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公開番号2025135548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024209248
出願日2024-12-02
発明の名称貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物
出願人関西ペイント株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09D 5/16 20060101AFI20250910BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】貝類及び甲殻類の付着防止用の新規組成物を提供すること。
【解決手段】少なくとも1種の樹脂成分と、腐植酸でキレートされた鉄供給材と、を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも１種の樹脂成分と、腐植酸でキレートされた鉄供給材と、を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも１種の樹脂成分である、請求項１に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【請求項３】
前記腐植酸がフルボ酸である、請求項１に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【請求項４】
可溶性シリカをさらに含有する、請求項３に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【請求項５】
前記腐植酸でキレートされた鉄供給材及び／又は可溶性シリカが、０．０１～３００μｍの範囲内のｄ５０（体積平均粒径）を有する、請求項４に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【請求項６】
請求項１～５のいずれかに記載の組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用の塗料組成物。
【請求項７】
請求項１～５のいずれかに記載の組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用のフィルム。
【請求項８】
請求項１～５のいずれかに記載の組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用の樹脂成形体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
フジツボ、イガイ等の貝類及び甲殻類は、船底等に付着して、その機能を大きく低下させてしまう。例えば、これらの貝類及び甲殻類が船舶に付着し、堆積すると、船底の表面に凹凸が生じることにより推進力を低下させてしまう。このように対象に付着する貝類及び甲殻類は海洋汚損生物と呼ばれ、その付着防止対策が研究されている。しかし依然として新たな付着防止の開発が熱望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００７－２６１３８５号公報
再表２０１４／０３８５９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決すべき課題は、貝類及び甲殻類の付着防止用の新規組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
かかる状況の下、本発明者らは鋭意検討した結果、少なくとも１種の樹脂成分と、腐植酸でキレートされた鉄供給材とを配合した組成物を用いることにより貝類及び甲殻類の対象への付着を抑制し得ることを見出した。本発明はかかる新規の知見に基づくものである。従って、本発明は以下の項を提供する：
項１．少なくとも１種の樹脂成分と、腐植酸でキレートされた鉄供給材と、を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【０００６】
項２．前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも１種の樹脂成分である、項１に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【０００７】
項３．前記腐植酸がフルボ酸である、項１又は２に記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【０００８】
項４．可溶性シリカをさらに含有する、項１～３のいずれかに記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【０００９】
項５．前記腐植酸でキレートされた鉄供給材及び／又は可溶性シリカが、０．０１～３００μｍの範囲内のｄ５０（体積平均粒径）を有する、項１～４のいずれかに記載の貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物。
【００１０】
項６．項１～５のいずれかに記載の組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用の塗料組成物。
（【００１１】以降は省略されています）

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