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公開番号2025125907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022169
出願日2024-02-16
発明の名称排気処理装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類F01N 3/08 20060101AFI20250821BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】還元剤の蒸発分解の促進を効率的に行うことが可能な排気処理装置を提供する。
【解決手段】排気処理装置は、内燃機関から排出される排気を還元剤と混合することで排気中に含まれる窒素酸化物を低減する排気処理装置であって、筒軸方向に延びる筒状壁を有し、筒軸方向一側端に排気を導入するための導入口が開設され、筒軸方向他側端が閉塞されたチャンバーと、パイプ軸方向に延びるパイプ周壁を有し、筒状壁により外側から包囲されることで、筒状壁とパイプ周壁との間に周状空間が形成されように配置され、パイプ軸の一側部分に開設された入口を有し、さらに、パイプ軸の他側部分に開設され、チャンバーの外側に位置する出口を有するパイプと、周状空間に向かって還元剤を噴射するインジェクタと、排気、および、噴射された還元剤を、周状空間側から入口側に導く案内板と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関から排出される排気を還元剤と混合することで排気中に含まれる窒素酸化物を低減する排気処理装置であって、
筒軸方向に延びる筒状壁を有し、筒軸方向一側端に排気を導入するための導入口が開設され、筒軸方向他側端が閉塞されたチャンバーと、
パイプ軸方向に延びるパイプ周壁を有し、前記筒状壁により外側から包囲されることで、前記筒状壁と前記パイプ周壁との間に周状空間が形成されように配置され、前記パイプ軸の一側部分に開設された入口を有し、さらに、前記パイプ軸の他側部分に開設され、前記チャンバーの外側に位置する出口を有するパイプと、
前記周状空間に向かって前記還元剤を噴射するインジェクタと、
前記排気、および、噴射された前記還元剤を、前記周状空間側から前記入口側に導く案内板と、
を備える、
排気処理装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記周状空間内にあって、前記噴射された前記還元剤が当たるように配置された還元剤蒸発板をさらに備え、
前記案内板は、前記排気、および、前記還元剤蒸発板に当たることで蒸発した前記還元剤を、前記周状空間側から前記入口側に導く、
請求項1に記載の排気処理装置。
【請求項3】
前記還元剤蒸発板は、前記筒状壁に沿うように配置される、
請求項2に記載の排気処理装置。
【請求項4】
前記還元剤蒸発板と前記筒状壁との間には隙間が設けられている、
請求項2に記載の排気処理装置。
【請求項5】
前記パイプ軸の一側部分は、前記筒軸方向に沿って延在し、
前記入口は、前記パイプ軸の一側部分のパイプ周壁に開設され、
前記パイプ軸の他側部分は、前記筒軸方向に対して所定角度で傾斜する方向に延在する、
請求項1に記載の排気処理装置。
【請求項6】
前記案内板は、前記パイプ周壁から前記筒状壁まで径方向に延在し、径方向一側が前記筒状壁に接続され、径方向他側が前記パイプ周壁に接続されている、
請求項1に記載の排気処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関から排出される排気中に含まれている粒子状物質(Particulate Matter:PM)や窒素酸化物(NOx)を処理する排気処理装置が知られている。例えば、排気を還元剤としての尿素水と混合することで排気中に含まれる窒素酸化物を低減する排気処理装置は、尿素選択触媒還元装置(Selective Catalytic Reduction:SCR)と呼ばれる。
【0003】
特許文献1には、エンジンの燃焼室から引き出された排気通路と、排気通路内の排気ガス中に還元剤を噴射する還元剤インジェクタと、還元剤又は還元剤から生成した物質によって排気ガス中の窒素酸化物を浄化する還元触媒本体と、排気通路内を筒状の隔壁によって内側の第一の空間と外側の第二の空間とに隔てるインパクタと、インパクタと還元触媒本体との間に配置され、排気通路の内面から内側へ向かって突出する突出片を有するミキサと、を備え、還元剤インジェクタによる還元剤の噴射方向は隔壁の第一の空間側の面に設定された噴射目標部を指向するエンジンの排気ガス浄化装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、反応器の前端において排気ダクトに設けられ、排気ガスが流入され、流入された排気ガスを反応器側に排出させるエルボダクトと、エルボダクトの内部に配置され、排気ガスの一部を流入および排出させるインナーパイプユニットと、該インナーパイプユニットに設けられ、当該インナーパイプユニットに流入された排気ガスを加熱する加熱装置と、インナーパイプユニットに設けられ、排気ガスの流れを基準に加熱装置の後端側に配置され、インナーパイプユニットの内に還元剤を噴射するノズルと、を備える選択的触媒還元装置の還元剤熱分解システムが開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、エンジンの排気ガスを過給機タービンに誘導する排気管と、排気管を流れる排気ガスの一部を抽気する動圧発生器と、抽気されたガスと還元剤とを混合して排気管に提供する還元剤供給器と、過給機タービンの後端に連結され、還元剤を用いた触媒還元反応により排気ガスに含まれた窒素酸化物を除去するSCR反応器と、を含み、排気管に提供された抽気されたガスおよび還元剤は、排気管を通って過給機タービンとSCR反応器に順次誘導される窒素酸化物除去装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-123788号公報
特表2016-528424号公報
特開2014-55594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載された発明では、インパクタが外側の第二の空間を通る排気ガスの熱によって継続的に加熱されることで、第一の空間内に噴射される還元剤の蒸発分解が促進される。しかし、還元剤の蒸発分解の促進を効率的に行うことにおいては、改良の余地がある。
【0008】
また、特許文献2に記載された発明では、インナーパイプが当該インナーパイプの外側を通る排気ガスの熱によって継続的に加熱されることで、インナーパイプ内に噴射される還元剤の蒸発分解が促進される。しかし、還元剤の蒸発分解の促進を効率的に行うことにおいては、改良の余地がある。
【0009】
また、特許文献3に記載された発明では、多孔内筒が当該多孔内筒の外側を通る排気ガスの熱によって継続的に加熱されることで、多孔筒内に噴射される還元剤の蒸発分解が促進される。しかし、還元剤の蒸発分解の促進を効率的に行うことにおいては、改良の余地がある。
【0010】
本開示の目的は、還元剤の蒸発分解の促進を効率的に行うことが可能な排気処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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