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公開番号2025134186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031934
出願日2024-03-04
発明の名称テープチェンジャー
出願人株式会社カラクル
代理人個人,個人
主分類B65H 19/16 20060101AFI20250909BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】製函機等で使用されるロールテープは、使用済みになる都度、終端部を次のロールテープ始端に接着して作業継続されるが、それを自動で行う従来の装置は、補助的装置の割には大型でコスト高、しかもテープ切断機能に難があった。
【解決手段】ホルダーにセットしたテープを重ねて待機する供給スタックと、使用済みのものを積み上げていく搬出スタックとを備え、前者の直下の位置Aから後者の直下の位置Bに向けてホルダー移動を行う移送機構を備え、使用中のテープ残量が第1所定値になれば位置Aから位置Bにホルダー移送を行い、テープ残量が第2所定値に至る前に次なるホルダーを位置Aに供給し、第2所定値に至ると切断刃と圧着ロールを作動して次のテープ始端部に接着するとともにテープ切断をしてテープチェンジを行うテープチェンジャー。また、テープ切断を安定的に実施できる被着棒を備えたホルダーについても提案する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ホルダーにセットしたロールテープを積み重ねて待機する供給スタックと、使用済みとなったものを積み上げていく搬出スタックとを備え、前者には段ばらし機構を、後者には段積み機構を備え、両者の下方に備えたテーブル上に於いて、供給スタック直下の位置Aから搬出スタック直下の位置Bに向けてホルダー移動を行うホルダー移送機構を備え、位置Aにある現在使用中のテープ残量が第1所定値になった時点で前記移送機構によって位置Bにホルダー移送を行い、更に位置Bに於ける現在使用中のテープ残量が第2所定値に至る前に前記段ばらし機構を作動して次なるホルダーを位置Aに供給し、第2所定値に至ると待機状態にあった圧着ロールならびに切断刃を張架中のテープに向けて往動させ、圧着ロールは張架テープを位置Aにあるロールテープの始端部に圧着後に複動し、切断刃は前記圧着箇所の下流側で張架テープを切断して後に複動してテープチェンジを行い、位置Aにあるロールテープが第1所定値に至るまでに位置Bにある使用済みロールテープを前記段積み機構を作動して搬出スタックへ搬出すべく構成したことを特徴とするテープチェンジャー。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
張架テープを切断刃で切断すると、切断刃の下手側近傍で当該テープが当接して被着される被着棒をホルダーに備えて構成したことを特徴とする請求項1に記載したテープチェンジャー。
【請求項3】
テープ残量の第1所定値を検出するセンサーを地点Aに、テープ残量の第2所定値を検出するセンサーを地点Bに備えて構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載したテープチェンジャー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、幅15~65mm程度で長さ200~2000m巻きのロールテープをして、先行するテープ終端部に次のテープ始端を自動接着して、途切れることなく次々とテープ交換できるテープチェンジャーに関する。前記テープは主にクラフトテープと称されるものが主体であるが、その他の紙製や布製に限らず、樹脂フィルムやアルミ箔テープであってもよく、ロール内側面に粘着剤が塗工された粘着テープ、あるいは必要に応じて何も塗工されていないテープであっても利用することができる。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
多くの物流現場では、梱包用段ボール箱の製函機が工程の最上流位置に設備されている。また、最下流位置では段ボール箱の封緘機も設備されている。そして、こうした現場では主としてクラフトテープが大量に消費されている。改善すべきは、テープ交換のためにライン停止する無駄の改善である。そこで、自動でテープ交換できるテープチェンジャーのニーズがあるものの、従来のものは補助装置のわりには大型であり、コスト高であった。例えば、類似する先行技術として下記のものが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-133635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、小型でコスト安な自動化装置を提供することである。そのためには、従来技術にはない合理的な構成で装置化することが肝要である。具体的には特許文献1に於ける公報図面の図15,図16ならびに図18に係る記述から明らかなように、従来装置は最低でもロールテープ4個分の平面積を必要とする。汎用されている500m巻テープの場合は外径φ300mm程度であり、1000m巻の場合はφ430mm程度であるから、少なくとも一方向寸法はその4倍の長さを必要とする。また、係る装置に於けるテープ切断手段は、単に張架状態にあるテープを切断せんとする低位なもので、その切断性能に難があった。
本願発明が解決せんとする課題は、装置の小型を図ることができる斬新な構成を提案することであり、以て、著しいコストダウンを達成して広く普及できるテープチェンジャーを提供することである。また、テープ切断に係る問題を解決するに、安定して優れた効果を奏する構成について提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
即ち、本発明テープチェンジャーは、ホルダーにセットしたロールテープを積み重ねて待機する供給スタックと、使用済みとなったものを積み上げていく搬出スタックとを備え、前者には段ばらし機構を、後者には段積み機構を備え、両者の下方に備えたテーブル上に於いて、供給スタック直下の位置Aから搬出スタック直下の位置Bに向けてホルダー移動を行うホルダー移送機構を備え、位置Aにある現在使用中のテープ残量が第1所定値になった時点で前記移送機構によって位置Bにホルダー移送を行い、更に位置Bに於ける現在使用中のテープ残量が第2所定値に至る前に前記段ばらし機構を作動して次なるホルダーを位置Aに供給し、第2所定値に至ると待機状態にあった圧着ロールならびに切断刃を張架中のテープに向けて往動させ、圧着ロールは張架テープを位置Aにあるロールテープの始端部に圧着後に複動し、切断刃は前記圧着箇所の下流側で張架テープを切断して後に複動してテープチェンジを行い、位置Aにあるロールテープが第1所定値に至るまでに位置Bにある使用済みロールテープを前記段積み機構を作動して搬出スタックへ搬出すべく構成したことを特徴とする。
【0006】
また、本発明テープチェンジャーは、上記した構成に加えて、張架テープを切断刃で切断すると、切断刃の下手側近傍で当該テープが当接して付着される被着棒をホルダーに備えて構成したことを特徴とする。
【0007】
更に、本発明テープチェンジャーは、上記した構成に加えて、テープ残量の第1所定値を検出するセンサーを地点Aに、テープ残量の第2所定値を検出するセンサーを地点Bに備えて構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るテープチェンジャーの構成で特徴的なのは、主要部がロールテープ2個分の平面積で構成し得ることである。従来技術の4個分構成と比較しても、明らかに小型化することができる。従って、係る業界にコスト安メリットを提供することができる。
また、ホルダーに被着棒を備えることで、切断刃によるテープ切断時に生起されるテープの逃げを抑制することが出来、切断の確実性を大きく向上することができる。また、切断された方のテープ端部は被着棒に付着した状態、あるいは付着後に離れることがあっても、それに近い状態で残留するので、その後に搬出スタックへ移送にもトラブルを起こさない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
は実施例装置の主要部について正面断面図を図示した説明図。
は実施例装置の主要部について平面図を図示した説明図。
は実施例装置に於けるロールテープを主体的に斜視図で図示した説明図。
はホルダーならびにセットした使用前ロールテープを斜視図で図示した説明図。
はホルダーならびに使用済みロールテープを斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に正面図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に平面図で図示した説明図。尚、前記した図6ならびに図7は本図と同じ状態を多面的に図示したものである。
はロールテープの状態を主体的に斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に正面図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に平面図で図示した説明図。尚、前記した図9ならびに図10は本図と同じ状態を多面的に図示したものである。
はロールテープの状態を主体的に斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に正面図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に平面図で図示した説明図。尚、前記した図12ならびに図13は本図と同じ状態を多面的に図示したものである。
はロールテープの状態を主体的に斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に正面図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に平面図で図示した説明図。尚、前記した図15ならびに図16は本図と同じ状態を多面的に図示したものである。
はロールテープの状態を主体的に斜視図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に正面図で図示した説明図。
はロールテープの状態を主体的に平面図で図示した説明図。尚、前記した図18ならびに図19は本図と同じ状態を多面的に図示したものである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願に係るテープチェンジャーは、粘着塗工されたクラフトテープが大量に消費される現場で運用される。段ボール資材をして箱形状にする際には底面や側面が、また、箱の封緘時には上面がテープ貼りされる。いずれも、主体は製函機や封函機であるが、本願テープチェンジャーは、斯様な装置の補助装置として使用される。従って、大型で高価なものは馴染まない。尚、粘着塗工されていない紙テープやフィルムテープによる帯掛結束機の補助装置としての利用用途もある。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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