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公開番号2025125658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021724
出願日2024-02-16
発明の名称中華麺の製造方法
出願人日清製粉株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23L 7/109 20160101AFI20250821BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】高アミロース小麦粉を含有し、かつ品質に優れた中華麺の提供。
【解決手段】中華麺の製造方法であって、高アミロース小麦粉を含有する原料粉から中華麺の生地を得ること、及び、該生地から生麺を製造すること、を含み、該原料粉は、穀粉及び澱粉の総質量中に高アミロース小麦粉を30質量%以上含有し、該高アミロース小麦粉は、コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上の小麦粉であり、該高アミロース小麦粉は、AACC法76-31によって測定される損傷澱粉量が4.0~6.3質量%であり、かつ該中華麺が即席麺ではない、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
中華麺の製造方法であって、
高アミロース小麦粉を含有する原料粉から中華麺の生地を得ること、及び、
該生地から生麺を製造すること、
を含み、
該原料粉は、穀粉及び澱粉の総質量中に高アミロース小麦粉を30質量%以上含有し、
該高アミロース小麦粉は、コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上の小麦粉であり、
該高アミロース小麦粉は、AACC法76-31によって測定される損傷澱粉量が4.0~6.3質量%であり、かつ
該中華麺が即席麺ではない、
方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記生麺を喫食可能にα化することをさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記α化した麺が乾燥処理されない、請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記α化した麺線を冷蔵保存することをさらに含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
前記高アミロース小麦粉が、SBEIIaの活性が低い改変小麦由来の小麦粉である、請求項1記載の方法。
【請求項6】
中華麺用穀粉組成物であって、
穀粉及び澱粉の総質量中に高アミロース小麦粉を30質量%以上含有し、
該高アミロース小麦粉は、コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上の小麦粉であり、
該高アミロース小麦粉は、AACC法76-31によって測定される損傷澱粉量が4.0~6.3質量%であり、かつ
該中華麺が即席麺ではない、
組成物。
【請求項7】
前記高アミロース小麦粉が、SBEIIaの活性が低い改変小麦由来の小麦粉である、請求項6記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中華麺の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
穀物に含まれる澱粉にはアミロースとアミロペクチンが含まれる。アミロースは、消化酵素による消化性が悪く、そのため、ヒトの消化酵素で消化されない難消化性成分、すなわち食物繊維として機能し得、難消化性澱粉に分類される。近年、澱粉合成に関連する酵素に変異を有することでアミロース含有量を増加させた高アミロース小麦が開発されている(非特許文献1、2)。特許文献1~4には、澱粉分枝酵素SBEIIaの遺伝子の点変異を有し、SBEIIaの活性が低下しており、穀粒に含まれる澱粉のアミロース含有量が高い高アミロース小麦が開示されている。このような高アミロース小麦粉は、有望な食物繊維素材の1つである。前述の非特許文献2には、高アミロース小麦粉を配合した中華麺が開示されている。
【0003】
非特許文献3には、ヨウ素比色法によるアミロース含有量が約71~84%であるSBEIIaの活性が低い改変小麦由来の高アミロース小麦粉における損傷澱粉量が3.6~2.0%であり、野生型小麦の小麦粉における損傷澱粉量が4.7%であったことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2007-504803号公報
特表2008-526690号公報
特表2015-504301号公報
特表2019-527054号公報
【非特許文献】
【0005】
J Jpn Assoc Dietary Fiber Res, 2003, 7(1):20-25
Trends in Food Science and Technology, 2006, 17:448-456
Carbohydrate Polymers, 2020, 245:116557
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高アミロース小麦粉を含有する中華麺の品質向上に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、従来の高アミロース小麦粉と比べて損傷澱粉量が高い高アミロース小麦粉を用いることで、食感の向上した中華麺が得られることを見出した。
【0008】
本発明の代表的実施形態として、以下を提供する。
〔1〕中華麺の製造方法であって、
高アミロース小麦粉を含有する原料粉から中華麺の生地を得ること、及び、
該生地から生麺を製造すること、
を含み、
該原料粉は、穀粉及び澱粉の総質量中に高アミロース小麦粉を30質量%以上含有し、
該高アミロース小麦粉は、コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上の小麦粉であり、
該高アミロース小麦粉は、AACC法76-31によって測定される損傷澱粉量が4.0~6.3質量%であり、かつ
該中華麺が即席麺ではない、
方法。
〔2〕前記生麺を喫食可能にα化することをさらに含む、〔1〕記載の方法。
〔3〕前記α化した麺が乾燥処理されない、〔2〕記載の方法。
〔4〕前記α化した麺線を冷蔵保存することをさらに含む、〔2〕記載の方法。
〔5〕前記高アミロース小麦粉が、SBEIIaの活性が低い改変小麦由来の小麦粉である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項記載の方法。
〔6〕中華麺用穀粉組成物であって、
穀粉及び澱粉の総質量中に高アミロース小麦粉を30質量%以上含有し、
該高アミロース小麦粉は、コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上の小麦粉であり、
該高アミロース小麦粉は、AACC法76-31によって測定される損傷澱粉量が4.0~6.3質量%であり、かつ
該中華麺が即席麺ではない、
組成物。
〔7〕前記高アミロース小麦粉が、SBEIIaの活性が低い改変小麦由来の小麦粉である、〔6〕記載の組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明で提供される中華麺は、従来の高アミロース小麦粉を用いたものと比べて食感の弾力と滑らかさが向上する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において、高アミロース小麦粉とは、アミロース含有量が、好ましくは40質量%以上、より好ましくは43質量%以上、さらに好ましくは48質量%以上の小麦粉をいう。小麦粉のアミロース含有量とは、該小麦粉に含まれる総澱粉中のアミロース含有量をいう。本明細書における小麦粉のアミロース含有量は、コンカナバリンA(ConA)法により分析された値として定義され、例えば、該小麦粉をMegazyme社のアミロース/アミロペクチン分析キット(AMYLOSE/AMYLOPECTIN ASSAY KIT)で分析することで測定することができる。従来一般的なアミロース含有量の分析方法としては、(1) アミロースのヨウ素に対する結合能の高さを利用した方法(ヨウ素親和力測定法;例えば電流滴定法、比色定量法、AACC61-03法など)、(2) アミロペクチンとConAが特異的に結合することを利用した方法(ConA法)が知られている。しかし(1)を利用した方法ではアミロース量がより高く算出される傾向がある。例えば、非特許文献1や2に記載されるSGP-1遺伝子の機能欠失型変異(null変異)を有する高アミロース小麦粉のアミロース含有量は、ヨウ素親和力測定法では37質量%程度であるが、ConA法では31質量%程度である。なお、従来一般的な小麦粉のアミロース含有量は、ヨウ素親和力測定法では32質量%未満、ConA法では28質量%未満である。
(【0011】以降は省略されています)

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