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公開番号2025134450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032358
出願日2024-03-04
発明の名称画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 5/30 20060101AFI20250909BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】放電ノイズによるラインメモリへの書き込み遅延が発生しても、遅延してラインメモリに書き込まれた画像が、主走査方向において正しい位置からずれないで印刷可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成部と、リングバッファを構成するラインメモリとを備える画像形成装置。ラインメモリは、印刷画像を構成する主走査方向の一ラインの自然数本に相当する画像データを記憶し、画像形成部は、ラインメモリに記憶された画像データに基づいて、自然数本のラインに相当する印刷画像を媒体上に形成する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成部と、リングバッファを構成するラインメモリとを備え、
前記ラインメモリは、印刷画像の一部を構成する主走査方向の一ラインの自然数本に相当する画像データを記憶し、
前記画像形成部は、前記ラインメモリに記憶された画像データに基づいて、前記自然数本のラインに相当する印刷画像を媒体上に形成する、
画像形成装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記主走査方向の一ラインに相当するデータ量である単位データ量と、前記ラインメモリの容量とに基づいて、前記ラインメモリを分割する分割数を算出する一つ以上の制御部を更に備え、
前記画像データの自然数倍は、前記分割数に対応する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記一つ以上の制御部は、前記画像形成部による画像形成に係る設定に基づいて、前記単位データ量を算出する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成に係る設定は、用紙サイズ設定と、解像度設定と、階調設定とを含む、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
第1の媒体は第1のサイズを有し、第2の媒体は前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズを有するとき、
前記一つ以上の制御部は、前記第2のサイズに基づく第2の単位データ量を算出し、
前記画像形成部は、前記第2の単位データ量の画像データに基づいて、1ライン相当の印刷画像を、前記第1及び第2の媒体の両方の上に形成する、
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記ラインメモリへの書き込み失敗を検知する一つ以上のメモリコントローラを更に備える、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記書き込み失敗の検知に応じて、書き込みの失敗を通知するメッセージを表示する表示部を更に備える、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
リングバッファを構成するラインメモリを備える画像形成装置の制御方法において、
前記ラインメモリは、印刷画像の一部を構成する主走査方向の一ラインの自然数本に相当する画像データを記憶し、
前記ラインメモリに記憶された画像データに基づいて、前記自然数本のラインに相当する印刷画像を媒体上に形成する、
画像形成装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は画像形成装置等に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子写真方式で印刷を行うMFP(Multi-Function Printer/Peripheral)は、トナーカセットや定着器の中に、コピーやプリンタ印刷の実行中に回転するシャフトを備える。シャフトのアースが不十分な場合、回転によって帯電したシャフトから静電気が一気に放電される場合がある。
【0003】
本開示に関連して、特許文献1には、複数の発光部を有した光源を備えるものであって、複数のリングバッファを有し、回路の規模が小さくても、入力画像データによらず、それぞれのバッファに書き込んだ一ライン分の画像データを読み出し、画像処理の対象となる2つの画像データを隣接ラインのものとすることができるLSU(Laser Scanning Unit)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-214454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような放電ノイズの影響により、ラインメモリの書き込み動作に通常よりも時間を要することがある。従来のMFPでは、こうしたラインメモリへの書き込み遅延によって、元画像が正常に印刷されないことがあった。特に、印刷画像において、ラインの画像が正しい位置からライン方向すなわち主走査方向にずれて印刷されることがあった。
【0006】
本開示によって解決しようとする課題は、放電ノイズによるラインメモリへの書き込み遅延が発生しても、遅延して書き込まれた画像が主走査方向において正しい位置からずれないで印刷可能な画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、画像形成部と、リングバッファを構成するラインメモリとを備え、前記ラインメモリは、印刷画像の一部を構成する主走査方向の一ラインの自然数本に相当する画像データを記憶し、前記画像形成部は、前記ラインメモリに記憶された画像データに基づいて、前記自然数本のラインに相当する印刷画像を媒体上に形成する、画像形成装置を提供する。
【0008】
また、本開示は、リングバッファを構成するラインメモリを備える画像形成装置の制御方法において、前記ラインメモリは、印刷画像の一部を構成する主走査方向の一ラインの自然数本に相当する画像データを記憶し、前記ラインメモリに記憶された画像データに基づいて、前記自然数本のラインに相当する印刷画像を媒体上に形成する、画像形成装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、放電ノイズによるラインメモリへの書き込み遅延が発生しても、遅延して書き込まれた画像が主走査方向において正しい位置からずれないで印刷可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1実施形態に係る画像形成システムを示す概念模式図である。
本開示の第1実施形態に係るMFPの機能ブロック図である。
従来のMFPにおいて、元画像の画像データから印刷データを生成する過程を説明するための模式概念図である。
従来のMFPにおいて、元画像の画像データから印刷データを生成する際、放電ノイズによって絵ずれが発生するメカニズムを説明するための概念模式図である。
リングバッファのライン割り当ての従来の方法と本開示の方法とを比較対照するための図であり、図5(A)は従来のリングバッファのライン割り当て方法について説明するための図であり、図5(B)は本開示のリングバッファのライン割り当て方法について説明するための図である。
本開示の第1実施形態に係るMFPにおいて、リングバッファのオフセットサイズを設定する動作について説明するためのフローチャートである。
従来のMFPにおいて、リングバッファが正常に動作するときと、リングバッファへの書き込み遅延が発生するときとの間で、リングバッファのライン割り当ての推移を比較対照するための図であり、図7(A)は、正常に動作しているときの推移を示し、図7(B)は、書き込み遅延が発生したときの推移の例を示す。
従来のMFPにおいて、正常に動作しているときに形成される印刷画像と、リングバッファへの書き込み遅延が発生するときに形成される印刷画像とを比較対照するための図であり、図8(A)は正常時の印刷画像を示し、図8(B)は書き込み遅延による絵ずれが発生した印刷画像を示す。
本開示の第1実施形態に係るMFPにおいて、リングバッファが正常に動作するときと、リングバッファへの書き込み遅延が発生するときとの間で、リングバッファのライン割り当ての推移を比較対照するための図であり、図9(A)は、正常に動作しているときの推移を示し、図9(B)は、書き込み遅延が発生したときの推移を示す。
本開示の第1実施形態に係るMFPにおいて、リングバッファへの書き込み遅延による絵ずれが発生した印刷画像を示す図である。
本開示の第1実施形態に係るMFPによる効果を説明するための図であり、図11(A)は、正常に印刷されたサンプル画像であり、図11(B)は、従来のMFPにおいてリングバッファへの書き込み遅延があったときの絵ずれを再現した画像であり、図11(C)は、本開示の第1実施形態に係るMFPにおいてリングバッファへの書き込み遅延があったときの抑制された絵ずれを再現した画像である。
本開示の第1実施形態に係るMFPによる効果を説明するための図であり、図12(A)は、本開示の第1実施形態に係るMFPにおいてリングバッファへの書き込み遅延があったときの抑制された絵ずれを再現した図11(C)の部分拡大図であり、図12(B)は、正常に印刷されたサンプル画像において図12(A)に対応する領域の部分拡大図である。
本開示の第2実施形態に係るMFPにおいて、リングバッファのオフセットサイズを設定する動作について説明するためのフローチャートである。
本開示の第3実施形態に係るMFPの機能ブロック図である。
本開示の第3実施形態に係るMFPにおいて、元画像の画像データから印刷データを生成する過程を説明するための模式概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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