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公開番号
2025128848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025806
出願日
2024-02-22
発明の名称
加圧容器
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G21C
9/02 20060101AFI20250827BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】加圧容器内の液体のスロッシングを低減し、温度成層の崩壊を抑制する。
【解決手段】加圧容器は、液相の上面に気相が接した状態で液体を貯留する容器本体と、
前記容器本体の、前記液相の第1の温度層と前記第1の温度層より低温かつ下方に形成された第2の温度層との境界面である温度成層界面より上方の位置に設けられて、前記液体のスロッシングを抑制する抑制部材とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液相の上面に気相が接した状態で液体を貯留する容器本体と、
前記容器本体の、前記液相の第1の温度層と前記第1の温度層より低温かつ下方に形成された第2の温度層との境界面である温度成層界面より上方の位置に設けられて、前記液体のスロッシングを抑制する抑制部材と、
を備える、
加圧容器。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記容器本体に取り付けられて前記容器本体を加熱するヒータ部を更に備え、
前記抑制部材は、前記ヒータ部の下端より上方に設けられる、
請求項1に記載の加圧容器。
【請求項3】
前記抑制部材は、前記容器本体の内壁面に取り付けられている、
請求項1または請求項2に記載の加圧容器。
【請求項4】
前記抑制部材は、前記内壁面の周方向における全周の区間のうち、少なくとも一部の区間に渡って設けられ、かつ前記容器本体の上下方向に複数個ならんで設けられる、
請求項3に記載の加圧容器。
【請求項5】
前記抑制部材は、多孔質構造体である、
請求項3に記載の加圧容器。
【請求項6】
前記抑制部材は、前記容器本体の上下方向に延び、前記上下方向から見て前記容器本体の内部の空間を複数の空間に仕切る部材であり、
前記複数の空間同士は、前記抑制部材で仕切られた以外の部位で連通している、
請求項3に記載の加圧容器。
【請求項7】
前記抑制部材は、平板状の部材である、
請求項6に記載の加圧容器。
【請求項8】
前記抑制部材は、円筒形状の部材である、
請求項6に記載の加圧容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加圧容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
液体を加圧しながら貯留する加圧容器についての技術が知られている。例えば、特許文献1には、容器に硼酸水を加圧しながら貯留し、容器内の中間部より上方の硼酸水を高温とし、中間部より下方の硼酸水を低温にそれぞれ維持しながら貯留し、硼酸水を放出する際に容器内の圧力が下がってくると、高温の硼酸水が気化して容器内の圧力を上昇させて、容器内部の硼酸水をポンプなどの外部装置を用いずに継続的に容器外に送り出すことが出来る加圧容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3477271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような加圧容器は、例えば外的要因により振動し、内部の液体がスロッシングすることで、温度成層が崩れ、高温の液体と低温の液体とが攪拌されることがある。これにより、液体を放出する際に容器内部の液体が気化しにくくなり、加圧容器が液体を容器外に送り出す効果が低下する懸念がある。そのため、容器内部の液体がスロッシングすることを抑制する加圧容器が求められている。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、容器内の液体のスロッシングを抑制する加圧容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加圧容器は、液相の上面に気相が接した状態で液体を貯留する容器本体と、前記容器本体の、前記液相の第1の温度層と前記第1の温度層より低温かつ下方に形成された第2の温度層との境界面である温度成層界面より上方の位置に設けられて、前記液体のスロッシングを抑制する抑制部材とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、容器内の液体のスロッシングを抑制する加圧容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る加圧容器の模式図である。
図2は、図1のA-A断面図である。
図3は、第2実施形態に係る加圧容器の模式図である。
図4は、第3実施形態に係る加圧容器の模式図である。
図5は、図4のB-B断面図である。
図6は、第3実施形態の変形例1に係る抑制部材の形状を説明する図である。
図7は、第3実施形態の変形例2に係る抑制部材の形状を説明する図である。
図8は、第4実施形態に係る加圧容器の模式図である。
図9は、図8のC-C断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
【0010】
(第1実施形態)
図1を用いて、加圧容器の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る加圧容器の模式図である。
(【0011】以降は省略されています)
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