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公開番号2025138252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037237
出願日2024-03-11
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B41J 2/447 20060101AFI20250917BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】傾き調整手段による揺動軸線回りのプリントヘッドの傾きに関わらず、プリントヘッドと像担持体との間の距離を一定にすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体(1)と、基板(311)とレンズアレイ32とを備えた長尺なプリントヘッド3と、プリントヘッド3の傾きを調整する傾き調整手段(200)と、を備えた画像形成装置100は、傾き調整手段(200)による揺動軸線β回りのプリントヘッド3の傾きに関わらず、プリントヘッド3と像担持体(1)との間の距離dを一定に維持するようにプリントヘッド3を像担持体(1)に対して位置決めする位置決め手段(300)を備えている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
ライン状に配列されている複数の発光素子を有する基板と前記複数の発光素子で発光した光を前記像担持体に集光するレンズアレイとを備えた長尺なプリントヘッドと、
前記複数の発光素子の光軸方向に沿った揺動軸線回りの前記プリントヘッドの傾きを調整する傾き調整手段と、
を備えた画像形成装置であって、
前記傾き調整手段による前記揺動軸線回りの前記プリントヘッドの傾きに関わらず、前記プリントヘッドと前記像担持体との間の距離を一定に維持するように前記プリントヘッドを前記像担持体に対して位置決めする位置決め手段を備えている、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め手段は、
前記プリントヘッドに設けられて前記プリントヘッドの前記像担持体に対する位置を決定する位置決め部と、
画像形成装置本体側の部材である本体側部材に設けられて前記位置決め部に当接される被位置決め部と、
を備え、
前記被位置決め部は、前記像担持体の回転中心と同心であって前記像担持体の半径よりも大きい円弧形状部を有し、前記円弧形状部は前記位置決め部に当接される当接面を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記プリントヘッドは、前記レンズアレイを保持するレンズ保持部材と、前記基板もしくはパネルを固定する固定部材と、を備え、
前記位置決め部は、前記レンズ保持部材に設けられている、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め手段は、前記位置決め部を前記本体側部材に向けて付勢する付勢部材をさらに備え、
前記被位置決め部は、前記付勢部材により付勢されることにより前記位置決め部に当接される、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め部は、前記プリントヘッドの長手方向における両側にそれぞれ設けられた一対の位置決め部であり、
前記被位置決め部は、一対の位置決め部にそれぞれ対応する一対の被位置決め部であり、
前記一対の位置決め部のうちの一方側の位置決め部は、前記長手方向に延びる凸状部を有し、
前記一対の被位置決め部のうちの前記一方側の位置決め部に対応する一方側の被位置決め部は、前記円弧形状部を有し、前記円弧形状部は、前記当接面が前記一方側の位置決め部における前記凸状部に当接される、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め部は、前記プリントヘッドの長手方向における両側にそれぞれ設けられた一対の位置決め部であり、
前記被位置決め部は、前記一対の位置決め部にそれぞれ対応する一対の被位置決め部であり、
前記一対の位置決め部のうちの他方側の位置決め部は、前記揺動軸線を中心とする揺動軸を有し、前記プリントヘッドは前記揺動軸を中心に回動可能とされ、
前記一対の被位置決め部のうちの前記他方側の位置決め部に対応する他方側の被位置決め部は、前記長手方向に延びる凹状部を有し、前記凹状部は前記他方側の位置決め部における前記揺動軸を係入する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め部は、前記プリントヘッドにおける前記レンズ保持部材に着脱可能に設けられ、
前記位置決め部には、前記レンズ保持部材からの抜けを防止するための抜け防止部が設けられている、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項7に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め部は、前記レンズ保持部材に対して前記プリントヘッドの長手方向に着脱可能とされ、
前記レンズ保持部材には、前記光軸方向に貫通する貫通孔又は前記光軸方向に凹む凹部が設けられ、
前記位置決め部における前記抜け防止部は、前記光軸方向における前記レンズ保持部材側に突出する突出部を有し、前記突出部は、前記レンズ保持部材における前記貫通孔又は前記凹部に係入される、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記本体側部材は、前記像担持体の回転軸線回りに前記像担持体を回転可能に支持する筐体であり、
前記被位置決め部は、前記筐体に一体的に設けられている、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記位置決め手段は、前記傾き調整手段による前記揺動軸線回りの前記プリントヘッドの傾きに関わらず、前記プリントヘッドにおける前記複数の発光素子の光軸が前記像担持体の回転中心に向かうように前記プリントヘッドを前記像担持体に対して位置決めする、ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複写機、複合機、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、像担持体(例えば感光体ドラム)と、長尺なプリントヘッドと、複数の発光素子の光軸方向に沿った揺動軸線回りのプリントヘッドの傾きを調整する傾き調整手段と、を備えたものが従来から知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-84636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリントヘッドの傾き調整手段を備えた従来の画像形成装置では、つぎのような不都合がある。これについて図20Aから図20Cを参照しながら、以下に説明する。
【0005】
図20Aから図20Cは、それぞれ、プリントヘッド3の傾き調整手段を備えた従来の画像形成装置100Xにおける感光体ドラム1とプリントヘッド3との間の距離d(d1,d2,d3)の一例、他の例及びさらに他の例を示す平面図(上)及び正面図(下)である。図20Aから図20Cにおいて符号FLは本体フレームを示している。
【0006】
図20Aから図20Cに示すように、長尺なプリントヘッド3には、感光体ドラム1(像担持体の一例)を露光するための光を発光する複数の発光素子31~31が長手方向Lに沿ってライン状に配列されている。レンズアレイ32は、複数の発光素子31~31で発光した光を感光体ドラム1に集光する。
【0007】
このような従来の画像形成装置100Xでは、図20B及び図20Cに示すように、記録用紙等のシートPの斜行等が発生することがある。傾き調整手段は、シートPの斜行等に合わせて、複数の発光素子31~31の光軸方向Nに沿った揺動軸線β回りのプリントヘッド3の傾きを調整する。この例では、揺動軸線βは、感光体ドラム1の回転軸線方向Xにおいてプリントヘッド3よりも外側に位置している。
【0008】
ところで、複数の発光素子31~31及びレンズアレイ32を用いた露光装置であるプリントヘッド3の焦点深度は、他の種類の露光装置(例えば光偏向器及びfθレンズを用いた露光装置である光走査装置)の焦点深度よりも小さい値(例えば0.1mm程度)である。このため、感光体ドラム1とプリントヘッド3との間の距離が一定になるように、感光体ドラム1に対してプリントヘッド3を位置決めする必要がある。
【0009】
ところが、従来の画像形成装置100Xでは、揺動軸線β回りにプリントヘッド3を傾き調整するにあたり、プリントヘッド3が感光体ドラム1の回転軸線方向Xから視て回転軸線α及び揺動軸線βの双方に直交する直線方向Tに平行に移動するので、プリントヘッド3の直線方向Tにおける位置によって、感光体ドラム1とプリントヘッド3との間の距離d(d1,d2,d3)が異なる(d1<d2<d3)。例えば、焦点深度を0.1mmとした場合、図20Aに示す構成に合わせてレンズアレイ32の感光体ドラム1の表面1aに対する焦点を合わせたとしても、水平に+1mm(図示例では左側に)移動した図20Bに示す構成での感光体ドラム1とプリントヘッド3との間の距離d(d2)は、d1+0.258mmとなる。すなわち、図20B及び図20Cに示すように、直線方向Tに移動する程、感光体ドラム1とプリントヘッド3との間の距離d(d1<d2<d3)が大きくなり、感光体ドラム1の表面1aに形成される画像の焦点がずれてしまう。このことは、画像形成装置100Xの小型化に伴い、感光体ドラム1の径(曲率)が小さくなる程、顕著となる。
【0010】
そこで、本開示は、傾き調整手段による揺動軸線回りのプリントヘッドの傾きに関わらず、プリントヘッドと像担持体との間の距離を一定にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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