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公開番号2025143764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043182
出願日2024-03-19
発明の名称柑橘風味飲料およびその製造方法
出願人アサヒ飲料株式会社
代理人個人
主分類A23L 2/00 20060101AFI20250925BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】柑橘風味飲料の甘味と酸味のバランスを良好にしつつ、柑橘風味の良さを向上できる技術を提供する。
【解決手段】本発明の柑橘風味飲料は、甘味度が8以下であって、イソ酪酸メチルを330ppb以上、7000ppb以下含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
甘味度が8以下であって、イソ酪酸メチルを330ppb以上、7000ppb以下含有する、柑橘風味飲料。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
炭酸ガスを含む、請求項1に記載の柑橘風味飲料。
【請求項3】
ガスボリュームが1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項4】
果汁の含有量が2.0質量%以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項5】
カプロン酸アリルをさらに含む、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項6】
カプロン酸アリルの含有量が30ppb以上である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項7】
ブリックスが20°以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項8】
クエン酸酸度が0g/100ml以上、0.50g/100ml以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項9】
透明である、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
【請求項10】
容器詰めされた、請求項1または2に記載の柑橘風味飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柑橘風味飲料およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、健康志向の高まり等により、無糖または低糖の市場が拡大している。しかしながら、無糖や低糖(低甘味)の飲料は、甘味が物足りなく感じられ、さらに甘味とのバランスから酸味が抑えられるため、果汁感が感じられにくくなる傾向がある。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2022-116132号公報)には、嗜好性、香味を向上する点から、フルーツ用香料組成物を飲料などに用いることが開示されている。例えば、イソ酪酸メチル等を他の香気成とともに含むアプリコット様のフルーツ香料組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-116132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、飲料の中でも、柑橘風味飲料は、甘味と酸味がバランスよく得られ、柑橘果実様の香味が感じられる飲料として広く親しまれている。
そこで、本発明者らは、低甘味の柑橘風味飲料における香味を向上すべく検討を行ったところ、甘味度が8以下の柑橘風味飲料において、所定量のイソ酪酸メチルを用いることで、甘味と酸味のバランスをより高水準で実現しつつ、柑橘風味の良さも向上できることを見出し、本発明を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の柑橘風味飲料およびその製造方法が提供される。
【0007】
[1] 甘味度が8以下であって、イソ酪酸メチルを330ppb以上、7000ppb以下含有する、柑橘風味飲料。
[2] 炭酸ガスを含む、[1]に記載の柑橘風味飲料。
[3] ガスボリュームが1.5ガスボリューム以上、5.5ガスボリューム以下である、[1]または[2]に記載の柑橘風味飲料。
[4] 果汁の含有量が2.0質量%以下である、[1]乃至[3]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[5] カプロン酸アリルをさらに含む、[1]乃至[4]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[6] カプロン酸アリルの含有量が30ppb以上である、[1]乃至[5]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[7] ブリックスが20°以下である、[1]乃至[6]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[8] クエン酸酸度が0g/100ml以上、0.50g/100ml以下である、[1]乃至[7]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[9] 透明である、[1]乃至[8]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[10] 容器詰めされた、[1]乃至[9]いずれか一つに記載の柑橘風味飲料。
[11] 甘味度が8以下となるように調製する工程と、イソ酪酸メチルの含有量が330ppb以上、7000ppb以下となるように調製する工程と、を順不同に含む、柑橘風味飲料の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、甘味と酸味のバランスを良好にしつつ、柑橘風味の良さを向上できる飲料に関する技術を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。なお、本明細書中、数値範囲の説明における「a~b」との表記は、特に断らない限り、a以上b以下のことを表す。
【0010】
本明細書において、飲料のpH、糖度、酸度等の物性は、炭酸ガスを含む場合は炭酸ガスが除去され、液温20℃としたときの物性を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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