TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219514
出願日
2023-12-26
発明の名称
エビ類育成漁礁
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
A01K
61/73 20170101AFI20250701BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 幼生から成体までの各段階のエビ類の生息に適した水平床を有する空間が形成されたエビ類育成漁礁を提供すること。
【解決手段】 カゴ体2に充填材5が充填されたエビ類育成漁礁1であって、カゴ体2の側面に露出する部位の少なくとも一部に、略板状の充填材5aが上下方向に隙間31をあけて積層されたエビ類育成部3が設けられる。また、エビ類育成部3の空隙率は、カゴ体2の平面視の略中央部における空隙率よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
カゴ体に充填材が充填されたエビ類の育成漁礁であって、
前記カゴ体の側面に露出する部位の少なくとも一部には、略板状の充填材が上下方向に隙間をあけて積層されたエビ類育成部が設けられ、
前記エビ類育成部の空隙率は、前記カゴ体の平面視の略中央部における空隙率よりも大きいことを特徴とするエビ類育成漁礁。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記略板状の充填材はコンクリート製、モルタル製又は石材であり、前記カゴ体の平面視の略中央部における前記充填材は石材又はコンクリート塊であることを特徴とする請求項1記載のエビ類育成漁礁。
【請求項3】
前記カゴ体は、ポリエステルモノフィラメント亀甲網からなり、前記エビ類育成部を覆う網の一部が切除されて切欠き穴が形成されることを特徴とする請求項1記載のエビ類育成漁礁。
【請求項4】
前記カゴ体の内部又は外部において、エビ類育成用パネル材が設けられ、
前記パネル材には、外方に向けて複数の穴が形成され、
前記穴は、底面が略平坦であって、奥に行くにつれて高さが低くなるように形成されることを特徴とする請求項1記載のエビ類育成漁礁。
【請求項5】
前記穴の手前側には、幅方向に並列する複数の前記穴の開口部を繋ぐように、底部が略平坦な凹部が設けられることを特徴とする請求項4記載のエビ類育成漁礁。
【請求項6】
前記穴の正面視の形状が略直角三角形であり、斜辺が前記穴の天部となることを特徴とする請求項4記載のエビ類育成漁礁。
【請求項7】
前記パネル材は、コンクリート製又はモルタル製であり、炭酸化処理が施されていることを特徴とする請求項4記載のエビ類育成漁礁。
【請求項8】
前記パネル材は、前記穴の開口部が外方に向くように前記カゴ体の内部に収容されることを特徴とする請求項4記載のエビ類育成漁礁。
【請求項9】
前記パネル材は、前記カゴ体の外部に固定され、吊り上げた際に、前記パネルの下端が、前記カゴ体の下端よりも下方に突出することを特徴とする請求項4記載のエビ類育成漁礁。
【請求項10】
前記カゴ体が、枠体の内側に収容されたことを特徴とする請求項1記載のエビ類育成漁礁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エビ類育成漁礁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、コンクリート製の増殖用漁礁が製造され、実海域で使用されている。また、現地で産出される材料を用いて容易に組み立てることができ、より低予算で設置可能な漁礁として、耐久性を有する素材の網目容器の中に自然石等を収容した蛇カゴが用いられている(例えば、特許文献1参照)。蛇カゴでは、網目容器の中に充填された石と石との間に形成される連続した隙間空間が、水や空気の通路となったり、生き物の隠れ場所や棲み処となったりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-57046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エビ類やカニ類は、通常の生活では脚を折りたたんで床と体を水平に保持することが最良の状態である。しかしながら、従来の蛇カゴ内に形成される隙間や空間は形状が様々であり、エビ類等の生息に最適な環境ではなかった。
【0005】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、幼生から成体までの各段階のエビ類の生息に適した水平床を有する空間が形成されたエビ類育成漁礁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するための本発明は、カゴ体に充填材が充填されたエビ類の育成漁礁であって、前記カゴ体の側面に露出する部位の少なくとも一部には、略板状の充填材が上下方向に隙間をあけて積層されたエビ類育成部が設けられ、前記エビ類育成部の空隙率は、前記カゴ体の平面視の略中央部における空隙率よりも大きいことを特徴とするエビ類育成漁礁である。
【0007】
本発明では、略板状の充填材が上下方向に隙間をあけて積層されることにより、水平床を有する様々な大きさの隙間が形成される。そのため、幼生から成体までの各段階のエビ類の生息に適した形状の空間を有し、加えてウツボやタコなどの食害動物からの逃げ場所を持つ漁礁が得られる。
【0008】
前記略板状の充填材はコンクリート製、モルタル製又は石材であり、前記カゴ体の平面視の略中央部における前記充填材は石材又はコンクリート塊であることが望ましい。
これにより、充填材として、一般的なコンクリート製品やモルタル製品、現地で採取できる石材やコンクリートガラを用いることができるので、製作費を削減できる。
【0009】
前記カゴ体は、ポリエステルモノフィラメント亀甲網からなり、前記エビ類育成部を覆う網の一部が切除されて切欠き穴が形成されることが望ましい。
ポリエステルモノフィラメント亀甲網を用いれば、カゴ体の耐久性を高められ、切欠き穴の拡大を防止できる。切欠き穴を形成すれば、カゴ体への大型のエビ類の出入りを促進できる。
【0010】
前記カゴ体の内部又は外部において、エビ類育成用パネル材が設けられ、前記パネル材には、外方に向けて複数の穴が形成され、前記穴は、底面が略平坦であって、奥に行くにつれて高さが低くなるように形成されることが望ましい。
これにより、穴がエビの成長の各段階に適した形状となる。また、浮遊期の稚エビの着床を促進できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
鹿島建設株式会社
解体方法
1日前
鹿島建設株式会社
基礎構造
8日前
鹿島建設株式会社
エビ類育成漁礁
1日前
鹿島建設株式会社
水素貯蔵システム
6日前
鹿島建設株式会社
布板外れ防止治具
22日前
鹿島建設株式会社
接合構造および接合方法
20日前
鹿島建設株式会社
センサケーブルの敷設方法
21日前
鹿島建設株式会社
一体性評価方法及び一体性評価装置
27日前
鹿島建設株式会社
充填型鋼管コンクリート柱の監視システム
22日前
鹿島建設株式会社
境界ブロックの製作方法および境界ブロック
1か月前
鹿島建設株式会社
クレーン位置把握システム及びクレーン位置把握方法
28日前
鹿島建設株式会社
作業機械の作業分析システム及び作業機械の作業分析方法
14日前
個人
播種機
13日前
個人
釣り用ルアー
今日
個人
釣り用ルアー
今日
個人
尿処理材
28日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
コンバイン
6日前
井関農機株式会社
圃場作業機
2日前
株式会社シマノ
釣り具
6日前
有限会社マイク
囲い罠
6日前
個人
室内栽培システム
9日前
井関農機株式会社
歩行型管理機
今日
井関農機株式会社
圃場管理装置
28日前
井関農機株式会社
移植機
13日前
井関農機株式会社
圃場管理装置
28日前
井関農機株式会社
圃場管理装置
14日前
井関農機株式会社
圃場管理装置
20日前
井関農機株式会社
圃場管理装置
28日前
株式会社西部技研
空調システム
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
株式会社シマノ
釣竿
1日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
株式会社シマノ
釣竿
1か月前
続きを見る
他の特許を見る