TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025144103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043717
出願日2024-03-19
発明の名称ホットメルト組成物
出願人積水フーラー株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09J 153/02 20060101AFI20250925BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】接着性及び解離性に優れたホットメルト組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性エラストマー(A)、粘着付与樹脂(B)、及び、可塑剤(C)を含有するホットメルト組成物であって、
前記ホットメルト組成物は、温度50℃、周波数5.0Hz、ひずみ0.05%での損失正接が0.83以下である、
ことを特徴とするホットメルト組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性エラストマー(A)、粘着付与樹脂(B)、及び、可塑剤(C)を含有するホットメルト組成物であって、
前記ホットメルト組成物は、温度50℃、周波数5.0Hz、ひずみ0.05%での損失正接が0.83以下である、
ことを特徴とするホットメルト組成物。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記熱可塑性エラストマー(A)は、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物とのブロック共重合体を含む、請求項1に記載のホットメルト組成物。
【請求項3】
前記ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物とのブロック共重合体は、スチレン系ブロック共重合体を含み、前記スチレン系ブロック共重合体は、スチレン-ブタジエン-スチレン系ブロック共重合体、及び、スチレン-イソプレン-スチレン系ブロック共重合体からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項2に記載のホットメルト組成物。
【請求項4】
前記スチレン系ブロック共重合体は、スチレン含有率が35質量%以上であるスチレン系ブロック共重合体(A1)を含む、請求項3に記載のホットメルト組成物。
【請求項5】
前記スチレン系ブロック共重合体(A1)の含有量は、前記ホットメルト組成物を100質量%として、30質量%以下である、請求項4に記載のホットメルト組成物。
【請求項6】
前記可塑剤(C)は、脂肪酸(C1)を含む、請求項1に記載のホットメルト組成物。
【請求項7】
吸収性物品用である、請求項1に記載のホットメルト組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホットメルト組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生材料を含む吸収性物品が広く使用されている。
【0003】
吸収性物品には、ポリオレフィン系樹脂フィルム、不織布、ティッシュ、合成ゴム等の構成部材が用いられており、これらの構成部材をホットメルト組成物で接着することによって吸収性物品が組み立てられている。このため、ホットメルト組成物には、構成部材に対して優れた接着強度を示すことが要求される。
【0004】
吸収性物品の構成部材に対して優れた接着強度を示すホットメルト組成物として、例えば、特許文献1にホットメルト組成物が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/132625号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のホットメルト組成物も優れたホットメルト組成物であるが、易解体性については検討の余地がある。環境に配慮した製品が増えることが想定される中、吸収性物品にはリサイクル性を示すことが要求される。そのため、吸収性物品には、リサイクル時に容易に解体できることが要求され、ホットメルト組成物には、リサイクルに適した易解体性(解離性)を示すことが要求される。吸収性物品に関しては、上質なパルプ、SAP、不織布等に分別し、リサイクルされる取組みが省庁の推進により進められている。しかしながら、リサイクルする上で既存のホットメルト組成物では、接着強度が高く、吸収性物品を分解して部材を選別するのに過剰なエネルギー(電気、熱)や時間を費やしている。少子高齢化に伴い、使用済み吸収性物品の廃棄物も増加しており、処理が追いつかなくなることが問題となっている。
【0007】
従って、接着性及び解離性に優れたホットメルト組成物の開発が望まれている。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、接着性及び解離性に優れたホットメルト組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、熱可塑性エラストマー(A)、粘着付与樹脂(B)、及び、可塑剤(C)を含有するホットメルト組成物において、温度50℃、周波数5.0Hz、ひずみ0.05%での損失正接が0.83以下であるホットメルト組成物によれば上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、本発明は、下記のホットメルト組成物に関する。
1.熱可塑性エラストマー(A)、粘着付与樹脂(B)、及び、可塑剤(C)を含有するホットメルト組成物であって、
前記ホットメルト組成物は、温度50℃、周波数5.0Hz、ひずみ0.05%での損失正接が0.83以下である、
ことを特徴とするホットメルト組成物。
2.前記熱可塑性エラストマー(A)は、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物とのブロック共重合体を含む、項1に記載のホットメルト組成物。
3.前記ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエン化合物とのブロック共重合体は、スチレン系ブロック共重合体を含み、前記スチレン系ブロック共重合体は、スチレン-ブタジエン-スチレン系ブロック共重合体、及び、スチレン-イソプレン-スチレン系ブロック共重合体からなる群より選択される少なくとも1種を含む、項2に記載のホットメルト組成物。
4.前記スチレン系ブロック共重合体は、スチレン含有率が35質量%以上であるスチレン系ブロック共重合体(A1)を含む、項3に記載のホットメルト組成物。
5.前記スチレン系ブロック共重合体(A1)の含有量は、前記ホットメルト組成物を100質量%として、30質量%以下である、項4に記載のホットメルト組成物。
6.前記可塑剤(C)は、脂肪酸(C1)を含む、項1~5のいずれかに記載のホットメルト組成物。
7.吸収性物品用である、項1~6のいずれかに記載のホットメルト組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

積水フーラー株式会社
エポキシ樹脂組成物
今日
積水フーラー株式会社
エポキシ樹脂組成物
今日
積水フーラー株式会社
ホットメルト組成物
1日前
積水フーラー株式会社
ホットメルト組成物
1日前
積水フーラー株式会社
積層体及び間仕切り壁部材
8日前
積水フーラー株式会社
湿気硬化型ホットメルト接着剤
3日前
ベック株式会社
被覆材
3か月前
日本化薬株式会社
インク
7日前
ベック株式会社
水性被覆材
3か月前
ベック株式会社
水性被覆材
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
株式会社日本触媒
インクセット
16日前
日本化薬株式会社
インク組成物
7日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
3か月前
株式会社リコー
インクセット
3か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
3か月前
artience株式会社
印刷インキ
3か月前
シヤチハタ株式会社
油性インキ組成物
1か月前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
8日前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
東亞合成株式会社
硬化型接着剤組成物
3か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
大日精化工業株式会社
顔料分散液
25日前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
マクセル株式会社
粘着テープ
2か月前
株式会社フェクト
透明防錆塗料
3か月前
ハニー化成株式会社
防反射処理剤
3か月前
アイカ工業株式会社
ポリマー被覆粒子の製造方法
2か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
1か月前
東洋アルミニウム株式会社
複合顔料
7日前
株式会社呉竹
絵具
2か月前
ダイキン工業株式会社
耐油剤
1か月前
続きを見る