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公開番号
2025140474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039903
出願日
2024-03-14
発明の名称
ケーソンの避難通路構造
出願人
オリエンタル白石株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
23/06 20060101AFI20250919BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】ケーソンショベルが停止して昇降路が塞がれた場合でも人員が脱出不能となることを防ぐことができるケーソンの避難通路構造を提供する。
【解決手段】ニューマチックケーソン工法におけるケーソン躯体の作業室内からケーソン用シャフトのボトムドア室のマンロックへ避難するケーソンの避難通路構造において、前記ケーソン用シャフトを、円筒状のマテリアルシャフトとその周りの断面ドーナツ状のマンシャフトが一体化したペアシャフト形式のシャフトとし、前記ケーソン躯体に、前記作業室から前記マンロックに通じる昇降路を複数設ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ニューマチックケーソン工法におけるケーソン躯体の作業室内からケーソン用シャフトのボトムドア室のマンロックへ避難するケーソンの避難通路構造であって、
前記ケーソン用シャフトは、円筒状のマテリアルシャフトとその周りの断面ドーナツ状のマンシャフトが一体化したペアシャフト形式のシャフトであり、
前記ケーソン躯体には、前記作業室から前記マンロックに通じる昇降路が複数設けられていること
を特徴とするケーソンの避難通路構造。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記複数の昇降路の開口は、前記マテリアルシャフトの軸芯を中心に回転対称となる位置に設けられていること
を特徴とする請求項1に記載のケーソンの避難通路構造。
【請求項3】
前記ケーソン用シャフトのボトムドア室と前記ケーソン躯体との間に介装される前記ケーソン用シャフトの最下段に位置するスペシャルシャフトが従来の2段分以上の高さとなっていること
を特徴とする請求項1又は2に記載のケーソンの避難通路構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーソンの避難通路構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ニューマチックケーソン工法では、圧縮空気を高圧作業室内に送り込み、高圧作業室内で掘削した土砂は、マテリアルシャフトを通じてアースバケット等の排土設備で外部へ排出することで排土作業を行っている。また、アースバケット通過時には、上下一対のドアラを開閉することで土砂搬出と気圧保持の両立を図っている。
【0003】
また、スリムケーソンと呼ばれるシャフト断面積が40m
2
未満の小口径ケーソンでも機械化掘削が可能な円筒状のマテリアルシャフトとその周りの断面ドーナツ状のマンシャフトが一体化したペアシャフト形式のケーソンも知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、材料用出入室システム及び人用出入室システムを横断面二重構造の筒体とし、該材料用出入室システム及び該人用出入室システムの艤装用シャフトを、横断面中央部にマテリアルシャフト及びマテリアルロックを配置し、その外周に同心状にマンシャフト及びマンロックを配置することで材料用・人用出入室一体構造とし、且つ、該材料用・人用出入室一体構造を設備容易とするために多分割可能な構造としたニューマチックケーソン工法における艤装設備が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0033]~[0065]、図面の図1~図4等参照)。
【0005】
特許文献1に記載の艤装設備は、横断面積の小さいケーソンの作業室内でも機械掘削を可能としている。しかし、特許文献1に記載の艤装設備は、図1等に示すように、狭い作業室内の天上面に設置された円形のレール上をケーソンショベルが移動して掘削する関係上、ケーソンショベルを直接操作する場合の人員が昇降するシャフト孔が、ケーソンショベルの故障で塞がれてしまい、脱出不能になり得るおそれがあるという問題があった。
【0006】
一方、特許文献2には、開閉体の横断面を略U字形とすると共に該開閉体の内周面の曲率を中空筒状体の開口部の横断面の曲率とほぼ等しくし、前記開閉体を全開した状態では前記開口部の横断面積内を前記開閉体が遮ることがないように構成した作業者の緊急避難を容易に行える中空筒状体の開閉構造を有したピアケーソンが開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0033]~[0051]、図面の図1,図2等参照)。
【0007】
また、特許文献3には、作業員の出入りと物資運搬共用の通路が設けられ、上下に継ぎ足し自在に構成される中空のシャフト本体と、該シャフト本体内壁に取り付けられる垂直梯子と、該垂直梯子の開放面側に設けられる折り畳み可能の背もたれと、を備え、掘削土砂等の物資通過範囲を制約することなく、垂直梯子の昇降を安全かつ迅速に行うことができるニューマチックケーソン用シャフトが開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0016]~[0053]、図面の図1~図3等参照)。
【0008】
しかし、特許文献2に記載の中空筒状体の開閉構造や特許文献3に記載のニューマチックケーソン用シャフトは、ケーソンの昇降施設に関する安全確保に関する発明ではあるものの、前述のケーソンショベルの故障で昇降用のシャフト孔(昇降路)が塞がれて脱出不能になり得るおそれがあるという問題を考慮しているものではなく、このような問題を解決できるものでは無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2005-282077号公報
特開2001-107369号公報
特開2001-241046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ケーソンショベルが停止して昇降路が塞がれた場合でも人員が脱出不能となることを防ぐことができるケーソンの避難通路構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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