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公開番号2025125680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021774
出願日2024-02-16
発明の名称ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法
出願人朝日インテック株式会社
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類A61D 1/00 20060101AFI20250821BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療を容易且つ適切に行える治療方法を提供する。
【解決手段】ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法において、(a)前記哺乳動物の所定の静脈にガイドワイヤを挿入し(S2)、(b)前記ガイドワイヤを前記糸状虫が寄生している寄生領域まで挿入し(S4)、(c)鉗子を前記ガイドワイヤに沿わせて寄生領域まで案内し(S6)、(d)前記鉗子により、前記寄生領域の前記糸状虫を掴み(S7)、(e)前記糸状虫を掴んだ前記鉗子を、前記哺乳動物の体外へ取り出す(S8)ようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法であって、
(a)前記哺乳動物の所定の静脈にガイドワイヤを挿入し、
(b)前記ガイドワイヤを糸状虫が寄生している寄生領域まで挿入し、
(c)鉗子を前記ガイドワイヤに沿わせて寄生領域まで案内し、
(d)前記鉗子により、前記寄生領域の前記糸状虫を掴み、
(e)前記糸状虫を掴んだ前記鉗子を、前記哺乳動物の体外へ取り出す、
ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記(a)において、血管造影カテーテルを挿入し、
前記(b)において、前記血管造影カテーテルにより造影剤を供給してX線撮影装置により血管を観察しつつ、前記ガイドワイヤを前記寄生領域まで挿入させる
請求項1に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
【請求項3】
前記(c)、(d)、(e)を繰り返し行う
請求項1又は2に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
【請求項4】
前記所定の静脈は、頚静脈である
請求項1又は2に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
【請求項5】
前記寄生領域は、肺動脈である
請求項1又は2に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
【請求項6】
前記(a)において、前記静脈にシースイントロデューサを挿入し、前記シースイントロデューサを介してガイドワイヤを挿入する
請求項1又は2に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。
【請求項7】
前記(c)において、前記鉗子の前記糸状虫を掴むための把持部を、前記鉗子のシャフトの内部に収容させた状態で、前記鉗子を前記寄生領域まで案内する
請求項1又は2に記載のヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
糸状虫(フィラリア)症に対する治療方法としては、例えば、非特許文献1に記載されているように、フレキシブル・アリゲーター鉗子を頚静脈から右心房、右心室、肺動脈へ挿入し、鉗子により糸状虫を掴んで体外へ取り出す方法が知られている。この方法では、肺動脈に寄生している多くの糸状虫を取り出すためには、鉗子の挿抜を複数回繰り返して行うことが必要となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
大場 恵典、“フレキシブル・アリゲーター鉗子による犬糸状虫摘出術”、インターネット(URL:https://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/seminar/pdf/file020_01.pdf)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、フレキシブル・アリゲーター鉗子を肺動脈まで挿入するためには、鉗子の押し曲げ操作を繰り返し行う必要があり、例えば、体内における鉗子の状態を目視で確認できない状態で行われるために、術者の感覚や技術に頼る部分が多くある。このために、術者に対して要求される技術等が高度となる。
【0005】
術者の技術が高度であったとしても、上述したように、多くの糸状虫を取り出すためには、鉗子の挿抜を複数回繰り返して行う必要があり、術者に対して負荷がかかる問題がある。
【0006】
本開示は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療を容易且つ適切に行うことのできる治療方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するために、一の観点に係るヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法は、ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法であって、(a)前記哺乳動物の所定の静脈にガイドワイヤを挿入し、(b)前記ガイドワイヤを糸状虫が寄生している寄生領域まで挿入し、(c)鉗子を前記ガイドワイヤに沿わせて寄生領域まで案内し、(d)前記鉗子により、前記寄生領域の前記糸状虫を掴み、(e)前記糸状虫を掴んだ前記鉗子を、前記哺乳動物の体外へ取り出す方法である。この治療方法によると、鉗子を容易且つ適切に寄生領域に案内でき、糸状虫を哺乳動物の体外へ取り出すことができる。
【0008】
上記ヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法において、前記(a)において、血管造影カテーテルを挿入し、前記(b)において、前記血管造影カテーテルにより造影剤を供給してX線撮影装置により血管を観察しつつ、前記ガイドワイヤを前記寄生領域まで挿入させてもよい。この治療方法によると、ガイドワイヤを容易且つ適切に寄生領域まで挿入することができる。
【0009】
上記いずれかのヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法において、前記(c)、(d)、(e)を繰り返し行ってもよい。この治療方法によると、鉗子を寄生領域に容易且つ適切に繰り返して案内することができ、多くの糸状虫を哺乳動物の体外へ取り出すことができる。
【0010】
上記いずれかのヒトを除く哺乳動物の糸状虫症の治療方法において、前記所定の静脈は、頚静脈であってもよい。この治療方法によると、鉗子を頚静脈から容易且つ適切に寄生領域まで挿入することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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