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公開番号
2025137661
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025120866,2024130813
出願日
2025-07-17,2019-11-26
発明の名称
キッチンロールタオル製品
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21H
27/00 20060101AFI20250911BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】吸水性と拭き取り性とを高水準で両立し、使用時の触感の良好なキッチンタオルのロールを、優れた美粧性を付与して包装したキッチンロールタオル製品の提供。
【解決手段】2プライ積層体であるシート状のキッチンタオル11xをロール状に巻き取ったキッチンロールタオル2と、キッチンロールタオルを包装する包装用フィルム20と、を備え、抄紙機のヘッドボックスからヤンキードライヤー入口までの間に付与された抄紙機由来の凹凸パターンを有し、キッチンタオル11xの坪量が32g/m
2
以上65g/m
2
以下、キッチンタオル11xの吸水量が155g/cm
2
以上520g/cm
2
以下、ロール密度が0.04g/cm
3
以上0.15g/cm
3
以下であり、包装用フィルム20による1個又は複数個のロールのキャラメル包装体である、キッチンロールタオル製品1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
2プライ積層体であるシート状のキッチンタオルをロール状に巻き取ったキッチンロールタオルと、前記キッチンロールタオルを包装する包装用フィルムと、を備えるキッチンロールタオル製品であって、
抄紙機のヘッドボックスからヤンキードライヤー入口までの間に付与された抄紙機由来の凹凸パターンを有し、前記キッチンタオルの坪量が32g/m
2
以上65g/m
2
以下、前記キッチンタオルの吸水量が155g/cm
2
以上520g/cm
2
以下、ロール密度が0.04g/cm
3
以上0.15g/cm
3
以下であり、前記包装用フィルムによる1個又は複数個のロールのキャラメル包装体である、キッチンロールタオル製品。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記キッチンロールタオルが、長さ方向に所定の間隔を空けて設けられ、幅方向に延びて前記キッチンタオルを幅方向に切断するための複数のミシン目を更に有し、長手方向に隣り合う2つの前記ミシン目で囲まれた前記キッチンタオルの面積が0.02m
2
以上0.10m
2
以下である、請求項1に記載のキッチンロールタオル製品。
【請求項3】
1ロールの巻径が113mm以上200mm以下である、請求項1又は2に記載のキッチンロールタオル製品。
【請求項4】
前記キッチンタオルは、前記抄紙機由来の前記凹凸パターンとともに、前記凹凸パターンとは異なるエンボスパターンをさらに有し、前記エンボスパターンにおける大きさが1mm
2
以上40mm
2
以下の面積であるエンボス単体の深さが0.10mm以上0.80mm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のキッチンロールタオル製品。
【請求項5】
前記エンボスパターンは、複数の前記エンボス単体を含み、前記エンボス単体の単位面積100cm
2
あたりの個数が、20個以上1800個以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のキッチンロールタオル製品。
【請求項6】
前記包装用フィルムがヒートシール性を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載のキッチンロールタオル製品。
【請求項7】
前記包装用フィルムの厚みが15μm以上40μm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載のキッチンロールタオル製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キッチンロールタオル製品に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
キッチンタオルは、例えば、台所や電子レンジ、コンロ等の調理機器の清掃、食器の水切りや拭き取り、生野菜、肉、魚等の食材の水気取り、揚げ物の油切り等に広く用いられ、その用途から十分な吸水量及び吸油量が求められている。このため、キッチンタオルの吸水量や吸油量を高くする嵩高抄紙技術が開発されている(特許文献1、2)。しかしながら、嵩高いキッチンタオルをロール状に巻き取ると、巻きが緩み易いという問題がある。巻きが緩んだロールを包装すると、シール不良や、スコーチ(焦げによる穴)が発生して包装の美粧性が低下する。
【0003】
一方、ロールの巻きを固くすると、包装時のシール不良や包装の美粧性の低下は発生し難くなるものの、紙が潰れて吸水性が低下し、嵩高抄紙技術のメリットが得られない。また、キッチンタオルの坪量を過剰に高くし、かつ固巻きとすることで、包装の美粧性と吸水性とを両立することが可能であるが、コストが高くなってしまうことや、紙が固くなって拭き取り性が低下すること等の問題がある。したがって、キッチンタオルをロール状に巻いて包装した、使い勝手が良好で、製品としての美粧性に優れたキッチンロールタオル製品が要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5373208号公報
特表2011-506780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、吸水性と拭き取り性とを高水準で両立し、使用時の触感の良好なキッチンタオルのロールを、優れた美粧性を付与して包装したキッチンロールタオル製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、好ましい実施形態として、下記(1)~(7)のキッチンロールタオル製品を提供する。
(1)2プライ積層体であるシート状のキッチンタオルをロール状に巻き取ったキッチンロールタオルと、前記キッチンロールタオルを包装する包装用フィルムと、を備えるキッチンロールタオル製品であって、抄紙機のヘッドボックスからヤンキードライヤー入口までの間に付与された抄紙機由来の凹凸パターンを有し、前記キッチンタオルの坪量が32g/m
2
以上65g/m
2
以下、前記キッチンタオルの吸水量が155g/cm
2
以上520g/cm
2
以下、ロール密度が0.04g/cm
3
以上0.15g/cm
3
以下であり、前記包装用フィルムによる1個又は複数個のロールのキャラメル包装体である、キッチンロールタオル製品。
(2)前記キッチンロールタオルが、長さ方向に所定の間隔を空けて設けられ、幅方向に延びて前記キッチンタオルを幅方向に切断するための複数のミシン目を更に有し、長手方向に隣り合う2つの前記ミシン目で囲まれた前記キッチンタオルの面積が0.02m
2
以上0.10m
2
以下である、上記(1)のキッチンロールタオル製品。
(3)1ロールの巻径が113mm以上200mm以下である、上記(1)又は(2)のキッチンロールタオル製品。
(4)前記キッチンタオルは、前記抄紙機由来の前記凹凸パターンとともに、前記凹凸パターンとは異なるエンボスパターンをさらに有し、前記エンボスパターンにおける大きさが1mm
2
以上40mm
2
以下の面積であるエンボス単体の深さが0.10mm以上0.80mm以下である、上記(1)~(3)のいずれかのキッチンロールタオル製品。
(5)前記エンボスパターンは、複数の前記エンボス単体を含み、前記エンボス単体の単位面積100cm
2
あたりの個数が、20個以上1800個以下である、上記(4)のキッチンロールタオル製品。
(6)前記包装用フィルムがヒートシール性を有する、上記(1)~(5)のいずれかのキッチンロールタオル製品。
(7)前記包装用フィルムの厚みが15μm以上40μm以下である、上記(1)~(6)のいずれかのキッチンロールタオル製品。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、吸水性と拭き取り性とを高水準で両立し、使用時の触感の良好なキッチンタオルのロールを、優れた美粧性を付与して包装したキッチンロールタオル製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態であるキッチンロールタオル製品の外観構成を模式的に示す斜視図である。
図1に示す第一実施形態のキッチンロールタオル製品に備わるロールの外観を模式的に示す斜視図である。
図1に示す第一実施形態のキッチンロールタオル製品に備わるキッチンタオルのエンボス面積の求め方を示す図である。
マイクロスコープによるX-Y平面上の高さプロファイルを濃淡で示す図である。
マイクロスコープによるX-Y平面上の高さプロファイルを示すグラフである。
面積が1mm
2
以上40mm
2
以下のエンボスの深さの求め方を示す図である。
図1に示す第一実施形態のキッチンロールタオル製品に備わるキッチンタオルの吸水量の測定方法を示す図である。
図1に示す第一実施形態のキッチンロールタオル製品に備わるキッチンタオルの抄紙工程の一部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面を参照しつつ、本実施形態のキッチンロールタオル製品について詳細に説明する。図1は、第一実施形態であるキッチンロールタオル製品1の外観構成を示す斜視図である。図2は図1に示すキッチンロールタオル製品1に備わるキッチンロールタオル(ロール)2の外観を模式的に示す斜視図である。
図3は、図1に示すキッチンロールタオル製品1に備わるキッチンタオルのエンボス面積の求め方を示す図である。図4は、マイクロスコープによるX-Y平面上の高さプロファイルを濃淡で示す図である。図5は、マイクロスコープによるX-Y平面上の高さプロファイルを示すグラフである。図6は、面積が1mm
2
以上40mm
2
以下のエンボス単位の深さの求め方を示す図である。図7は、図1に示すキッチンロールタオル製品1に備わるキッチンタオルの吸水量の測定方法を示す図である。図8は、図1に示すキッチンロールタオル製品1に備わるキッチンタオルの抄紙工程の一部を示す図である。
【0010】
(キッチンロールタオル製品)
図1及び図2に示すように、本実施形態のキッチンロールタオル製品1は、2プライ積層体であり、かつ抄紙機由来の凹凸パターンを有し、坪量及び吸水量が所定の範囲にあるシート状のキッチンタオル11x(以下「キッチンタオルシート11x」ともいう)を紙管、プラスチック管等のコア10に巻き取ったキッチンロールタオル2(以下単に「ロール2」ともいう)を、長手方向に揃えて2個並列して包装用フィルム20によりキャラメル包装体としたものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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