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公開番号
2025135549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024209249
出願日
2024-12-02
発明の名称
貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法
出願人
関西ペイント株式会社
,
コヨウ株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C09D
5/16 20060101AFI20250910BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する新規の方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも1種の樹脂成分とフルボ酸鉄シリカ資材とを混合する工程を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法であって、前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂成分であり、前記フルボ酸鉄シリカ資材が、下水汚泥と木片チップの発酵及び殺菌処理によりフルボ酸が生成した発酵処理物1kgに対して、ポリシリカ鉄液剤(PSI)を50mg~7000mgの範囲で混合して、熟成することで製造された可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄である、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1種の樹脂成分とフルボ酸鉄シリカ資材とを混合する工程を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法であって、
前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂成分であり、
前記フルボ酸鉄シリカ資材が、下水汚泥と木片チップの発酵及び殺菌処理によりフルボ酸が生成した発酵処理物1kgに対して、ポリシリカ鉄液剤(PSI)を50mg~7000mgの範囲で混合して、熟成することで製造された可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄である、方法。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の方法により得られる組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用のフィルム。
【請求項3】
請求項1に記載の方法により得られる組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用の樹脂成形体。
【請求項4】
前記フルボ酸鉄シリカ資材の量が、前記樹脂成分固形分1質量部に対して、0.01~10質量部である、請求項1に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
フジツボ、イガイ等の貝類及び甲殻類は、船底等に付着して、その機能を大きく低下させてしまう。例えば、これらの貝類及び甲殻類が船舶に付着し、堆積すると、船底の表面に凹凸が生じることにより推進力を低下させてしまう。このように対象に付着する貝類及び甲殻類は海洋汚損生物と呼ばれ、その付着防止対策が研究されている。しかし依然として新たな付着防止の開発が熱望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-261385号公報
再表2014/038596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決すべき課題は、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する新規の方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる状況の下、本発明者らは鋭意検討した結果、下水汚泥と木片チップの発酵及び殺菌処理によりフルボ酸が生成した発酵処理物1kgに対して、ポリシリカ鉄液剤(PSI)を50mg~7000mgの範囲で混合して、熟成することで製造された可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄シリカ資材と、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂成分とフルボ酸鉄シリカ資材とを混合する工程を含む方法により得られた組成物を用いることにより貝類及び甲殻類の対象への付着を抑制し得ることを見出した。本発明はかかる新規の知見に基づくものである。従って、本発明は以下の項を提供する:
項1.少なくとも1種の樹脂成分とフルボ酸鉄シリカ資材とを混合する工程を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法であって、
前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂成分であり、
前記フルボ酸鉄シリカ資材が、下水汚泥と木片チップの発酵及び殺菌処理によりフルボ酸が生成した発酵処理物1kgに対して、ポリシリカ鉄液剤(PSI)を50mg~7000mgの範囲で混合して、熟成することで製造された可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄である、方法。
【0006】
項2.項1に記載の方法により得られる組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用のフィルム。
【0007】
項3.項1に記載の方法により得られる組成物を含有する、貝類及び甲殻類の付着防止用の樹脂成形体。
【0008】
項4.前記フルボ酸鉄シリカ資材の量が、前記樹脂成分固形分1質量部に対して、0.01~10質量部である、項1に記載の方法、項2に記載のフィルム又は項3に記載の樹脂成形体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する新規の方法を提供することができる。また、本発明の方法により得られる組成物は、様々な形状の対象に塗布してフィルムを形成することもでき、また組成物自体を用いて様々な形状の樹脂成形体を製造することもできる。従って、本発明によれば、様々な場所に対し、貝類及び甲殻類の付着防止の処置を行うことができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、少なくとも1種の樹脂成分とフルボ酸鉄シリカ資材とを混合する工程を含む、貝類及び甲殻類の付着防止用の組成物を製造する方法であって、
前記樹脂成分が、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、及びこれらを含む共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂成分であり、
前記フルボ酸鉄シリカ資材が、下水汚泥と木片チップの発酵及び殺菌処理によりフルボ酸が生成した発酵処理物1kgに対して、ポリシリカ鉄液剤(PSI)を50mg~7000mgの範囲で混合して、熟成することで製造された可溶性シリカを含んだフルボ酸鉄である、方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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