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公開番号2025112122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006224
出願日2024-01-18
発明の名称排気装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/00 20100101AFI20250724BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排気管を備える排気装置において、排水能力を確保しつつ排気の漏れを抑制できるようにする。
【解決手段】排気装置は、排気管と、カバー部材と、保持部材と、を備える。排気管は、内部に排気が導入されるように構成され、当該排気管の内外を連通する連通孔が形成されている。カバー部材は、可撓性を有する多孔質材によって構成され、連通孔を覆い、かつ排気管の外周部の少なくとも一部を覆うように構成される。保持部材は、当該カバー部材の少なくとも一部が外気に接触する状態で、カバー部材を外周側から押圧した状態でカバー部材を排気管との間で保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排気装置であって、
排気管と、カバー部材と、保持部材と、を備え、
前記排気管は、内部に排気が導入されるように構成され、当該排気管の内外を連通する連通孔が形成されており、
前記カバー部材は、可撓性を有する多孔質材によって構成され、前記連通孔を覆い、かつ前記排気管の外周部の少なくとも一部を覆うように構成され、
前記保持部材は、当該カバー部材の少なくとも一部が外気に接触する状態で、前記カバー部材を外周側から押圧した状態で前記カバー部材を前記排気管との間で保持する
ように構成される排気装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気装置であって、
前記カバー部材は、前記排気管から離れる方向に延びるように構成される延出部、
を備える排気装置。
【請求項3】
請求項2に記載の排気装置であって、
前記延出部は、前記保持部材の外周面よりも鉛直方向下向きに延びる
ように構成される排気装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の排気装置であって、
前記連通孔及び前記カバー部材は、排気の流れ方向下流側に向かうにつれて鉛直方向上向きに前記排気管が湾曲する部位に配置される
排気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気管を備える排気装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、排気管に形成された孔の周囲をグラスウール等の多孔質体で覆う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-172390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、排気管を備える排気装置においては、排気管の内部で凝縮水等の水分が発生する。水分を排出するための孔を排気管に設けると、排気管から排気が漏れやすくなる。
本開示の1つの局面は、排気管を備える排気装置において、排水能力を確保しつつ排気の漏れを抑制できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、排気装置であって、排気管と、カバー部材と、保持部材と、を備える。排気管は、内部に排気が導入されるように構成され、当該排気管の内外を連通する連通孔が形成されている。カバー部材は、可撓性を有する多孔質材によって構成され、連通孔を覆い、かつ排気管の外周部の少なくとも一部を覆うように構成される。保持部材は、当該カバー部材の少なくとも一部が外気に接触する状態で、カバー部材を外周側から押圧した状態でカバー部材を排気管との間で保持する。
【0006】
このような構成によれば、凝縮水が連通孔から排出され、多孔質材であるカバー部材に触れると毛細管現象により凝縮水はカバー部材に良好に吸収される。よって、排水能力を向上させることできる。また、カバー部材は、保持部材により外部から押圧され、圧縮されることで密度が高められている。よって、カバー部材での通気抵抗が高くなるため、連通孔からの排気の漏れを抑制することができる。
【0007】
本開示の一態様では、カバー部材は、排気管から離れる方向に延びるように構成される延出部、を備えてもよい。
このような構成によれば、延出部に走行風等の外気の流れが当たりやすく構成できる。よって、カバー部材から凝縮水が蒸発することを促進でき、排水能力を向上させることができる。
【0008】
本開示の一態様では、延出部は、保持部材の外周面よりも鉛直方向下向きに延びてもよい。
このような構成によれば、延出部に加わる重力の作用によって凝縮水を延出部の先端側に導くことができる。よって、連通孔の近傍では新たな凝縮水を吸収しやすくすることができる。
【0009】
本開示の一態様では、連通孔及びカバー部材は、流れ方向下流側に向かうにつれて鉛直方向上向きに排気管が湾曲する部位に配置されてもよい。
このような構成によれば、凝縮水が溜まりやすい場所にて良好に排水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは実施形態における排気装置の斜視図、図1Bは該排気装置の中央断面図、図1Cは図1BのIC-IC断面図である。
図2Aは実施形態における展開したカバー部材の平面図、図2Bは展開したカバー部材の正面図である。
図3Aは排気管にカバー部材を配置した状態の斜視図、図3Bは実施形態における保持部材の斜視図である。
図4Aは第1の形態である排気管湾曲部の正面図であり、図4Bは第2の形態である排気管湾曲部の正面図である。
図5Aは第1変形例における排気装置の中央断面図、図5Bは第2変形例における展開したカバー部材の平面図である。
図6Aは第3変形例における排気装置の斜視図、図6Bは第3変形例における展開したカバー部材の平面図、図6Cは第3変形例における展開した保持部材の平面図である。
第4変形例における排気装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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