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公開番号2025131297
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028957
出願日2024-02-28
発明の名称補助加圧ポンプ装置及び消火設備
出願人株式会社川本製作所
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類A62C 35/60 20060101AFI20250902BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】チャタリングを防止可能な補助加圧ポンプ装置及び消火設備を提供すること。
【解決手段】消火ポンプ装置1及び放水手段3の間を接続する配管123に接続される補助加圧ポンプ装置2は、モータ121と、モータ121に接続され、配管6、123内を増圧するポンプ122と、配管123及びポンプ122の間に設けられる圧力検出器113と、モータ121の停止後から次にモータ121が始動するまでの停止時間であって、予め設定された設定停止時間、及び、モータ121の始動から配管123が所定の圧力に到達するためのモータ121の加速時間であって、予め設定された設定加速時間が記憶された記憶部131と、計測された停止時間が設定停止時間以下であるときに、記憶部131に記憶された設定加速時間による始動動作よりも緩やかな始動動作となる前記加速時間でモータ121を始動させる制御部133と、を備える。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
消火ポンプ装置及び放水手段の間を接続する配管に接続される補助加圧ポンプ装置であって、
モータと、
前記モータに接続され、前記配管内を増圧するポンプと、
前記配管及び前記ポンプの間に設けられる圧力検出器と、
前記モータの停止後から次に前記モータが始動するまでの時間である停止時間であって、予め設定された設定停止時間、及び、前記モータの始動から前記配管が所定の圧力に到達するための前記モータの加速時間であって、予め設定された設定加速時間が記憶された記憶部と、
計測された前記停止時間が前記設定停止時間以下であるときに、前記記憶部に記憶された前記設定加速時間による始動動作よりも緩やかな始動動作となる前記加速時間で前記モータを始動させる制御部と、
を備える補助加圧ポンプ装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記緩やかな始動動作となる前記加速時間を、前記設定加速時間に変更し、前記記憶部に記憶する、請求項1に記載の補助加圧ポンプ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記設定加速時間の変更履歴を前記記憶部に記憶するとともに、外部に報知する、請求項2に記載の補助加圧ポンプ装置。
【請求項4】
消火ポンプ装置と、
前記消火ポンプ装置及び放水手段の間を接続する配管と、
前記配管に接続される、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の補助加圧ポンプ装置と、
を備える消火設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管内の圧力を保持する補助加圧ポンプ装置及び消火設備に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従前から、建造物の火災時に、スプリンクラー等の放水手段へ水を供給する消火ポンプ装置及び補助加圧ポンプ装置を有する消火設備が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような消火設備は、消火ポンプ装置及び放水手段の間の配管内の圧力を監視し、配管内の圧力が低下したときに、補助加圧ポンプ装置を駆動することで、配管内の圧力を一定に保つ技術が知られている。また、補助加圧ポンプ装置のポンプを、インバータ駆動によって制御する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6509606号公報
特開2021-016748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した消火設備の補助加圧ポンプ装置は、補助加圧ポンプ装置に設けられた圧力検出器によって消火ポンプ装置及び放水手段の間の配管の圧力を検出する。このため、配管状況や配管内の腐食状況によっては、補助加圧ポンプ装置を始動し、増圧した水を配管に供給すると、配管内全体の圧力が所望の圧力に到達する前に圧力検出器で検出した圧力が所望の圧力となり、補助加圧ポンプ装置が停止することがある。そして、配管内の圧力が所望の圧力まで増圧していないことから、補助加圧ポンプ装置が再び始動する、所謂チャタリングが発生する虞がある。
【0006】
そこで本発明は、チャタリングを防止可能な補助加圧ポンプ装置及び消火設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、補助加圧ポンプ装置は、消火ポンプ装置及び放水手段の間を接続する配管に接続される補助加圧ポンプ装置であって、モータと、前記モータに接続され、前記配管内を増圧するポンプと、前記配管及び前記ポンプの間に設けられる圧力検出器と、前記モータの停止後から次に前記モータが始動するまでの停止時間であって、予め設定された設定停止時間、及び、前記モータの始動から前記配管が所定の圧力に到達するための前記モータの加速時間であって、予め設定された設定加速時間が記憶された記憶部と、計測された前記停止時間が前記設定停止時間以下であるときに、前記記憶部に記憶された前記設定加速時間による始動動作よりも緩やかな始動動作となる前記加速時間で前記モータを始動させる制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、チャタリングを防止可能な補助加圧ポンプ装置及び消火設備を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る補助加圧ポンプ装置を用いた消火設備の構成を概略的に示す説明図。
同補助加圧ポンプ装置の制御方法の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る補助加圧ポンプ装置2を用いた消火設備100の構成を、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る補助加圧ポンプ装置2を用いた消火設備100の構成を概略的に示す説明図であり、図2は、補助加圧ポンプ装置2の制御方法の一例を示す流れ図である。
(【0011】以降は省略されています)

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