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公開番号2025127551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024313
出願日2024-02-21
発明の名称作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E02F 9/22 20060101AFI20250826BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】振動抑制装置をより確実に動作させることが可能な作業機械を提供すること。
【解決手段】車体と、車体に動作可能に取り付けられた作業機と、作業機を動作させるための油圧シリンダである第2ブームシリンダ512と、振動抑制装置10とを備える作業機械1が提供される。振動抑制装置10は、油圧シリンダと作動油タンク11との間に接続された排出弁24と、油圧シリンダとアキュムレータ13との間に接続されたアキュムレータ制御弁25と、電源と排出弁24の上流側端子との導通状態と非導通状態とを切り替える第1接点部221と、アキュムレータ制御弁25の下流側端子とグランド20Gとの導通状態と非導通状態とを切り替える第2接点部222と、を有するリレー22と、コントローラ30とを備える。コントローラ30は、振動抑制装置10の電気回路における異常を検出した場合、リレーの第1接点部221及び第2接点部222を導通状態にせず、アキュムレータ制御弁25の上流側端子に電圧を印加しない。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、前記車体に動作可能に取り付けられた作業機と、前記作業機を動作させるための油圧シリンダと、振動抑制装置とを備える作業機械であって
振動抑制装置は、
前記油圧シリンダと作動油タンクとの間に接続された排出弁と、
前記油圧シリンダとアキュムレータとの間に接続されたアキュムレータ制御弁と、
電源と前記排出弁の上流側端子との導通状態と非導通状態とを切り替える第1接点部と、前記アキュムレータ制御弁の下流側端子とグランドとの導通状態と非導通状態とを切り替える第2接点部と、を有するリレーと、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記振動抑制装置の電気回路における異常を検出した場合、
前記リレーの前記第1接点部及び前記第2接点部を導通状態にせず、
前記アキュムレータ制御弁の上流側端子に電圧を印加しない、
作業機械。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記振動抑制装置の電気回路における異常を検出しておらず、かつ、振動抑制装置の有効条件が満たされたと判定した場合、
前記第1接点部及び前記第2接点部を導通状態にし、
前記アキュムレータ制御弁の上流側端子に電圧を印加する、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記コントローラは、
振動抑制装置の有効と無効とを切り替える操作を受け付けるスイッチからの信号を受信し、
前記スイッチから振動抑制装置を有効にすることを示す信号を受信し、かつ、作業機械の走行速度が閾値以上である場合、前記振動抑制装置の有効条件が満たされたと判定する、
請求項2に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
作業機を備えた作業機械においては、走行時に生じる振動を抑制する機能を有する。特許文献1には、車輪式建設機械の走行振動抑制油圧回路において、振動抑制装置(走行ダンパ)作動切換時のブームの落下を防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-078633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械では、振動抑制装置をより確実に動作させることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に従えば、車体と、車体に動作可能に取り付けられた作業機と、作業機を動作させるための油圧シリンダと、振動抑制装置とを備える作業機械が提供される。振動抑制装置は、油圧シリンダと作動油タンクとの間に接続された排出弁と、油圧シリンダとアキュムレータとの間に接続されたアキュムレータ制御弁と、電源と排出弁の上流側端子との導通状態と非導通状態とを切り替える第1接点部と、アキュムレータ制御弁の下流側端子とグランドとの導通状態と非導通状態とを切り替える第2接点部と、を有するリレーと、コントローラとを備える。コントローラは、振動抑制装置の電気回路における異常を検出した場合、リレーの第1接点部及び第2接点部を導通状態にせず、アキュムレータ制御弁の上流側端子に電圧を印加しない。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、振動抑制装置をより確実に動作させることが可能な作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る作業機械を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る振動抑制装置における油圧回路の概略図である。
図3は、実施形態に係る振動抑制装置の概略ブロック図である。
図4は、実施形態に係るコンピュータシステムの一例を示すブロック図である。
図5は、実施形態に係る作業機械のコントローラで行われる処理内容を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0009】
[作業機械]
図1は、実施形態に係る作業機械1を示す斜視図である。作業機械1は、車体2と、車体2に動作可能に取り付けられた作業機4とを備える。作業機械1は、例えば、油圧ショベル、ホイールローダ、フォークリフト、モータグレーダなどである。実施形態において、作業機械1は、油圧ショベルである。以下の説明において、作業機械1を適宜、油圧ショベル1、と称する。油圧ショベル1は、車体2と、作業機4と、作業機シリンダ5とを備える。
【0010】
車体2は、走行体2Aと、旋回体2Bとを含む。走行体2Aは、左右一対の前輪2Fと、左右一対の後輪2Rとを有する。前輪2F及び後輪2Rは、走行モータにより回転する。前輪2F及び後輪2Rの回転により、走行体2Aが走行する。旋回体2Bは、走行体2Aに旋回可能に支持される。旋回体2Bには、運転室2Cが設けられる。作業機4は、車体2に動作可能に取り付けられる。実施形態において、作業機4は、旋回体2Bに動作可能に取り付けられる。作業機4は、ブーム41と、アーム42と、バケット43とを含む。実施形態において、ブーム41は、第1ブーム411と、第2ブーム412とを含む。第1ブーム411は、第1ブームピンを介して、旋回体2Bに回動可能に連結されている。第2ブーム412は、第2ブームピンを介して、第1ブーム411に回動可能に連結されている。アーム42は、アームピンを介して、第2ブーム412に回動可能に連結されている。バケット43は、バケットピンを介して、アーム42に回動可能に連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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