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公開番号2025135151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032799
出願日2024-03-05
発明の名称キャップ
出願人日本クロージャー株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65D 51/18 20060101AFI20250910BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】利便性に優れたキャップを提供する。
【解決手段】外キャップ200をキャップ本体100に対して上方向に付勢する第1バネ部111及び第2バネ部112と、キャップ本体100の外周面に設けられる突起122と、外キャップ200に設けられ、突起122が嵌合することで、外キャップ200をロック位置に位置させる凹部と、を備え、突起122が凹部から周方向に移動すると、外キャップ200は第1バネ部111及び第2バネ部112により付勢されてロック位置よりも上方の非ロック位置に移動することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口部に着脱自在なキャップ本体と、
前記キャップ本体の外周を覆い上下方向にスライド可能に構成される外キャップと、
を備え、
前記外キャップがロック位置に位置することで前記キャップ本体が前記口部に装着された状態となり、前記外キャップが非ロック位置に位置することで前記キャップ本体が前記口部に対して非装着状態となるキャップであって、
前記外キャップを前記キャップ本体に対して上方向に付勢する付勢手段と、
前記キャップ本体の外周面及び前記外キャップの内周面のうちのいずれかに設けられる突起と、
前記キャップ本体及び前記外キャップのうち前記突起が設けられてない方の部材に設けられ、前記突起が嵌合することで、前記外キャップを前記ロック位置に位置させる被嵌合部と、
を備え、
前記突起が前記被嵌合部から周方向に移動すると、前記外キャップは前記付勢手段により付勢されて前記ロック位置よりも上方の前記非ロック位置に移動することを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記キャップ本体の外周面に前記突起が設けられる場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記外キャップが前記キャップ本体に対して下方向に移動する際に、前記突起を前記被嵌合部の真上の位置まで案内するように構成され、
前記外キャップの内周面に前記突起が設けられる場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記外キャップが前記キャップ本体に対して下方向に移動する際に、前記突起を前記被嵌合部の真下の位置まで案内するように構成されるガイド部を備えることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
前記外キャップが前記ロック位置に位置する状態から前記キャップ本体と前記外キャップが相対的に回転する方向に力が作用することで、前記突起の前記被嵌合部に対する嵌合が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
【請求項4】
前記キャップ本体の外周面に前記突起が設けられる場合には、前記被嵌合部は下方向に凹む凹部により構成されており、前記凹部の両側面は前記回転する方向に向かうにつれて上方向に向かう傾斜面により構成され、
前記外キャップの内周面に前記突起が設けられる場合には、前記被嵌合部は上方向に凹む凹部により構成されており、前記凹部の両側面は前記回転する方向に向かうにつれて下方向に向かう傾斜面により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
【請求項5】
前記突起が設けられてない方の前記部材に、前記突起が進入する溝又は孔が設けられており、
前記溝の側面又は前記孔の内壁面に、前記被嵌合部と前記ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
【請求項6】
前記ガイド部は、前記被嵌合部に対して周方向の両側又は片側に設けられ、前記突起を上下方向に対して平行に案内する直線的ガイド部を有することを特徴とする請求項5に記載のキャップ。
【請求項7】
前記キャップ本体の外周面に前記突起が設けられる場合には、前記外キャップが前記非ロック位置に位置する状態においては、前記突起は前記ガイド部のうち前記被嵌合部より
も下方に位置し、
前記外キャップの内周面に前記突起が設けられる場合には、前記外キャップが前記非ロック位置に位置する状態においては、前記突起は前記ガイド部のうち前記被嵌合部よりも上方に位置することを特徴とする請求項5に記載のキャップ。
【請求項8】
前記突起は、直方体において、4側面における隣接する側面間の境界が湾曲面により形成される形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
【請求項9】
前記キャップ本体は前記口部に取り付けられる円筒状の胴体部を有し、かつ、前記外キャップは前記胴体部の外周を覆い上下方向にスライド可能に構成される筒状部を有すると共に、
前記胴体部の下方には下端に向かうにつれて拡径する拡径部が形成され、かつ前記拡径部の内周面には、前記口部の外周面に設けられた被係合部に係合可能な係合突起が設けられ、
前記キャップ本体に対して前記外キャップが下方にスライドする際、前記筒状部の内周面が前記拡径部の外周面を摺動することで前記拡径部が内方に変形することを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
【請求項10】
前記外キャップが前記ロック位置に位置する前に前記拡径部が内方に変形することを特徴とする請求項9に記載のキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器本体に対して着脱自在なキャップが備えられた容器においては、ネジ式のキャップが主流であった。近年、例えば、歯磨き粉やペースト調味料を入れるラミネートチューブなどの容器においては、キャップを直線的にスライドさせることで容器本体に対して着脱する方式の使用性に優れたキャップが増えてきている。図9を参照して、そのようなキャップの基本的な動作について簡単に説明する。図9は従来技術に係るキャップの動作説明図である。図9においては、各部材を模式的断面図にて示しており、(a)はキャップを閉める途中の状態を示し、(b)はキャップを閉めた状態を示し、(c)は容器本体からキャップを外した状態において不具合が生じた状態を示している。
【0003】
キャップ500は、容器本体20の口部21に着脱自在なキャップ本体510と、キャップ本体510の外周を覆い上下方向にスライド可能に構成される外キャップ520とから構成される。キャップ本体510における円筒状の胴体部511の内周面には係合突起512が設けられ、胴体部511の外周面には被押圧突起513が設けられている。以上のように構成されるキャップ500によれば、外キャップ520が容器本体20に向かって押し込まれると、被押圧突起513が外キャップ520の筒状部の先端に押し込まれて、外キャップ520とキャップ本体510が一体的にスライドする(図9(a)参照)。そして、係合突起512が容器本体20の外周面において大径部分から小径部分への段差面25を通り過ぎると、外キャップ520の筒状部の先端が被押圧突起513を乗り越えつつ、胴体部511の先端は内側に向かって弾性的に変形し、係合突起512が段差面25に係合した状態となる(図9(b)参照)。これにより、キャップ500が閉じた状態となる。キャップ500を開く場合には、外キャップ520を図中上方に向かって引き抜くことで、外キャップ520の筒状部の先端が被押圧突起513を通り過ぎると、胴体部511の先端が元の状態に戻り、係合突起512の段差面25に対する係合が解除される。そして、更に外キャップ520が被き抜かれることで、外キャップ520とキャップ本体510が不図示の係合構造部分により係合して、これらが一体となって引き抜かれる。
【0004】
このように、キャップ500を容器本体20の口部21に対して直線的にスライドさせることで、キャップ500を開いたり閉めたりすることができる。このようなキャップ500においては、キャップ500を開いたり閉めたりするのに必要な力の調整が難しい。操作性を高めるためには、極力、弱い力でもキャップ500を開いたり閉めたりすることができるようにするのが望ましい。しかしながら、この場合には、弱い力でも使用者の意図に反してキャップ500が開いてしまう可能性が高くなってしまう。また、容器本体20からキャップ500を外した状態において、外キャップ520の内部の奥にキャップ本体510が嵌ってしまう可能性も高くなる(図9(c)参照)。このような状態になると、胴体部511の先端は内側に向かって弾性的に変形した状態となるため、キャップ500を閉めようとしても、胴体部511の先端が口部21の先端に突き当たるため、キャップ500を閉めることができない。そのため、キャップ本体510を外キャップ520から引き出す必要が生じてしまい、寸法形状によっては、指では引き出すことができず、何らかの道具を使用しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5390825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、利便性に優れたキャップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0008】
すなわち、本発明のキャップは、
容器本体の口部に着脱自在なキャップ本体と、
前記キャップ本体の外周を覆い上下方向にスライド可能に構成される外キャップと、
を備え、
前記外キャップがロック位置に位置することで前記キャップ本体が前記口部に装着された状態となり、前記外キャップが非ロック位置に位置することで前記キャップ本体が前記口部に対して非装着状態となるキャップであって、
前記外キャップを前記キャップ本体に対して上方向に付勢する付勢手段と、
前記キャップ本体の外周面及び前記外キャップの内周面のうちのいずれかに設けられる突起と、
前記キャップ本体及び前記外キャップのうち前記突起が設けられてない方の部材に設けられ、前記突起が嵌合することで、前記外キャップを前記ロック位置に位置させる被嵌合部と、
を備え、
前記突起が前記被嵌合部から周方向に移動すると、前記外キャップは前記付勢手段により付勢されて前記ロック位置よりも上方の前記非ロック位置に移動することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、外キャップとキャップ本体とを相対的に回転させることで、突起を被嵌合部から周方向に移動させないと、外キャップが非ロック位置に移動することがないため、使用者の意に反してキャップが開いてしまうことを抑制することができる。また、外キャップとキャップ本体とを相対的に回転させれば、外キャップは付勢手段によって付勢されてロック位置よりも上方の非ロック位置に移動するので、簡単な操作でキャップ本体を口部に対して非装着状態にすることができる。更に、付勢手段により、外キャップはキャップ本体に対して上方向に付勢されるため、キャップ本体が外キャップの内部の奥に嵌ってしまうことを抑制することができる。
【0010】
前記キャップ本体の外周面に前記突起が設けられる場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記外キャップが前記キャップ本体に対して下方向に移動する際に、前記突起を前記被嵌合部の真上の位置まで案内するように構成され、
前記外キャップの内周面に前記突起が設けられる場合には、前記付勢手段の付勢力に抗して前記外キャップが前記キャップ本体に対して下方向に移動する際に、前記突起を前記被嵌合部の真下の位置まで案内するように構成されるガイド部を備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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