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公開番号2025139792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038824
出願日2024-03-13
発明の名称訓練システムおよび訓練方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G09B 9/04 20060101AFI20250919BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】業務システムに係わる訓練システムにおいて業務システムを介さずに行う関係者との対話を含めた現実の運用に近い訓練を実現する。
【解決手段】業務システムに係わる訓練システムであって、業務システムが対象とする制御態様を模擬するシミュレータと、制御態様に係わる訓練の訓練状況毎に1以上の模擬を有するエージェントと、シミュレータおよびエージェントを操作する駆動装置とを備え、エージェントは、駆動装置から受け取る被訓練者からの第1の要求および訓練に関する第2の要求の少なくとも一方に応じて模擬を実行し、第1の要求に対して応答を生成することおよび第2の要求に対して制御態様に係わる訓練状況を制御することの少なくとも一方を行い、駆動装置は、エージェントが実行する模擬により生成される応答を前記被訓練者へ回答することおよび当該模擬により制御される訓練状況をシミュレータへの操作出力とすることの少なくとも一方を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
業務システムに係わる訓練システムであって、
前記業務システムが対象とする制御態様を模擬するシミュレータと、前記制御態様に係わる訓練の訓練状況毎に1以上の模擬を有するエージェントと、前記シミュレータおよび前記エージェントを操作する駆動装置とを備え、
前記エージェントは、前記駆動装置から受け取る被訓練者からの第1の要求および前記訓練に関する第2の要求の少なくとも一方に応じて前記模擬を実行することにより、前記第1の要求に対して応答を生成することおよび前記第2の要求に対して前記制御態様に係わる訓練状況を制御することの少なくとも一方を行い、
前記駆動装置は、前記エージェントが実行する前記模擬により生成される前記応答を前記被訓練者へ回答することおよび前記エージェントが実行する前記模擬により制御される前記訓練状況を前記シミュレータへの操作出力とすることの少なくとも一方を行う
ことを特徴とする訓練システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の訓練システムであって、
前記駆動装置は、前記第1の要求を前記被訓練者と前記模擬との対話形式として生成する
ことを特徴とする訓練システム。
【請求項3】
請求項2に記載の訓練システムであって、
前記駆動装置は、生成AIを用いた自然言語によって前記第1の要求を前記対話形式として生成する
ことを特徴とする訓練システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の訓練システムであって、
前記駆動装置は、
前記被訓練者からの前記第1の要求に係る入力および当該被訓練者への画面表示を処理するインターフェース部と、
前記エージェントへ前記第1の要求および前記第2の要求の少なくとも一方を行い、前記第1の要求に対して前記応答に基づき前記被訓練者と前記模擬との対話による回答を作成することおよび前記第2の要求に対して前記訓練状況の現時点から一定時間経過後までの予測シナリオを作成することの少なくとも一方を行う連絡部と、
前記予測シナリオを試行して実行可能性を検証し支障がある場合には補正をして実行可能な検証シナリオを作成し、併せて当該検証シナリオに基づいて訓練シナリオを作成する検証部と、
前記訓練シナリオに基づいて前記訓練状況を確認し前記シミュレータに対する制御情報を作成する連携管理部と、
前記制御情報を前記シミュレータへ入力して当該シミュレータを操作する制御部と
を備える訓練システム。
【請求項5】
請求項4に記載の訓練システムであって、
前記被訓練者へ表示する画面としては、前記模擬毎に、前記対話に関する履歴を示す対話画面、前記予測シナリオの作成時の要求および回答を示す予測生成画面および前記訓練状況を示す訓練状況画面、が含まれる
ことを特徴とする訓練システム。
【請求項6】
請求項4に記載の訓練システムであって、
前記業務システムは、列車の運行管理システムであり、前記被訓練者は、指令員である
ことを特徴とする訓練システム。
【請求項7】
ソフトウェアを用いた業務システムに係わる訓練方法であって、
前記業務システムが対象とする制御態様を模擬するシミュレータと、前記制御態様に係わる訓練の訓練状況毎に1以上の模擬を有するエージェントとを用い、
前記エージェントに対して、被訓練者からの第1の要求および前記訓練に関する第2の要求の少なくとも一方を行うステップと、
前記第1の要求に対して、前記エージェントからの応答に基づき前記被訓練者と前記模擬との対話による返答を作成するステップと、
前記第2の要求に対して、前記エージェントからの回答に基づいて前記訓練状況の現時点から一定時間経過後までの予測シナリオを作成するステップと、
前記予測シナリオを試行して実行可能性を検証し支障がある場合には補正をして実行可能な検証シナリオを作成するステップと、
前記検証シナリオに基づいて訓練シナリオを作成するステップと、
前記訓練シナリオに基づいて前記訓練状況を確認し前記シミュレータに対する制御情報を作成するステップと、
前記制御情報を前記シミュレータへ入力して当該シミュレータを操作するステップと
を有する訓練方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、業務システムに係わる訓練システムおよび訓練方法に関し、特に、列車の運行管理業務に係わる訓練に好適である。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、いくつかのパラメータ設定から訓練シナリオを作成する装置によって、容易に訓練シナリオを作成し、事前にルールを作成することで被訓練者の行動に合わせてシナリオを変化させるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-113105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先の特許文献1に開示される訓練シナリオを用いた訓練シミュレーションのように、これまでの運行管理の訓練では、制御対象のシミュレータとその制御装置に対して事前に用意したシナリオを適用し、運行管理システム上の操作の訓練が行われてきた。
一方で運行管理システムによる運用では、運行管理システムを介さず指令員が入力する情報(車両区や運転士との会話など)に基づいた判断が求められることもあり、これらを含めた訓練ができない状況にある。
【0005】
こうした運行管理システムの範囲外の精確なシミュレータを開発することは、開発工数の適合性において現実的ではない。
また、自然言語生成AIなどを用いて運行管理システムの範囲外を模擬する場合には、その模擬内容に破綻がないことや制御システムの制御周期と整合することなどが求められる。
【0006】
そこで、本発明では、運行管理システムを含む業務システムに係わる訓練において、業務システムを介さずに行う関係者との対話を含めた現実の運用に近い訓練を実現できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、代表的な本発明の訓練システムの一つは、業務システムに係わる訓練システムであって、業務システムが対象とする制御態様を模擬するシミュレータと、制御態様に係わる訓練の訓練状況毎に1以上の模擬を有するエージェントと、シミュレータおよびエージェントを操作する駆動装置とを備え、エージェントは、駆動装置から受け取る被訓練者からの第1の要求および訓練に関する第2の要求の少なくとも一方に応じて模擬を実行することにより、第1の要求に対して応答を生成することおよび第2の要求に対して制御態様に係わる訓練状況を制御することの少なくとも一方を行い、駆動装置は、エージェントが実行する模擬により生成される応答を前記被訓練者へ回答することおよびエージェントが実行する模擬により制御される訓練状況をシミュレータへの操作出力とすることの少なくとも一方を行うものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、運行管理システムを含む業務システムに係わる訓練において、想定外の状況や被訓練者と他関係者との対話なども含め、現実の運用に近い訓練を実現することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施をするための形態における説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明を列車の運行管理システムに適用した場合を実施例とした訓練システムとそれに関連する構成を示すブロック図である。
図2は、訓練駆動システムを構成する機能およびテーブルの一例を示すブロック図である。
図3は、訓練駆動システムによる運行制御のデータフローの一例を示す図である。
図4は、制御路線計画ダイヤテーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図5は、制御路線在線状況テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図6は、乗入路線在線状況テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図7は、事故状況テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図8は、乗入路線発時刻予測テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図9は、事故予測テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図10は、検証シナリオテーブルのテーブル構成の一例の1番目を示す図である。
図11は、検証シナリオテーブルのテーブル構成の一例の2番目を示す図である。
図12は、検証シナリオテーブルのテーブル構成の一例の3番目を示す図である。
図13は、訓練シナリオテーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
図14は、列車の制御情報の構成の一例を示す図である。
図15は、対話ダイアログの構成の一例を示す図である。
図16は、イベント検証処理の処理フローの一例としてのフローチャートを示す図である。
図17は、訓練処理の処理フローの一例としてのフローチャートを示す図である。
図18は、制御処理の処理フローの一例としてのフローチャートを示す図である。
図19は、対話画面の一例を示す図である。
図20は、予測生成画面の一例を示す図である。
図21は、訓練状況画面の一例を示す図である。
図22は、訓練制御状況画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態として実施例について説明する。ここで、本発明に係る訓練システムを適用する業務システムとして、その対象を列車の運行管理システムとした場合を実施例としている。ただし、この実施例により本発明が限定されるものではなく、業務システムとして、列車の運行管理システム以外のシステムにも適用可能である。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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