6】
前記複数の筋電位計測電極は、基準電位を形成する基準電極を含むことを特徴とする請求項5に記載の便意検出方法。
【請求項7】
前記工程(B)は、前記複数の筋電位計測電極が測定した電位差の時系列データによる、単位時間あたりの実効値に基づいて、前記対象者の便意の有無を判定することを特徴とする請求項5に記載の便意検出方法。
【請求項8】
前記工程(B)は、
前記複数の筋電位計測電極が計測した電位差の時系列データから得られた処理対象信号を、カットオフ周波数が1kHz~10kHzの範囲内に設定されたローパスフィルタと、カットオフ周波数が0.01Hz~0.1Hzの範囲内に設定されたハイパスフィルタとで処理し、判定用データを生成する工程(B1)と、
前記工程(B1)で生成された前記判定用データに基づいて、前記対象者の便意の有無を判定する工程(B2)とを含むことを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載の便意検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、便意検出装置、便意検出方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、医療や介護の現場において、センシングデバイスを用いたサポート技術が提案されている。その一つとして、医療や介護の対象者が排泄してしまう前にトイレへ案内することを目的として、当該対象者の便意を検知する技術が鋭意研究されている。なお、以下では、腸内に便が蓄積している状態を検知すること、排泄時期が迫っている状態を検知すること等を表す包括的な表現として「対象者が便意を感じている状態を検知する」という。
【0003】
特許文献1には、対象者の内部結腸運動性に応じて変化するインピーダンス値を、電圧電極を用いて測定することで、対象者の便意を検知するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2020-531082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、当該対象者の身体の側部に、すなわち、肛門から離れた位置に電圧電極を装着するシステム構成を提案している。これは、対象者の内部結腸運動性に応じて変化するインピーダンスを測定する際に、尾骨や大腿骨などの影響を小さくすることを意図している。
【0006】
しかしながら、本発明者らは、インピーダンス値の測定は、電極の接触状態等に左右されやすいということや、内部結腸運動性のモニタリングのみでは、便意を正確に検出することが困難であることを見出した。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑み、高い精度で対象者の便意を検出することが可能な便意検出装置、及び便意検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下を提供する。
[1] 対象者の便意を検出する装置であって、
前記対象者の肛門周辺の皮膚上に配置される複数の筋電位計測電極と、
前記複数の筋電位計測電極から選択される少なくとも二つの筋電位計測電極の間で測定された電位差の経時変化に基づいて、前記対象者の便意の有無を判定する演算処理部とを備える便意検出装置。
【0009】
本明細書において、「肛門周辺」とは、対象者を背後側から見た場合において、肛門を中心として、身幅の70%を直径とする円の内側の領域を指す意図で用いられる。そして、ここで基準とされる身幅は、肛門を通過する位置の身幅が採用される(図2参照)。
【0010】
本発明者らは、鋭意研究により、肛門括約筋の周辺に現れる電位差を観察することによって、人が便意を感じているか否かを検知できること、更には、人が便意を感じている時には、肛門括約筋の周辺に現れる電位差において、非周期的で、かつ、便意を感じていない状態と比較してピークレベルが大きい特徴的な変動が現れることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
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