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公開番号
2025139422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024038342
出願日
2024-03-12
発明の名称
光電センサ、光電センサの制御プログラムおよび光電センサの制御方法
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01S
17/06 20060101AFI20250918BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検出対象物の状態を区分するレンジと、区分されたレンジごとに変化する各出力部のオンとオフの組合せとを簡単に設定できるユーザインタフェースを備える状態判別装置等を提供する。
【解決手段】状態判別装置は、検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと、それぞれがオンかオフを出力する2つ以上の出力部と、レンジを設定するための2つ以上の閾値を、出力部の区別を提示することなくユーザから順に受け付ける受付部と、受付部が受け付けた閾値に基づいて3つ以上のレンジを設定すると共に、それぞれのレンジに対して検出信号の出力値が含まれた場合にオンを出力するかオフを出力するかを出力部ごとに設定する設定部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと、
それぞれがオンかオフを出力する2つ以上の出力部と、
レンジを設定するための2つ以上の閾値を、前記出力部の区別を提示することなくユーザから順に受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記閾値に基づいて3つ以上の前記レンジを設定すると共に、それぞれの前記レンジに対して前記検出信号の出力値が含まれた場合にオンを出力するかオフを出力するかを前記出力部ごとに設定する設定部と
を備える状態判別装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記設定部は、前記受付部が受け付けた前記閾値のうち最も小さな最小閾値によって設定された最小レンジに対して、前記出力部のいずれもがオンを出力するように設定する請求項1に記載の状態判別装置。
【請求項3】
前記出力部の数がN(Nは2以上の整数)個である場合に、
前記受付部は、N+1個以上2
N
-1個以下の前記閾値を受け付け、
前記設定部は、前記受付部が受け付けた前記閾値の数に応じて最大で2
N
個の前記レンジを前記検出信号の出力範囲に対して設定する請求項1または2に記載の状態判別装置。
【請求項4】
前記出力部の数がN(Nは2以上の整数)個である場合に、
前記受付部は、N+1個以上2×(2
N
-1)個以下の前記閾値を受け付け、
前記設定部は、前記受付部が受け付けた前記閾値の数に応じて最大で2×(2
N
-1)+1個の前記レンジを前記検出信号の出力範囲に対して設定する請求項1または2に記載の状態判別装置。
【請求項5】
検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと、それぞれがオンかオフを出力する2つ以上の出力部とを備える状態判別装置の制御プログラムであって、
レンジを設定するための2つ以上の閾値を、前記出力部の区別を提示することなくユーザから順に受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた前記閾値に基づいて3つ以上の前記レンジを設定すると共に、それぞれの前記レンジに対して前記検出信号の出力値が含まれた場合にオンを出力するかオフを出力するかを前記出力部ごとに設定する設定ステップと
をコンピュータに実行させる状態判別装置の制御プログラム。
【請求項6】
検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと、それぞれがオンかオフを出力する2つ以上の出力部とを備える状態判別装置の制御方法であって、
レンジを設定するための2つ以上の閾値を、前記出力部の区別を提示することなくユーザから順に受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた前記閾値に基づいて3つ以上の前記レンジを設定すると共に、それぞれの前記レンジに対して前記検出信号の出力値が含まれた場合にオンを出力するかオフを出力するかを前記出力部ごとに設定する設定する設定ステップと
を有する状態判別装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電センサ、光電センサの制御プログラムおよび光電センサの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、検査対象物の有無や距離を検出する光電センサが知られている。特許文献1には、検査対象物へ投光された検出光が反射して戻ってくるまでの時間を測定することにより距離を検出するToF(Time of Flight)センサが開示されている。
【0003】
光電センサの中には、検出した距離を直接的に出力するのではなく、複数の出力部を備え、それぞれの出力信号のオンとオフの組み合わせにより、設定された距離の範囲(レンジ)に検出対象物が存在するか否かを出力するものがある。例えば、検出したい対象物が700mmから750mmのレンジに現れる場合には、出力部の閾値として700mmと750mmを設定する。このように閾値が設定された光電センサのそれぞれの出力信号のオンとオフの状態を外部装置である分析装置で取得すれば、700mmから750mmのレンジに対象物が存在したか否かを判断することができる。
【0004】
例えば、700mmから750mmのレンジに光電センサの検出信号の出力値が含まれた場合に第1出力部がオンを、第2出力部がオフを出力するように設定されていたとすると、分析装置が第1出力部と第2出力部からその通りの出力信号を受信すれば、検出対象物が700mmから750mmの間に存在したと判断でき、それ以外の出力信号を受信すれば、検出対象物が700mmから750mmの間に存在しなかったと判断できる。ユーザは、検出対象物の存否を確認したいレンジに応じて閾値(700mmや750mmなど)を予め光電センサに設定しておく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-53769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これまでのそのような光電センサにおいて閾値を設定する場合には、それぞれの出力部のオンとオフの状態変化や出力部間の状態の相対的な関係は製品出荷時に確定されていたので、ユーザは、どの出力部にいずれの閾値を設定すべきか、それらの関係を十分に把握した上で、操作ボタンを操作しつつ数値を入力する必要があった。
【0007】
このような閾値の設定手順は、設定のための予備知識をユーザに要求するものであり、その操作も煩雑なものであった。また、上記の例では光電センサについて説明したが、センサが出力する検出信号の出力値が含まれるレンジに応じて複数の出力部のそれぞれが出力するオンオフが切り替わる状態判別装置は、光電センサに限らない。検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと組み合わされた状態判別装置であれば、そのようなセンサが出力する検出信号の出力値が含まれるレンジに応じて複数の出力部はそれぞれオンまたはオフを出力することができる。しかし、このような状態判別装置も同様の課題を抱えており、閾値の設定については予備知識が要求されると共に、煩雑な入力操作が必要であった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、検出対象物の状態を区分するレンジと、区分されたレンジごとに変化する各出力部のオンとオフの組合せとを簡単に設定できるユーザインタフェースを備える状態判別装置等を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様における状態判別装置は、検出対象の状態に応じて連続的または段階的に変化する検出信号を出力するセンサと、それぞれがオンかオフを出力する2つ以上の出力部と、レンジを設定するための2つ以上の閾値を、出力部の区別を提示することなくユーザから順に受け付ける受付部と、受付部が受け付けた閾値に基づいて3つ以上のレンジを設定すると共に、それぞれのレンジに対して検出信号の出力値が含まれた場合にオンを出力するかオフを出力するかを出力部ごとに設定する設定部とを備える。
【0010】
このようなユーザインタフェースを備える状態判別装置によれば、ユーザは、境界として設定したい数値(検出信号の出力値そのものであっても、変換された距離などの状態値であってもよい)を、決められた数だけ順に(昇順でも降順でもランダムであってもよい)入力すればよい。ユーザは、それぞれの出力部のオンとオフの状態変化や出力部間の相対的な関係を把握していなくても、検出対象物の状態を区分するレンジと、区分されたレンジごとに変化する各出力部のオンとオフの組合せとを簡単に設定できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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