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公開番号
2025132786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030577
出願日
2024-02-29
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
,
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/02 20060101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の振動に伴うシートクッションの異音の発生を抑制することができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッション12の一部を構成するシートクッション本体部16と、シートクッション12の他の一部を構成すると共にシートクッション本体部16の前端側に設けられた延長部18と、を備えている。延長部18がシート前後方向へ変位することで、シートクッション12のシート前後方向への長さが調節される。延長部18の内部には、錘28が設けられている。この錘28は、延長部18の内部において延長部18に対して上下方向に相対変位可能な状態で設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションの一部を構成するシートクッション本体部と、
前記シートクッションの他の一部を構成すると共に前記シートクッション本体部の前端側に設けられ、シート前後方向へ変位することで前記シートクッションのシート前後方向への長さが調節される延長部と、
前記延長部の内部において前記延長部に対して上下方向に相対変位可能な状態で設けられた錘と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記延長部において前記錘が設けられた空間の内面及び前記錘の外面の少なくとも一方が、衝撃を緩衝可能な緩衝部材によって覆われている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記延長部は、前記錘が配置される空間を形成すると共にシート下方側が開放された錘配置凹部を有する延長部本体と、前記延長部本体のシート下方側に取付けられた状態で前記錘配置凹部の開放端側を閉止する閉止部材と、を含んで構成され、
前記閉止部材が、シート状に形成されていると共にその厚み方向に撓み変形可能な部材を用いて形成されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記閉止部材には、前記錘配置凹部内に格納された前記錘を視認可能な開口が形成されている請求項3に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、着座乗員の臀部を支持するシートクッションのクッション長を可変可能にしたクッション長可変機能を備えた車両用シートが開示されている。この文献に記載されたシートクッションは、クッションカバーの縫い代部とクッション後部との間に架け渡される引込み部材と、クッション前部に設けられる押込み部材と、を有している。そして、押込み部材は、クッション前部がクッション後部に接近する動作により引込み部材に押し付け力を作用させて、引込み部材を介してクッションカバーをクッション前部とクッション後部との隙間に引き込むようにしている。これにより、クッション長の変化に応じてクッションカバーを適切に追従させることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-64925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載された構成は、クッション長の変化に応じてクッションカバーを適切に追従させることができるという観点では有用な構成ではあるが、車両の振動に伴うシートクッションの異音の発生を抑制することを考慮していない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の振動に伴うシートクッションの異音の発生を抑制することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションの一部を構成するシートクッション本体部と、前記シートクッションの他の一部を構成すると共に前記シートクッション本体部の前端側に設けられ、シート前後方向へ変位することで前記シートクッションのシート前後方向への長さが調節される延長部と、前記延長部の内部において前記延長部に対して上下方向に相対変位可能な状態で設けられた錘と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、着座乗員の臀部がシートクッションによってシート下方側から支持される。ここで、シートクッションは、シートクッション本体部と、シートクッション本体部の前端側に設けられた延長部と、を備えている。そして、延長部がシート前後方向に変位することで、シートクッションのシート前後方向への長さが調節される。ここで、延長部の内部には、錘が設けられている。この錘は、延長部に対して上下方向に相対変位可能となっている。この構成では、車両の振動が延長部に伝達された際に、錘が延長部と独立して運動して、ダイナミックダンパのように機能する。これにより、延長部のシートクッション本体部に対する振動が抑制される。このように、第1の態様の車両用シートでは、車両の振動に伴うシートクッションの異音の発生を抑制することができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記延長部において前記錘が設けられた空間の内面及び前記錘の外面の少なくとも一方が、衝撃を緩衝可能な緩衝部材によって覆われている。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、延長部において錘が設けられた空間の内面及び錘の外面の少なくとも一方が、衝撃を緩衝可能な緩衝部材によって覆われている。この構成では、延長部において錘が設けられた空間の内面と錘の外面とが直接接触することが防止又は抑制される。これにより、延長部において錘が設けられた空間の内面と錘の外面とが直接接触することに伴う異音の発生を防止又は抑制することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様の車両用シートにおいて、前記延長部は、前記錘が配置される空間を形成すると共にシート下方側が開放された錘配置凹部を有する延長部本体と、前記延長部本体のシート下方側に取付けられた状態で前記錘配置凹部の開放端側を閉止する閉止部材と、を含んで構成され、前記閉止部材が、シート状に形成されていると共にその厚み方向に撓み変形可能な部材を用いて形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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