TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025138563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024216336
出願日
2024-12-11
発明の名称
導電性接着剤
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類
C09J
201/02 20060101AFI20250917BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】線膨張係数が低く、高い接着強度を有し、導電性に優れた接着剤層を形成することが可能な導電性接着剤を提供すること。
【解決手段】コバルト等の遷移金属とイミダゾール類等のアゾール類とを含む配位性高分子、及び銀粒子や銅粒子、金粒子等の導電性粒子を含有することを特徴とする導電性接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
遷移金属とアゾール類とを含む配位性高分子、及び導電性粒子を含有することを特徴とする導電性接着剤。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記アゾール類が、イミダゾール類、トリアゾール類、ピラゾール類、テトラゾール類及びフラザン類からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の導電性接着剤。
【請求項3】
前記導電性粒子が、銀粒子、銅粒子、金粒子及びアルミニウム粒子からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の導電性接着剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性接着剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体素子や液晶表示素子等の電子部品材料においては、様々な部材(被着体)が接着剤によって接着されている。このような電子部品材料に用いられる接着剤としては、従来から、エポキシ樹脂接着剤等のポリマー系接着剤が用いられている。しかしながら、ポリマー系接着剤は、線膨張係数が高く、金属製の被着体同士を接着した場合には、温度変化により接着部分が損傷するという問題があった。
【0003】
そこで、特開2022-530号公報(特許文献1)には、高温高湿処理後における剥離を抑制することが可能な接着剤組成物として、(a)熱可塑性樹脂、(b)分子内にウレタン結合とアルコキシシリル基とを有するシラン化合物、(c)ラジカル重合性化合物、及び(d)ラジカル重合開始剤を含有し、前記(a)成分、前記(c)成分、前記(d)成分、又は、前記(a)成分、前記(b)成分、前記(c)成分及び前記(d)成分以外の成分として、(e)ウレタン結合を有する化合物を含有し、硬化物の30~90℃における平均線膨張係数が800ppm/K以下である接着剤組成物が開示されており、また、前記接着剤組成物に絶縁性フィラーを添加することによって、高温高湿処理後における剥離が更に抑制されることも記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の接着剤組成物は、絶縁性フィラーを添加した場合であっても、平均線膨張係数が金属の線膨張係数よりも大きいため、金属製の被着体同士を接着した場合に、温度変化により接着部分が損傷するという問題があった。また、絶縁性フィラーを添加することによって、接着強度が低下するという問題もあった。
【0004】
また、配位性高分子を用いた接着剤としては、Yanyi Zhaoら、ACS Nano、2017年、第11巻、3662~3670頁(非特許文献1)において、ホフマン型シアノブリッジ配位性高分子であるNi(H
2
O)
2
[Ni(CN)
4
]・4H
2
Oを用いた接着剤が検討されており、前記Ni(H
2
O)
2
[Ni(CN)
4
]・4H
2
Oの板状結晶のナノフレークをペースト化して用いることによって、ガラスやプラスチック、金属等の被着材を接着できることが開示されている。しかしながら、固体粉末を含有するペースト状の接着剤は、乾燥等により溶媒を除去した後、接着剤層に空隙が形成されやすいため、接着強度が十分ではないという問題があった。
【0005】
また、特許文献1に記載の接着剤組成物や非特許文献1に記載の接着剤は、導電性も不十分であり、線膨張係数が異なる材料間の接着であって、高い接着強度及び高い導電性が要求される接着には不向きであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-530号公報
【非特許文献】
【0007】
Yanyi Zhaoら、ACS Nano、2017年、第11巻、3662~3670頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、線膨張係数が低く、高い接着強度を有し、導電性に優れた接着剤層を形成することが可能な導電性接着剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、遷移金属とアゾール類とを含む、金属有機構造体(MOF)等の配位性高分子、及び導電性粒子を含有する導電性接着剤を用いることによって、線膨張係数が低く、高い接着強度を有し、導電性に優れた接着剤層を形成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は以下の態様を提供する。
[1]遷移金属とアゾール類とを含む配位性高分子、及び導電性粒子を含有する、導電性接着剤。
[2]前記アゾール類が、イミダゾール類、トリアゾール類、ピラゾール類、テトラゾール類及びフラザン類からなる群から選択される少なくとも1種である、[1]に記載の導電性接着剤。
[3]前記導電性粒子が、銀粒子、銅粒子、金粒子及びアルミニウム粒子からなる群から選択される少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の導電性接着剤。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ベック株式会社
被覆材
3か月前
日本化薬株式会社
インク
16日前
ベック株式会社
水性被覆材
4日前
ベック株式会社
被膜形成方法
5日前
ベック株式会社
被膜形成方法
2か月前
日本化薬株式会社
インク組成物
16日前
日本製紙株式会社
圧着紙
2日前
株式会社日本触媒
インクセット
25日前
日本化薬株式会社
前処理組成物
2日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
2か月前
株式会社KRI
潜熱蓄熱材組成物
2日前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
3か月前
日澱化學株式会社
ホットメルト接着剤
4日前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
17日前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
5日前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
2か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体
4日前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
リンテック株式会社
粘着シート
3日前
日本化薬株式会社
インク組成物及び捺染方法
2日前
大日本印刷株式会社
積層シート
2日前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
3か月前
artience株式会社
水性フレキソインキ
3日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
2日前
日東電工株式会社
粘着シート
2日前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
3か月前
三菱ケミカル株式会社
粘着剤組成物
5日前
住友理工株式会社
シール部材
3日前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
2か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
2か月前
続きを見る
他の特許を見る