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公開番号
2025130179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027173
出願日
2024-02-27
発明の名称
インゴットの搬送装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
三建産業株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B65G
47/38 20060101AFI20250901BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】様々な種類、形状および向きのインゴットを溶湯へと搬送する技術を提供する。
【解決手段】インゴットの搬送装置は、インゴットが載置される複数の下面ローラと、インゴットの上面からインゴットを押圧する上面ローラと、を有し、下面ローラと上面ローラとがインゴットを挟持した後に、複数の下面ローラは、溶湯へ向かう方向に移動する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
インゴットの搬送装置であって、
前記インゴットが載置される複数の下面ローラと、
前記インゴットの上面から前記インゴットを押圧する上面ローラと、を有し、
前記下面ローラと前記上面ローラとが前記インゴットを挟持した後に、前記複数の下面ローラと前記上面ローラは、前記インゴットを挟持したまま溶湯へ向かう方向に移動する、
インゴットの搬送装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のインゴットの搬送装置であって、
さらに、制御部を有し、
前記複数の下面ローラは、前記インゴットが前記溶湯に向かう搬送路の一部である下流側搬送路を形成し、前記下流側搬送路を傾斜させるための傾斜用回転軸を有し、
前記制御部は、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達した場合に、
前記上面ローラを、前記下面ローラと前記インゴットを挟持できる位置まで下降させ、
前記傾斜用回転軸を中心に、前記下流側搬送路を前記溶湯に向かう方向に傾斜させることで前記複数の下面ローラを前記溶湯へ向かう方向に移動させる、インゴットの搬送装置。
【請求項3】
請求項2に記載のインゴットの搬送装置であって、
前記制御部は、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達した場合に、
前記複数の下面ローラの回転を停止させて、前記インゴットの搬送を停止し、
前記下流側搬送路を前記溶湯に向かう方向に傾斜させた後に、前記複数の下面ローラの回転を再開させて、前記インゴットの搬送を再開する、インゴットの搬送装置。
【請求項4】
請求項2に記載のインゴットの搬送装置であって、
前記制御部は、投入時間であって、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達したときから、前記インゴットが前記溶湯に投入されたときまでの投入時間を計測し、
前記投入時間が予め定められた範囲でない場合に、前記インゴットの投入過程において異常があることを示す異常判定を行う、インゴットの搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インゴットの搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、溶解炉にインゴットを投入する投入装置や、溶解炉にインゴットを投入するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、把持部としてのフックにインゴットを吊り下げ、溶解炉にインゴットを投入する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021―139586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1における投入装置は、把持部が特定の形状を有している。このため、形状の異なるインゴットを把持の対象にする場合には、把持部を流用することができないという課題が生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の第1形態によれば、インゴットの搬送装置が提供される。このインゴットの搬送装置は、前記インゴットが載置される複数の下面ローラと、前記インゴットの上面から前記インゴットを押圧する上面ローラと、を有し、前記下面ローラと前記上面ローラとが前記インゴットを挟持した後に、前記複数の下面ローラは、溶湯へ向かう方向に移動する。
この形態によれば、搬送装置の下面ローラと上面ローラとを用いることで、様々な種類、形状および向きのインゴットを溶湯へと搬送することができる。
(2)上記形態において、さらに、制御部を有し、前記複数の下面ローラは、前記インゴットが前記溶湯に向かう搬送路の一部である下流側搬送路を形成し、前記下流側搬送路を傾斜させるための傾斜用回転軸を有し、前記制御部は、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達した場合に、前記上面ローラを、前記下面ローラと前記インゴットを挟持できる位置まで下降させ、前記傾斜用回転軸を中心に、前記下流側搬送路を前記溶湯に向かう方向に傾斜させることで前記複数の下面ローラを前記溶湯へ向かう方向に移動させてもよい。
この形態によれば、傾斜した下流側搬送路を用いてインゴットを円滑に溶湯へと搬送することができる。
(3)上記形態において、前記制御部は、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達した場合に、前記複数の下面ローラの回転を停止させて、前記インゴットの搬送を停止し、前記下流側搬送路を前記溶湯に向かう方向に傾斜させた後に、前記複数の下面ローラの回転を再開させて、前記インゴットの搬送を再開してもよい。
この形態によれば、インゴットをより安全に溶湯へと搬送することができる。
(4)上記形態において、前記制御部は、投入時間であって、前記インゴットが前記下流側搬送路のうちで予め定められた位置に到達したときから、前記インゴットが前記溶湯に投入されたときまでの投入時間を計測し、前記投入時間が予め定められた範囲でない場合に、前記インゴットの投入過程において異常があることを示す異常判定を行ってもよい。
この形態によれば、制御部は、インゴットの投入異常を検出することができる。
本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、上記の形態の他に、インゴットの搬送システム、搬送装置を制御するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体、インゴットの搬送装置の製造方法等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態におけるインゴットの搬送装置の模式上面図。
本実施形態におけるインゴットの搬送装置の模式側面図。
インゴットの搬送過程を示すフローチャート。
インゴットの搬送過程を模式的に示した図。
制御部による制御指令の内容を説明するための図。
下面ローラおよび上面ローラのZ軸方向の位置を示す図。
異なる種類のインゴットにおける搬送過程を示した図。
インゴットにかかる力のつり合いを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態におけるインゴットの搬送装置1の模式上面図である。図2は、本実施形態におけるインゴットの搬送装置1の模式側面図である。なお、図1および図2には、XYZ三次元座標が規定されている。Z方向は上下方向であり、+Z方向が上方向、-Z方向が下方向である。また、X方向とY方向とは水平方向である。また、図1には理解の容易のために、後述する上面ローラ20および回転中心B2の図示は省略している。
【0009】
図1および図2に示すように、インゴットの搬送装置1は、複数の下面ローラ10と、上面ローラ20と、制御装置200とを有する。図1に示すように、下面ローラ10は、下面ローラ胴部12と、回転軸14とを有する。下面ローラ胴部12は、インゴットIG1が後述する溶湯に向かうための搬送路120を形成する。本実施形態では、複数の下面ローラ10における下面ローラ胴部12がY方向に連なることによって、搬送路120が形成される。回転軸14は、後述するフレームに下面ローラ10を固定する。
【0010】
搬送路120は、Y方向に延びる形状をしている。本実施形態において、搬送路120は、図1に示すように、上流側搬送路122と、下流側搬送路124とを有する。上流側搬送路122は、搬送路120のうち溶解炉40から離れた側である-Y方向側に位置しており、下流側搬送路124は、搬送路120のうち溶解炉40に近い側である+Y方向側に位置している。下流側搬送路124は、図2に示すように、傾斜用回転軸B1を有する。傾斜用回転軸B1は、下流側搬送路124のうちで、インゴットの搬送方向における一方端である上流端に形成されている。下流側搬送路124は、制御装置200からの指令に応じて、傾斜用回転B1を中心として、下流側搬送路124の他方端である下流端側が下降方向D1および上昇方向D2に回転移動する。下降方向D1は、後述する溶湯Mに向かう方向であり、上昇方向D2は、溶湯Mから離れる方向である。なお、本開示においては、複数の下面ローラ10のうち、傾斜用回転軸B1が形成された下面ローラ10を下面ローラ10aと記載し、他の下面ローラ10と区別する。傾斜用回転軸B1は、下面ローラ10aの回転軸14によって形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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