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公開番号
2025126431
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022606
出願日
2024-02-19
発明の名称
ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料
出願人
サントリーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12G
3/04 20190101AFI20250822BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ブタノールの刺激臭が抑制され、かつ酢酸ベンジルの甘く華やかな香りが付与された、飲みやすいジャスミン風味のアルコール飲料、およびその製造方法の提供。
【解決手段】10~6000ppbのブタノールを含む容器詰めアルコール飲料において、酢酸ベンジルの含有量を10~500ppbに調整する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ブタノールの含有量が10~6000ppbであり、
酢酸ベンジルの含有量が10~500ppbである、
ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
ブタノールの含有量(a:ppb)に対する酢酸ベンジルの含有量(b:ppb)の比率(酢酸ベンジルの含有量/ブタノールの含有量(b/a))が0.20以下である、請求項1に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項3】
安息香酸ベンジル、ジャスモン酸メチル、cis-ジャスモン、リナロール、インドール、cis-3-ヘキセン-1-オール、α-テルピネオールおよびβ-シトロネロールからなる群から選択される1以上の成分をさらに含む、請求項1に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項4】
アルコール度数が1.0~15v/v%である、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項5】
炭酸ガスを含まない、請求項1~3に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項6】
単式蒸留酒を含む、請求項1~3に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項7】
加熱殺菌されたものである、請求項1~3に記載の容器詰めアルコール飲料。
【請求項8】
ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料の製造方法であって、
ブタノールの含有量を10~6000ppbに調整する工程、
酢酸ベンジルの含有量を10~500ppbに調整する工程、および
容器詰めする工程、
を含む、前記製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料に関する。より詳しくは、ブタノールの刺激臭が抑制され、かつ酢酸ベンジルの香りが付与された、ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料、およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
乙類焼酎などの単式蒸留酒は、連続式蒸留酒に比べて原料由来の香味成分であるパルミチン酸エチルやリノール酸エチルなどの高級脂肪酸エステルを多く含むため、濃醇な味わいが感じられる。一方で、単式蒸留酒などに多く含まれるブタノールは特徴的な刺激臭を有するため、飲みにくいという問題がある。
【0003】
アルコール飲料における刺激感や香りを改善する方法として、特許文献1には、芋焼酎に関し、濃厚な香味を維持しつつ、爽やかさとメリハリが増強された芋焼酎を提供するために、β-シトロネロールおよびリノール酸エチルの濃度を一定の範囲に調整することが記載されている。また、特許文献2には、アルコールの刺激感を改善するために、一定量の酢酸ベンジルを配合することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-115274号公報
特開2022-102481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらの先行技術文献は、ブタノールの特徴的な刺激臭の抑制に向けられたものではない。一方で、ブタノールの特徴的な刺激臭は、アルコール飲料を飲みにくくさせる要因であるため、ブタノールの刺激臭が改善された飲みやすいアルコール飲料を改善するニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、ジャスミンの香り成分の一つである酢酸ベンジルを一定濃度で配合することで、ブタノールの刺激臭が抑制され、かつ酢酸ベンジルの甘く華やかな香りが付与された、飲みやすいジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料を提供できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下に関するが、これらに限定されない。
(1)ブタノールの含有量が10~6000ppbであり、
酢酸ベンジルの含有量が10~500ppbである、
ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料。
(2)ブタノールの含有量(a:ppb)に対する酢酸ベンジルの含有量(b:ppb)の比率(酢酸ベンジルの含有量/ブタノールの含有量(b/a))が0.20以下である、(1)に記載の容器詰めアルコール飲料。
(3)安息香酸ベンジル、ジャスモン酸メチル、cis-ジャスモン、リナロール、インドール、cis-3-ヘキセン-1-オール、α-テルピネオールおよびβ-シトロネロールからなる群から選択される1以上の成分をさらに含む、(1)または(2)に記載の容器詰めアルコール飲料。
(4)アルコール度数が1.0~15v/v%である、(1)~(3)のいずれかに記載の容器詰めアルコール飲料。
(5)炭酸ガスを含まない、(1)~(4)のいずれかに記載の容器詰めアルコール飲料。
(6)単式蒸留酒を含む、(1)~(5)のいずれかに記載の容器詰めアルコール飲料。
(7)加熱殺菌されたものである、(1)~(6)のいずれかに記載の容器詰めアルコール飲料。
(8)ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料の製造方法であって、
ブタノールの含有量を10~6000ppbに調整する工程、
酢酸ベンジルの含有量を10~500ppbに調整する工程、および
容器詰めする工程、
を含む、前記製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ブタノールの刺激臭が改善され、かつ酢酸ベンジルの香りが付与された、飲みやすいジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
特に断りがない限り、本明細書において用いられる「ppb」は、重量/重量(w/w)のppbを意味する。
【0010】
1.ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料
一態様では、本発明の飲料は、一定量のブタノールおよび酢酸ベンジルを含む、ジャスミン風味の容器詰めアルコール飲料である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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