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公開番号
2025125156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021028
出願日
2024-02-15
発明の名称
壁体
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04B
1/61 20060101AFI20250820BHJP(建築物)
要約
【課題】壁体近傍の通行性や機器配置性などに配慮した壁体等を提供する。
【解決手段】耐震壁1は、基礎2の上に設けられる。耐震壁1は、壁厚方向の両側に設けられた鋼材によるパネル部12の間にコンクリートConを充填した構成を有する。耐震壁1は、基礎2から上方に突出するアンカーボルト21を、耐震壁1の外側に突出しないように耐震壁1の内側に設けられた底板112の孔に挿入し、アンカーボルト21の底板112からの突出部分にナット22を締め込むことで、基礎2の上に固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎の上に設けられる壁体であって、
前記壁体の壁厚方向の両側に設けられた鋼材によるパネル部の間にコンクリートを充填した構成を有し、
前記基礎から上方に突出するアンカーボルトを、前記壁体の外側に突出しないように前記壁体の内側に設けられた底板の孔に挿入し、前記アンカーボルトの前記底板からの突出部分にナットを締め込むことで、前記基礎の上に固定されたことを特徴とする壁体。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記壁体は、鋼材により形成される函状の基部の上に前記パネル部を設けたものであり、
前記コンクリートは、前記パネル部の間と前記基部の内側に充填され、
前記基部は前記パネル部よりも高さが小さく、
前記底板は、前記基部に設けられることを特徴とする請求項1記載の壁体。
【請求項3】
前記基部は、前記壁体の壁厚方向の両側に一対の側板を有し、
一対の前記側板が、板面を鉛直方向として前記壁体の壁厚方向に配置された連結板で連結されたことを特徴とする請求項2記載の壁体。
【請求項4】
前記側板の上端部の内面に、前記壁体の延伸方向に延びるアングル材が固定されたことを特徴とする請求項3記載の壁体。
【請求項5】
前記底板は、前記壁体の壁厚方向の両側に一対配置されることを特徴とする請求項2記載の壁体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐震壁などの壁体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1-3には、鋼製のパネルの内側にコンクリートを充填した壁体について記載されている。特許文献1の壁体は、一対の鋼管柱の間で鋼製のパネルを壁厚方向に一対設け、これらのパネルの間にコンクリートを充填したものである。また特許文献2、3の壁体では、壁厚方向の両側のパネル同士が隔壁部によって連結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-54425号公報
特開2022-131243号公報
特開2022-131245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような壁体は大規模なものとなることが多く、基礎に埋設したアンカーボルトを用いて基礎側に定着し、引抜きに対する耐力を確保する必要がある。この定着構造として一般的なものは、パネルをベースプレート上で上下反転T字状に立設し、基礎から突出するアンカーボルトの上端部を壁体の内外でベースプレートの孔に通し、アンカーボルトのベースプレートからの突出部分にナットを締め込むというものである。
【0005】
しかしながら、この定着構造では、歩行者が壁体の外側のナット等に躓いたりして壁体近傍での通行性があまり良くない。また壁体の外側のナット等は、壁体近傍に設備機器等を配置する際の障害にもなりえる。
【0006】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、壁体近傍の通行性や機器配置性などに配慮した壁体等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための本発明は、基礎の上に設けられる壁体であって、前記壁体の壁厚方向の両側に設けられた鋼材によるパネル部の間にコンクリートを充填した構成を有し、前記基礎から上方に突出するアンカーボルトを、前記壁体の外側に突出しないように前記壁体の内側に設けられた底板の孔に挿入し、前記アンカーボルトの前記底板からの突出部分にナットを締め込むことで、前記基礎の上に固定されたことを特徴とする壁体である。
【0008】
本発明では、鋼製のパネル部の間にコンクリートを充填した壁体を構築するにあたり、その基礎への定着構造を、壁体の内側のみに設けた底板にアンカーボルトを通し、アンカーボルトの底板からの突出部分にナットを締め込んだものとする。これにより、ナット等が壁体の外側に配置されることが無く、壁体近傍での通行性が向上し、壁体近傍に設備機器等を容易に配置することもできる。
【0009】
前記壁体は、鋼材により形成された函状の基部の上に前記パネル部を設けたものであり、前記コンクリートは、前記パネル部の間と前記基部の内側に充填され、前記基部は前記パネル部よりも高さが小さく、前記底板は、前記基部に設けられることが望ましい。
このように、基礎の上に取り扱いの容易な小型の基部を固定し、基部の上にパネル部を設ける構成とすることで、壁体の大部分を占める大きなパネル部を直接基礎に固定する必要が無く、大規模な壁体であっても容易に構築できる。またナットの締め込み作業は壁体の基部を基礎上に配置した段階で基部の上から手や工具を入れるなどして実施でき、作業が容易になる。
【0010】
前記基部は、前記壁体の壁厚方向の両側に一対の側板を有し、一対の前記側板が、板面を鉛直方向として前記壁体の壁厚方向に配置された連結板で連結されることが望ましい。
これにより、壁体の壁厚方向の曲げに対する基部の耐力が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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