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公開番号
2025146647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024219565
出願日
2024-12-16
発明の名称
ポリエステル系樹脂とその製造方法および用途
出願人
大阪ガスケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
63/00 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高い屈折率を有し、かつ黄色味などの色味を低減できるポリエステル系樹脂を提供する。
【解決手段】特定の芳香族ジカルボン酸単位(A1)、特定のフルオレンジカルボン酸単位(A2)および特定の脂環族ジカルボン酸単位(A3)からなる群より選択された少なくとも一種を含むジカルボン酸単位(A)と、
下記式(4)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025146647000048.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">13</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">154</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、A
2
は炭素数が5以上のアルキレン基を示し、n2は1以上の整数を示す)
で表される長鎖脂肪族ジオール単位(B1)および特定のジオール単位を含むジオール単位(B)
とを組み合わせてポリエステル系樹脂を調製する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ジカルボン酸単位(A)とジオール単位(B)とを含むポリエステル系樹脂であって、
前記ジカルボン酸単位(A)が、下記式(1)
TIFF
2025146647000039.tif
31
154
(式中、
Z
1
はアレーン環を示し、
R
1
は置換基を示し、m1は0以上の整数を示す)
で表される芳香族ジカルボン酸単位(A1)、下記式(2)
TIFF
2025146647000040.tif
50
154
(式中、A
1a
およびA
1b
は独立してアルキレン基を示し、
R
2
は置換基を示し、m2は0~8の整数を示す)
で表されるフルオレンジカルボン酸単位(A2)および下記式(3)
TIFF
2025146647000041.tif
31
154
(式中、
Z
2
は脂肪族炭化水素環を示し、
R
3
は置換基を示し、m3は0以上の整数を示す)
で表される脂環族ジカルボン酸単位(A3)からなる群より選択された少なくとも一種のジカルボン酸単位を含み、
前記ジオール単位(B)が、下記式(4)
TIFF
2025146647000042.tif
14
154
(式中、A
2
は炭素数が5以上のアルキレン基を示し、n2は1以上の整数を示す)
で表される長鎖脂肪族ジオール単位(B1)と、
下記式(5)
TIFF
2025146647000043.tif
49
154
(式中、
Z
3a
およびZ
3b
は独立してアレーン環を示し、
A
3a
およびA
3b
は独立してアルキレン基を示し、n3aおよびn3bは独立して0以上の整数を示し、
R
4a
およびR
4b
は独立して置換基を示し、m4aおよびm4bは独立して0以上の整数を示し、
R
5
は置換基を示し、m5は0~8の整数を示す)
で表されるフルオレンジオール単位(B2)、下記式(6)
TIFF
2025146647000044.tif
28
154
(式中、
X
1
は直接結合または連結基を示し、
Z
4a
およびZ
4b
は独立してアレーン環を示し、
A
4a
およびA
4b
は独立してアルキレン基を示し、n4aおよびn4bは独立して0以上の整数を示し、
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記ジオール単位(B)が、下記式(8)
TIFF
2025146647000046.tif
13
154
(式中、A
6
は炭素数が4以下のアルキレン基を示し、n6は1以上の整数を示す)
で表される短鎖脂肪族ジオール単位(B5)をさらに含む請求項1記載のポリエステル系樹脂。
【請求項3】
前記式(4)において、A
2
が主鎖の炭素数が5以上のアルキレン基を示し、n2が1である請求項1または2記載のポリエステル系樹脂。
【請求項4】
前記ジカルボン酸単位(A)が、前記芳香族ジカルボン酸単位(A1)を含み、前記式(1)のZ
1
が縮合多環式アレーン環を示す請求項1または2記載のポリエステル系樹脂。
【請求項5】
前記ジオール単位(B)が、前記短鎖脂肪族ジオール単位(B5)を含み、
前記長鎖脂肪族ジオール単位(B1)と、前記フルオレンジオール単位(B2)、前記芳香族ジオール単位(B3)および前記脂環族ジオール単位(B4)の総量とのモル比が、前者(B1)/後者[(B2)+(B3)+(B4)]=70/30~5/95であり、
前記長鎖脂肪族ジオール単位(B1)と、前記短鎖脂肪族ジオール単位(B5)とのモル比が、前者(B1)/後者(B5)=50/50~3/97である請求項2記載のポリエステル系樹脂。
【請求項6】
色度b
*
の絶対値が2.4以下である請求項1、2または5記載のポリエステル系樹脂。
【請求項7】
前記ジカルボン酸単位(A)に対応するジカルボン酸成分(a)と、前記ジオール単位(B)に対応するジオール成分(b)とを重合して、請求項1、2または5記載のポリエステル系樹脂を製造する方法。
【請求項8】
請求項1、2または5記載のポリエステル系樹脂を含む成形体。
【請求項9】
光学部材である請求項8記載の成形体。
【請求項10】
導光体である請求項8記載の成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、特定のジオール単位と特定のジカルボン酸単位とを含むポリエステル系樹脂とその製造方法および用途に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂は、構成単位として芳香族単位を含むことにより、屈折率およびガラス転移温度が高く、高屈折率で耐熱性に優れた光学材料として利用されている。特に、近年、導光板や光ファイバーなどの導光体、AR(拡張現実)またはVR(仮想現実)用レンズなどの光学レンズの分野では、高い屈折率に加えて、色調や複屈折などの光学特性も要求される上に、機械的特性、耐熱性、成形性とのバランスを高度に充足させることも要求される。
【0003】
特開2003-306532号公報(特許文献1)には、グリコール成分を9,9-ビス-(4-ヒドロキシエトキシフェニル)-フルオレン成分及び炭素原子数2~4の脂肪族グリコール成分とし、前記9,9-ビス-(4-ヒドロキシエトキシフェニル)-フルオレン成分が全グリコール成分中の10~60モル%を占めると共に、改質ポリエステル樹脂が、実質的にゲルマニウム化合物を含まないポリエステル樹脂が開示されている。
【0004】
WO2015/163323号パンフレット(特許文献2)には、ジオール構成単位とジカルボン酸構成単位とを主として含み、前記ジオール構成単位中の10~84モル%がエチレングリコールに由来する構成単位であり、前記ジオール構成単位中の16~90モル%がネオペンチルグリコールに由来する構成単位であり、前記ジカルボン酸構成単位中の50~100モル%がナフタレンジカルボン酸に由来する単位であるポリエステル樹脂が開示されている。
【0005】
特開2006-335974号公報(特許文献3)には、ジカルボン酸化合物とジヒドロキシ化合物からなるポリエステル重合体において、ジカルボン酸化合物が主としてナフタレンジカルボン酸および/またはそのエステル形成性誘導体であり、ジヒドロキシ化合物が9,9-ビスフェニルフルオレン骨格を有する化合物を含み、d線のアッベ数が23以下でガラス転移温度が130℃以上であり、少なくとも1種類以上のリン酸化合物および/または亜リン酸化合物を含むポリエステル樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-306532号公報
WO2015/163323号パンフレット
特開2006-335974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、屈折率を向上させるために、芳香環を導入して嵩高い構造を形成すると、着色(黄変など)し易くなって色調は低下する傾向があるため、高い屈折率と黄色味などの色味の低減(高い無色透明性)とはトレードオフの関係にあり、両立が困難である。そのため、特許文献1~3のポリエステル樹脂でも、高い屈折率と色味の低減とは両立できていない。
【0008】
従って、本開示の目的は、高い屈折率を有し、かつ黄色味などの色味を低減できるポリエステル系樹脂ならびにその製造方法および用途を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、特定の芳香族ジカルボン酸単位(A1)、特定のフルオレンジカルボン酸単位(A2)および特定の脂環族ジカルボン酸単位(A3)からなる群より選択された少なくとも一種を含むジカルボン酸単位(A)と、特定の長鎖脂肪族ジオール単位(B1)および特定のフルオレンジオール単位(B2)を含むジオール単位(B)とを組み合わせることにより、高い屈折率を有し、かつ黄色味などの色味も低減できるポリエステル系樹脂を提供できることを見出し、本発明(または本開示)を完成した。
【0010】
すなわち、本開示には、以下の態様が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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