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公開番号2025126513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022752
出願日2024-02-19
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250822BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着温度の温度調整制御を消費電力を抑制しながら行う。
【解決手段】画像形成装置121は、加熱することで用紙に画像を定着させる定着器109と、定着器109に供給される電力量を検出し、検出した電力量を積算した電力積算値の所定時間当たりの変化率に基づいて、定着器109が用紙を加熱するときの目標定着温度を決定する制御手段104と、目標定着温度に基づいて定着器109に供給する電力量を制御する電源制御部103と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加熱することで用紙に画像を定着させる定着手段と、
前記定着手段に供給される電力量を検出し、検出した前記電力量を積算した電力積算値の所定時間当たりの変化率に基づいて、前記定着手段が前記用紙を加熱するときの目標定着温度を決定する決定手段と、
前記目標定着温度に基づいて前記定着手段に供給する電力量を制御する電源制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記決定手段は、前記目標定着温度を、前記変化率が第1閾値以上である場合に最も高い第1目標定着温度に決定し、前記変化率が前記第1閾値未満である場合に前記第1目標定着温度よりも低い第2目標定着温度に決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記目標定着温度を、前記変化率が前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満である場合に前記第2目標定着温度よりも低い第3目標定着温度に決定することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
環境温度を検出する環境センサをさらに備えており、
前記決定手段は、画像を印刷する用紙の紙種と前記環境温度とを含む動作条件に基づいて前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記決定手段は、複数枚の印刷を連続して行う印刷ジョブを開始して2枚目以降の所定枚数の印刷時の前記電力量を積算した電力積算値から前記所定時間当たりの変化率を導出することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記決定手段は、2枚目の印刷開始時の時刻およびその時点の電力積算値と、前記所定枚数の印刷終了時の時刻およびその時点の電力積算値と、から前記所定時間当たりの変化率を導出することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記決定手段は、複数枚の印刷を連続して行う複数の印刷ジョブが続けて実行される場合、同じ紙種の用紙に印刷を行うのであれば、前回の印刷ジョブで決定した目標定着温度を、そのまま後続の印刷ジョブの1枚目の印刷時に用いることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記定着手段の温度を検出する温度検出手段をさらに備えており、
前記電源制御手段は、前記温度検出手段による前記温度の検出結果に基づいて、前記定着手段の温度が前記目標定着温度になるように前記定着手段に供給する電力量を制御することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙を加熱して画像を定着させる定着器を有する画像形成装置の定着温度の調整制御に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置の消費電力削減の要求が高まっている。画像形成装置では、用紙にトナーを定着させるための定着器の定着温度の調整に、多くの電力が消費される。画像形成装置は、多種多様な用紙や印刷条件に対して定着性を維持するために、用紙の種類と印刷条件とに応じて定着温度の調整制御を行う。このような定着性に関連する要素として、用紙に含まれる水分量がある。
【0003】
画像形成装置では、適切な定着性の確保のために、用紙が湿っている場合であっても定着不良が発生しないような目標定着温度を設定して、定着温度を調整している。特許文献1には、用紙に含まれる水分量(吸湿度)を検出して温度調整制御にフィードバックすることで、適切に定着温度の調整を行う技術が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-255361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多量の水分を含有した状態(吸湿度が高い状態)にある用紙は、定着性を確保するために必要な熱量が多くなるために、目標定着温度が高く設定される。そのために画像形成装置は多くの電力を定着器へ供給することになる。また、用紙の吸湿度を判断して定着温度の温度調整制御にフィードバックする場合、吸湿度を検出するセンサを用紙の近傍に配置する必要がある。そのために画像形成装置は、センサの設置スペースを確保する必要がありる。また、部品が追加されるためにコストアップが生じる。
【0006】
本発明は、上述の問題に鑑み、吸湿度を検出するセンサ等の追加部品を設けることなく、定着温度の温度調整制御を消費電力を抑制しながら行うことができる画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、加熱することで用紙に画像を定着させる定着手段と、前記定着手段に供給される電力量を検出し、検出した前記電力量を積算した電力積算値の所定時間当たりの変化率に基づいて、前記定着手段が前記用紙を加熱するときの目標定着温度を決定する決定手段と、前記目標定着温度に基づいて前記定着手段に供給する電力量を制御する電源制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、追加部品を設けることなく、定着温度の温度調整制御を消費電力を抑えながら行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の構成説明図。
定着温度の温度調整制御の説明図。
印刷処理を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照してこの発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。なお、構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置等は特に特定の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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