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公開番号2025125509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2025003453
出願日2025-01-09
発明の名称絶縁チップおよび半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 1/20 20250101AFI20250820BHJP()
要約【課題】絶縁チップの高耐圧化を図ること。
【解決手段】絶縁チップ70は、半導体基板71上に設けられた素子絶縁層72内においてX方向に互いに離隔して配置された第1コイル41および第4コイル44、Z方向において第1コイル41と対向して配置された第2コイル42、ならびにZ方向において第4コイル44と対向して配置された第3コイル43を含む。半導体基板71は、第1半導体領域131および第2半導体領域132と、第1半導体領域131と第2半導体領域132とを絶縁する絶縁領域140とを含む。第1コイル41および第2コイル42は、平面視において第2半導体領域132から離隔するとともに少なくとも一部が第1半導体領域131と重なるように配置されている。第3コイル43および第4コイル44は、平面視において第1半導体領域131から離隔するとともに少なくとも一部が第2半導体領域132と重なるように配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上に設けられた素子絶縁層と、
前記素子絶縁層に設けられ、前記素子絶縁層の厚さ方向と交差する第1方向において互いに離隔して配置された第1絶縁素子および第4絶縁素子、前記厚さ方向において前記第1絶縁素子と対向して配置された第2絶縁素子、ならびに前記厚さ方向において前記第4絶縁素子と対向して配置された第3絶縁素子と、
を含み、
前記半導体基板は、
第1半導体領域と、
前記第1半導体領域と前記第1方向に離隔して配置された第2半導体領域と、
前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とを絶縁する絶縁領域と、
を含み、
前記厚さ方向から視て、前記第1絶縁素子および前記第2絶縁素子の双方は、前記第2半導体領域から離隔するとともに、少なくとも一部が前記第1半導体領域と重なるように配置され、
前記厚さ方向から視て、前記第3絶縁素子および前記第4絶縁素子の双方は、前記第1半導体領域から離隔するとともに、少なくとも一部が前記第2半導体領域と重なるように配置されている
絶縁チップ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1半導体領域および前記第2半導体領域の双方は、Siを含む材料によって構成されており、
前記絶縁領域は、SiO

によって構成されている
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項3】
前記絶縁領域の幅寸法は、前記絶縁領域の前記厚さ方向の寸法よりも小さい
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項4】
前記絶縁領域の幅寸法は、前記絶縁領域の前記厚さ方向の寸法よりも大きい
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項5】
前記絶縁領域は、
前記厚さ方向から視て前記第1半導体領域を囲む枠状の第1絶縁領域と、
前記厚さ方向から視て前記第2半導体領域を囲む枠状の第2絶縁領域と、
を含む
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項6】
前記絶縁領域は、前記第1半導体領域と前記第2半導体領域との前記第1方向の間に設けられた中間絶縁領域を含み、
前記中間絶縁領域は、前記第1絶縁領域および前記第2絶縁領域の一部を構成している
請求項5に記載の絶縁チップ。
【請求項7】
前記素子絶縁層に設けられ、前記第2絶縁素子と前記第3絶縁素子とを電気的に接続する接続配線を含む
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項8】
前記第1絶縁素子に電気的に接続された第1パッドと、
前記第4絶縁素子に電気的に接続された第2パッドと、
を含み、
前記第1パッドは、前記第1方向において前記第1絶縁素子に対して前記第4絶縁素子とは反対側に配置され、
前記第2パッドは、前記第1方向において前記第4絶縁素子に対して前記第1絶縁素子とは反対側に配置されている
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項9】
前記第1絶縁素子は、前記厚さ方向において前記第2絶縁素子よりも前記半導体基板の近くに配置されており、
前記第4絶縁素子は、前記厚さ方向において前記第3絶縁素子よりも前記半導体基板の近くに配置されている
請求項8に記載の絶縁チップ。
【請求項10】
前記第1絶縁素子、前記第2絶縁素子、前記第3絶縁素子、および前記第4絶縁素子の各々は、コイルである
請求項1~9のいずれか一項に記載の絶縁チップ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、絶縁チップおよび半導体装置に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1ダイパッドに配置されたコントローラチップおよびトランスチップと、第2ダイパッドに配置されたドライバチップと、を含むモジュールが開示されている。トランスチップは、基板と、基板の主面上に形成された絶縁層積層構造と、絶縁層積層構造において互いに異なる絶縁層に形成された上コイルおよび下コイルと、を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-78169号公報
【0004】
[概要]
上記のようなモジュールにおいては、高耐圧化が求められる場合がある。
【0005】
本開示の一態様の絶縁チップは、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた素子絶縁層と、前記素子絶縁層に設けられ、前記素子絶縁層の厚さ方向と交差する第1方向において互いに離隔して配置された第1絶縁素子および第4絶縁素子、前記厚さ方向において前記第1絶縁素子と対向して配置された第2絶縁素子、ならびに前記厚さ方向において前記第4絶縁素子と対向して配置された第3絶縁素子と、を含み、前記半導体基板は、第1半導体領域と、前記第1半導体領域と前記第1方向に離隔して配置された第2半導体領域と、前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とを絶縁する絶縁領域と、を含み、前記厚さ方向から視て、前記第1絶縁素子および前記第2絶縁素子の双方は、前記第2半導体領域から離隔するとともに、少なくとも一部が前記第1半導体領域と重なるように配置され、前記厚さ方向から視て、前記第3絶縁素子および前記第4絶縁素子の双方は、前記第1半導体領域から離隔するとともに、少なくとも一部が前記第2半導体領域と重なるように配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態の半導体装置の回路図である。
図2は、第1実施形態の半導体装置の内部構造を模式的に示す概略平面図である。
図3は、図2のF3-F3線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図4は、図2の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図5は、図4の絶縁チップの第1コイルおよび第4コイルを示す概略断面図である。
図6は、絶縁チップの概略底面図である。
図7は、図4のF7-F7線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図8は、図4のF8-F8線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図9は、第1実施形態の絶縁チップの例示的な製造工程を説明するための半導体基板の概略平面図である。
図10は、図9のF10-F10線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図11は、図9に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図12は、図11のF12-F12線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図13は、図11に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図14は、図13のF14-F14線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図15は、図13に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図16は、図15のF16-F16線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図17は、図15に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図18は、図17のF18-F18線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図19は、図17に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図20は、図19のF20-F20線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図21は、図19に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図22は、図21のF22-F22線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図23は、図21に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図24は、図23のF24-F24線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図25は、図23に示す工程に続く製造工程を示す概略平面図である。
図26は、図25のF26-F26線で半導体基板を切断した概略端面図である。
図27は、第2実施形態の半導体装置の概略断面図である。
図28は、図27の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図29は、図28のF29-F29線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図30は、第2実施形態の絶縁チップの例示的な製造工程を示す概略斜視図である。
図31は、第2実施形態の絶縁チップの例示的な製造工程を示す概略断面図である。
図32は、第3実施形態の半導体装置の回路図である。
図33は、第3実施形態の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図34は、図33の絶縁チップにおける第1キャパシタの第1電極板および第2キャパシタの第2電極板を示す概略断面図である。
図35は、図33のF35-F35線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図36は、第4実施形態の半導体装置の回路図である。
図37は、第4実施形態の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図38は、図37の絶縁チップの第1コイル、第4コイル、第5コイル、および第8コイルを示す概略断面図である。
図39は、図37のF39-F39線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図40は、図39の第1~第4コイルおよびその周辺を拡大した概略断面図である。
図41は、図39の第3~第6コイルおよびその周辺を拡大した概略断面図である。
図42は、図39の第5~第8コイルおよびその周辺を拡大した概略断面図である。
図43は、第5実施形態の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図44は、図43のF44-F44線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図45は、第6実施形態の半導体装置の回路図である。
図46は、第6実施形態の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図47は、図46の絶縁チップの第1キャパシタの第1電極板、第2キャパシタの第2電極板、第3キャパシタの第1電極板、および第4キャパシタの第2電極板を示す概略断面図である。
図48は、図46のF48-F48線で絶縁チップを切断した概略断面図である。
図49は、第7実施形態の半導体装置における絶縁チップの概略平面図である。
図50は、図49の絶縁チップの第1コイル、第4コイル、第5コイル、第8コイル、第9コイル、および第12コイルを示す概略断面図である。
図51は、変更例の絶縁チップの概略断面図である。
図52は、変更例の絶縁チップの概略断面図である。
図53は、変更例の絶縁チップの概略底面図である。
図54は、変更例の絶縁チップの概略底面図である。
図55は、変更例の絶縁チップの概略底面図である。
図56は、変更例の絶縁チップの概略底面図である。
図57は、変更例の絶縁チップの概略断面図である。
図58は、変更例の絶縁チップの概略平面図である。
図59は、図58の絶縁チップの第1コイル、第4コイル、第5コイル、および第8コイルを示す概略断面図である。
図60は、変更例の絶縁チップの概略平面図である。
図61は、図60の絶縁チップの第1コイル、第4コイル、第5コイル、および第8コイルを示す概略断面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示における絶縁チップおよび半導体装置のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図ではハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
本明細書において使用される「Aの寸法(厚さ、幅、深さ)がBの寸法(厚さ、幅、深さ)と等しい」または「Aの寸法(厚さ、幅、深さ)とBの寸法(厚さ、幅、深さ)とが互いに等しい」とは、Aの寸法(厚さ、幅、深さ)とBの寸法(厚さ、幅、深さ)との差が例えばAの寸法(厚さ、幅、深さ)の10%以内の関係も含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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