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公開番号
2025117197
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011926
出願日
2024-01-30
発明の名称
締結構造
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
F16B
5/02 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】複数の部材を締結部材により締結した締結構造においてフレッチングが発生しない構造を提供すること。
【解決手段】貫通孔を有する第1部材と、第2部材と、前記貫通孔に挿通され、前記第1部材及び前記第2部材を締結する締結部材と、を有する締結構造であって、前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位の剛性は、前記第2部材の前記締結部材で締結される部位の剛性よりも低い、締結構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
貫通孔を有する第1部材と、
第2部材と、
前記貫通孔に挿通され、前記第1部材及び前記第2部材を締結する締結部材と、
を有する締結構造であって、
前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位の剛性は、前記第2部材の前記締結部材で締結される部位の剛性よりも低い、
締結構造。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記第2部材は貫通孔を備え、
前記締結部材は前記第1部材及び前記第2部材それぞれの貫通孔に挿通されている、
請求項1に記載の締結構造。
【請求項3】
貫通孔を有する第1部材と、
第2部材と、
前記貫通孔に挿通され、前記第1部材及び前記第2部材を締結する締結部材と、
を有する締結構造であって、
前記第1部材及び前記第2部材の少なくとも一方が前記締結部材の締結力により変形することにより前記第1部材及び前記第2部材は面接触している、
締結構造。
【請求項4】
前記第1部材はコンプレッサをエンジンに取り付けるためのブラケットであり、
前記第2部材は前記エンジンを吊り下げるためのハンガである、
請求項1乃至3のいずれかに記載の締結構造。
【請求項5】
前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位が薄肉部に形成されている、
請求項1乃至3のいずれかに記載の締結構造。
【請求項6】
前記貫通孔は、前記第2部材に近い側が大径部、前記第2部材から遠い側が小径部に形成されることにより、前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位が薄肉部に形成されている、
請求項1乃至3のいずれかに記載の締結構造。
【請求項7】
前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位の材質は前記第2部材の前記締結部材で締結される部位より剛性が低い、
請求項1乃至3のいずれかに記載の締結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ボルト等の締結部材により複数の部材を締結する締結構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
図7はエンジン101にコンプレッサ103を取り付けた構造の概略を示す斜視図、図8は同じく側面図、図9は同じく正面図である。エンジン101には吊り下げ用のハンガ102が取り付けられている。コンプレッサ103にはブラケット104が取り付けられ、ブラケット104はボルト105によりハンガ102の側面に締結されている。なお、コンプレッサ103をエンジン101に取り付けるための他の締結部の詳細は省略されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車両の運行即ちエンジンの使用を重ねると、ブラケット104とハンガ102の当接面にフレッチング(フレッティング)と呼ばれる摩耗が発生する場合がある。フレッチングは部材同士が擦れることにより発生する摩耗である。
【0004】
フレッチングを防止するには、一般には(1)締結部材の数を増やして部材間の面圧を高くする、(2)締結部材の締付トルクを上げて部材間の面圧を高くする、(3)部材の締結面に摩耗防止用の保護層を形成する、(4)部材の締結面に摩耗防止用の潤滑剤を塗布する、等の対策が考えられるが、いずれも締結に係るコストが増大する。また、部材の形状や材質等によっては行えないこともある。
【0005】
本開示の発明者らは複数の部材を締結部材により締結した締結構造においてフレッチングが発生する主な原因を以下のように突き止めた。
【0006】
図10は締結構造の断面を模式的に示した図である。第1部材61及び第2部材71にはそれぞれ貫通孔62、72が形成され、両貫通孔62、72に挿通されたボルト81及びナット82により両部材61、71は締結されている。
【0007】
両部材61、71の対向する面同士は面接触するように設計されていたとしても、各部材61、71の製造上の誤差や組付けの誤差等により、図10の例のようにボルトをきつく締め付けたとしても両部材61、71の当接面が面接触せず、両部材61、71の一部の当接部63、73だけが当接し、他の部分に隙間Gが形成される場合がある。
【0008】
このような締結状態で両部材61、71が振動環境に置かれると、当接部63、73は相対的に移動しにくいのに対して、隙間Gを挟んだ部分64、74は相対的に移動しやすい。両部分64、74が相対的に移動することにより、両部分64、74が接触して擦れ、フレッチングが発生する。
【0009】
本開示は、複数の部材同士を締結部材により締結した締結構造においてフレッチングが発生しない構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の締結構造は、貫通孔を有する第1部材と、第2部材と、前記貫通孔に挿通され、前記第1部材及び前記第2部材を締結する締結部材と、を有する締結構造であって、前記第1部材の前記貫通孔の周辺の部位の剛性は、前記第2部材の前記締結部材で締結される部位の剛性よりも低い。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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